今日の一本 03/27 「ある愛の詩」 | geezenstacの森

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「ある愛の詩」

愛とは決して後悔とないこと

 

■原題: Love Story
■年代: 1970年
■時間: 100mins.
■配給: CIC
■スタッフ■
■監督:アーサー・ヒラー
■脚本:エリック・シーガル
■原作:エリック・シーガル
■製作:デビッド・ゴールデン/ハワード・G・ミンスキー
■音楽:フランシス・レイ
■キャスト■
ライアン・オニール/アリ・マッグロー/レイ・ミランド/ジョン・マーリー/キャサリン・バルフォー/ラッセル・ナイプ/トミー・リー・ジョーンズ/ウォーカー・ダニエルズ/スーディ・ボンド/ジュリー・ガーフィールド/ケヴィン・トプソン
 
イメージ 2
サントラジャケット
 
イメージ 1
DVDジャケット
 
 タイトルもそうですが純愛小説をそのままストレートに映画化した作品で70年代を代表する大人向けの作品で、双璧は子供心にわくわくときめいた「小さな恋のメロディ」でした。
 ニューヨークはセントラルパークのスケート場が印象的な作品でどういう訳かトリノオリンピックのアイススケートのイメージがダブってこの映画を最近DVDでゲットしました。
 「Love Means Never Having to Say You're Sorry」これが有名な「愛とは決して後悔しないこと」で当時は流行語にもなったのでした。アメリカ映画でよくありがちなおぼっちゃまという設定だけは見え見えでいただけませんでしたねぇ。それがなければ結構いい繊維っていた作品なんですけど。小生の中では「小さな恋のメロディ」のほうがポイント高かったです。
 例によってヒロインは白血病で病に倒れ死んでしまうのですがそういうところが世の女性には涙を誘う必須条件なのでしょうね。最近の韓国ドラマはすべからくこのパターンのような気がします。
 設定が設定だけに続編も作られたようですがはでにこけました。こちらのDVDは日本語音声がありますがTV公開バージョン分しか吹き替えがないのでシーンによっては字幕になるというとんでもないDVDです。

 

 

 
 さて、この映画は音楽をフランシス・レイが担当して映画共々主題歌は大ヒットしました。中でもアンディ・ウィリアムズの歌ったレコードはよく売れたようで確か日本語で歌ったバージョンもあったと記憶しています。日本語版の作詞は岩谷時子さんで
「海よりも 美しい愛があるのを 教えてくれたのはあなた・・・・・」
というよく理解できない訳でした。

 

 この映画ヒロインのジェニーがバロック音楽をこよなく愛するということでやたらクラシックのが使われていました。バッハのブランデンブルク協奏曲やモーツァルトのフルートソナタなどで映画の中ではチェンバロを弾いていました。そして、フランシス・レイの音楽もそれを意識してテーマの変奏にはチェンバロを使ったバージョンがありうまくストーリーに溶け込んでいました。
 写真2は最近のCDジャケットでようやくオリジナルになりました。LPで出ていたときは全く違うデザインでがっかりして輸入盤を買った記憶があります。ちゃんと「Love Means・・・・」ってジャケットに書いてあるんですよ。

 

 

  
 でも、音が良くないのは今も昔も同じです。それだけが残念。