アニメ「のだめカンタービレ」第16回 | geezenstacの森

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アニメ「のだめカンタービレ」第16回

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 原作の2レッスン分をアニメでは1話とするパターンは続いています。この回は原作のレッスン36、37回分です。

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 新しいオーケストラの練習が始まります。野武士の黒木君は格調高いいぶし銀のモーツァルトを披露します。いい雰囲気でリハーサルは進みますが、千秋がモーツァルトを指揮することにのだめは違和感を覚え、ピンクのモーツァルトをイメージして笑ってしまいます。

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 千秋が来るなといったリハーサルに差し入れを持っていったのだめを千秋は責めます。ピアノのレッスンがあるはずだからですが、のだめはいつものように目を逸らしてしまいます。そこ絵、黒木君が現れのだめに一目惚れです。のだめは渡りに船と黒木君をオーケストラの人と知ると差し入れのおにぎりとみそ汁を渡します。大きな思い違いの第1歩を踏み出してしまいます。
 
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 練習の合間に清良が轢いたバッハのシャコンヌに峰はぞっこん。思わず弟子入りを懇願します。一方菊池君は相変わらずのドン・ファンぶり。そんなこんなで、和らいだ雰囲気で再会したリハーサルはいつの間にかピンクのモーツァルトを奏でているのでした。ドラマは菊池君の携帯のエピソードをカットしていましたが、ここではちゃんと描かれていて全体がピンクのモーツァルトになるイメージをきっちり表現しています。
 

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 のだめは進路のことをけっこう真剣に考えています。しかし、幼稚園の先生になるには音大で出はなれません。ここのところは妙にリアルに描かれています。そうなのか、音大出ても簡単には目指す道は開かれていないのかという現実を知ってしまいます。そんなところへ、のだめを探しまわっていたハリセンこと江藤先生が現れます。驚異の逃走劇が始まります。千秋は、谷岡先生から担当替えのことを聞いて不安を覚えますが、一方では自分がのだめにしていることと変わりがないことを知ります。

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 のだめの逃走劇は原作では何日も続いているのですがアニメではその辺のところが曖昧です。というのも、原作はちょっとは違う服装でのだめを描いているのですが、アニメでは全く同じ服装で通してしまっているからです。逃げ回り、黒木君との音楽の方向性に付いて話し合うところでは原作では花柄のワンピースを着ているのに、アニメはその前後のシーンは同じモスグリーンのワンピースで統一してしまっています。ちょっと手抜きですね。そのくせ、のだめを見失った江藤先生に千秋がのだめを懐柔するすべを伝授しるシーンでは千秋はジャケットを着ていなくて半袖のシャツを着ています。これは原作通りなんですね。こういう変更は意味不明です。

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 千秋の秘策を伝授されたハリセンは伝家の宝刀を捨ててのだめに歩み寄り、お互いの協定書を結びます。のだめの才能が開花する準備は整いました。