静電気除去「ゼロスタット」の活躍 | geezenstacの森

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静電気除去「ゼロスタット」の活躍


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 今でも、機会があればレコードを聴いています。5000枚以上あったライブラリーはかなり処分してしまいましたが、それでもまだ手元に1000枚ほど残っています。それを聴くのにこの「ゼロスタット」は欠かせません。購入したのは30年以上も前です。現在でも「ゼロスタット3」として、カラフルな色で販売されているようです。発売当時でも国内価格は1万円以上したと思いますが、現在でも同じくらいのようです。イギリス、ポンドの下落で相対的価格はかなり下がっています。当時は東志トレーディング(現在は東志となっています)というところが輸入していました。

 でも、高くて買えませんでした。そこで、ずっと我慢していたのですが、イギリス旅行の折りに現地で買うことにしました。前にも書いた、卒業旅行ですが半分はレコード買い漁り旅行でした。当時は、個人輸入が解禁されていたので小生もイギリスとアメリカには個人で口座を開いて現地のレコード店から直接輸入をしていました。そんな輸入先の店の一件で、店頭にアクセサリーとして「ゼロスタット」が並んでいました。記憶では4,000円以下で購入出来たと思います。その店ではレコードもけっこう買ったので一緒にパッキングを頼み、その足で郵便局へ行って船便で日本に送りました。

 以来30年以上愛用しています。レコードスプレーは潤滑剤やクリーニング成分がはいっていて経年変化で音質に悪影響があるとかでほとんど使用していません。クリーナーは埃取りにさっと使用していますがこれで充分です。「ゼロスタット」の耐用時間は1万時間といわれていましたが、いまは5万回という表記に変わっています。いずれにしても、ほぼ半永久的です。30年以上使用していてもへたらない訳です。

 一度、ほんとに効果があるのかと自分の手のひらに向かってピストルを弾きましたが、実際にイオンが出ていて、えらい痛い目に合いました。たしかに、ビニールの内袋にぴたっと張り付いているレコードがゼロスタットを使用すると簡単に袋から取り出せるようになります。

 CD全盛期の現在ですが、こと音に関してはアナログのサウンドは、何ともいい難い伸びと艶があり、未だに捨てる訳にはいきません。ましてや、レコードのジャケットにはCDでは味わえない美的センスが、ありそれだけで一つの芸術です。
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 そうそう、我が家には昔レコード店で貰った、廃盤レコードのレーベルで作ったコースターがあります。これで、紅茶でも飲みながらレコードの音に耳を傾けるひと時は、至福の時間です。