一般の人に取ってはどえりゃあ難儀なカルタでしょうなぁ。ほんでも、考えようによっては徳川家康は三河の出だで、江戸の住民のたいぎゃーは、1600年頃は名古屋弁を話しとったっちゅうことだわな。本来なら歴女たるもんは、通を名乗るなら名古屋弁を理解しないかんこったわな。
ってなことで、 「名古屋弁かるた」だがや!!この商品名古屋開府400年の最後を飾る商品として、地元テレビ局が制作し、11月1日に発売になりました。こんな内容の「かるた」です。


今までにも、「方言歌留多(なごやローカルタ) 名古屋言葉合せ」や「宗春かるた」なるものもありましたが、いまいちぱっとしませんでした。この「名古屋弁かるた」の特徴はかるたを一般募集によって公募したというところにあります。よって、名古屋人の知恵と現在も脈々と使われている生きた名古屋弁が収録されているということです。それを、東海地区では著名な名古屋弁アナウンサーの「蟹江敦子」さんが朗読してCDに収録しているというところです。つまりは生きた名古屋弁を生で聞くことが出来るということなんですな。更なる特徴の極めつけは、「金鯱フォント」なるものが使用された初めての商品ということなんです。これは「都市フォントプロジェクト」なる企画の一環で制作された新しいフォントです。現在日本の都市フォントは横浜と名古屋だけのようです。
こんなかるたが収録されています。
・えらゃーけど ケッタマシンで ちゃっと行こ
・きもいがね 去年の服が きっつきつ
・こわす金 あれせん財布は すっからかん
・なんでかしゃん 台湾ラーメン 名古屋発
・ちんちんの 最上級は ちんちこちん
・きもいがね 去年の服が きっつきつ
・こわす金 あれせん財布は すっからかん
・なんでかしゃん 台湾ラーメン 名古屋発
・ちんちんの 最上級は ちんちこちん
祖以後はちょっと卑猥な感じがしますが「ちんちん」は熱いという意味です。それの最上級の表現です。ようはめっちゃんこ熱いということです。ケッタマシンはチャリンコのことです。名古屋では単にケッタともいいます。ただし、厳密にいうとママチャリはケッタ、変速機付きがケッタマシンということになります。「ちゃっと」はチャットではありません。「すぐに」とか「急いで」という意味です。意味は「疲れているけれど、自転車で直ぐ行く」ということです。
こういう、生きた名古屋弁を体感できるかるたになっています。お正月の遊びに、ぜひ。この商品は名古屋駅の新幹線地下街「エスカ」の名古屋市公式アンテナショップ「なごみゃ」で販売されています。ちなみに「宗春かるた」の方も販売されていて、こちらもCDが付いていて落語家の三遊亭円上師匠が札を読み上げています。

名古屋市の広報のホームページは下記です。
そうそう、名古屋には名古屋弁を話す自動販売機もあります。

ご参考までに!
名古屋弁講座
http://homepage3.nifty.com/u-zi/nagoyatop.htm
名古屋弁辞典
http://www.nagoyanavi.jp/nagoyaben/nagoyaben3.htm