ゴンチチ/ライブ | geezenstacの森

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ゴンチチ/ライブ

曲目/
1.B-72 6:35
2.UPC 5:06
3.Accoustic eel 4:08
4.Waltz in Blue 3:38
5.風の国 4:05
6.枯葉 5:37
7.種明かし 5:32
8.NDD 5:59
9.黒い蟻の生活 2:36
10.Leave from the Airport 6:25
11.African Girl 5:03

演奏/ゴンチチ

録音/ 1995/12/28-30 シアター・コクーン、東京

エピックソニー  ESCB1747

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 癒し系ギターデュオのゴンチチが96年に発表したライブアルバムです。デビュー13年目で初めてのライヴアルバムで、95年末の東京はシアター・コクーンでの録音となっています。スタジオ録音では感じられない臨場感溢れる演奏で本当に癒されます。ゴンチチはやはりライブが一番ではないでしょうか。ここでは二人のデュオ・ギターにプラスしてバイオリン、ピアノ、アコーディオン、シンセサイザー、サックス、フルートからコーラスというゴンチチのライブではもっとも多様で大規模なサポート陣が特色です。6曲目の「枯れ葉」での ヴァイオリンの金子飛鳥とのからみも気分ピッタリで、ライヴのノリをたっぷり味わえます。この時は3日間連続でコンサートが開かれ、その中からのよりすぐりの楽曲が収録されています。アルバムとはまた一味違うアレンジで、新鮮な感じもします。

 ライブというとどこか音質的にいまいちの部分があるのですが、ここでの音は特筆物です。最初のB-726のギターの音の生々しさから惹きつけられてしまいます。是非ともしっかりとしたオーディオシステムで聴いてもらいたいものです。

 小生のゴンチチとの出会いはやはり、ライブでした。でも、当のゴンチチのライブではありません。ピアニストの「加古隆」のコンサートへ行ったらゲストでゴンチチが登場したのです。加古隆自身はあまりしゃべりが得意ではないので、ゴンチチが登場するとそのしゃべりに引き込まれてさながらゴンチチのミニコンサートのようになってしまったのを覚えています。それまで、NHK-FMの番組で軽妙な話しぶりは耳にしていましたが、ライブでも全くそのままでした。
 

 さて、そんなゴンチチの名前は知らなくても、その音楽はどこかで耳にしたことがあるはず。いわゆるヒーリングミュージックに入る無国籍音楽ですからいろんな番組でBGMとして使われています。そういう意味では、ソニーの「イマージュ」シリーズの常連というのも頷けます。このコンサートの模様はビデオでも発売されていましたが、そっちの方はとっくに廃盤になってしまっています。CDとは収録曲も違っているので是非とも復活して欲しいものです。でも、映像的にはハイビジョンじゃないから今となっては復活は難しいのかな?何せ、親会社はソニーだからブルーレイに耐えられる映像でないと商品価値が無いだろうからね。


 CDの収録曲は、ライブの中から、アルバムと違うアレンジか、アルバムに入っていないものをセレクトしているとのこと。 そういう意味では持っていて価値があろうというものです。吟味してセレクトされていますから全曲すばらしいですが、特に個人的なお気に入りは「種明かし」、「NDD」そして最後の「African Girl」です。大編成を生かした最高の演奏でパワフルなゴンチチサウンドが満喫出来ます。たぶん、その時の映像と思われるものが「You Tube」にありましたから貼付けておきます。曲はラストの「African Girl」です。