「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」 今日の一本 05/02 | geezenstacの森

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名探偵コナン劇場版「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」--ネタばれ注意!!


 子供との約束通り映画館へ足を運び名探偵コナンの最新作「探偵たちの鎮魂歌」を観ました。5月1日ということで映画サービスデーということもあり親子で1800円也でした。しかし、ゴールデンウィークまっただ中、平日といえども客は3割ぐらいの入り、しかも、このシネコンチエーンでは一番のヒット作ということですから他は推して知るべしでしょう。

 作品は何の予備知識も無く(TVの予告CMぐらいは目にしていました)観ました。映画のイントロはいつものコナンがなぜ小さくなったのかの説明シーンから始まりましたが、今回はそれに加えて「怪盗キッド」が紹介されていましたのでこれはちょいとリアリティにかけるのかなと感じました。

 物語はミラクルランドというテーマパークに近接したホテルの一室から始まります。この設定妙に違和感があります。小五郎とコナンだけが部屋に取り残されるのですが事件の依頼者にはこの時点でコナンが新一だと解っているのです。矛盾してますねえ・・・・

 タイトル通り名(迷)探偵が続々登場しますが、途中で現れる元祖高校生探偵「白馬探」というキャラクターなんか唐突に出てきていつの間にか消えてしまいます、毛利小五郎すら今回はちょい役でしかありません。ここらあたりは、10周年記念作品ということでオールスターオールスタ総出演という枠の中での弊害でしようね。

 もう一つ不可解なのは、依頼者とのやり取りが携帯電話でなされるのですが毛利、服部、白馬」と3人いるのに主体はいつしか服部平次の携帯しか使われないという不思議さ。ここら辺の交通整理に甘さが残るストーリー展開でした。

 一つ面白いのは、途中陰のように現れる女性の存在。依頼者が工藤と知っていることと謎の女の出現でスワ「黒の組織」も絡んでいるのかと思わせるあたりは冴えた演出でした。まあ、もともと、ベルモットだけ登場しても始まらないのですが・・・

 最後は、お約束のようにだめ押しの危機一髪のサービスがあります。でも、このジェットコースター「スーパー・スネーク」からのリストバンドの回収はちと無理な展開で、怪盗キッドがハンググライダーで高速で動くコースターから回収して、それを爆発させるのですから・・・・

 それにしても、今回はあまり、ストーリーには絡んできませんが「怪盗キッド」がキーポイントとして活躍します。そうは言ってもコナンとの直接対決はありませんし。今回は助ける役に徹するという怪盗らしからぬキャラクターとして描かれています。

 でも、こういうお子様をターゲットにした作品としては、大人まで謎解きに参加できるのですから並みの推理ドラマより遥かに面白いです。

 まあ、今回のストーリー、ヒントを出すとすれば「犯罪の陰に女あり」といったところでしょうか。

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