新宿連合

美しく平和な国家の構築には犠牲が必要である。戦わずして平和はない。


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――ベストセラーとなった『日本会議の研究』(扶桑社/菅野完)には、日本会議を影で動かしている人物は(「生長の家」メンバーだった)安東巌氏であり、そうそうたるメンバーが安東氏の自宅でミーティングを行い、今も指示・差配をしている――という旨の記述があります。この真偽については、いかがですか。
 

村主 そうした事実はありません。特定の個人、特定の団体の意向によって、活動方針が決定されるようなことはありません。これについては、何度も日本会議は否定しています。
 

 日本会議の意思決定プロセスは、年1回、全国の都道府県の代表者約100名を集めた「全国理事会」で年度の運動方針を機関決定し、これを年4回開催する「常任理事会」(約40名)と毎月1回の「政策委員会」で、細部の政策を決定しています。
 

 このように日本会議は規約に則り、会議による機関決定で方針を決めており、特定の団体や特定の個人が運動の指示を出す余地はまったくあり得ません。
 

 前身の「日本を守る会」の発足から43年、「日本会議」設立から20年、多くの団体、個人がゆるやかに連携することで方針を決定し、国民運動は成り立っています。謀略や陰謀を企てるような秘密結社では、多くのみなさんの賛同や支持は得られませんよ。
 

――同書では、「一群の人々」によって日本の民主主義は殺されるだろう――とも予想しています。この「『一群の人々』が日本の政治を裏で自由に動かしている」という話については、どう思われますか。
 

村主 荒唐無稽な話です。国政を支配するなど目指していません。それに「民主主義を殺す」とは、何を指しているのでしょうか。
 

 私たちは、憲法で保障されている国民の「請願権」に基づいて、政府や国会に要望書や署名を提出していますが、その後の手続きのプロセスは政府や国会に委ねられており、それを支配することなどできません。
 

 日本会議が要望や請願を出したとしても、法令に基づき「○○審議会」などの大臣の諮問機関で議論し、審議会の答申に基づき、政策を各党の政務調査会で審議し、閣議決定を受けて国会に提出され、国会審議を経て、ようやく立法化に至ります。「日本会議の少数の人間が日本の政治を動かしている」という考えは、こうした政府、国会、政党で何重にも議論される国政の合意形成のプロセスを無視した暴論です。
 

 国会議員の290名が日本会議の国会議員懇談会に加盟しているといっても、それぞれの議員が数多くの国会議員連盟に加盟していますし、閣僚に就任すれば省庁の立場が優先されるのが当然でしょう。
 

――巷でささやかれる「日本会議は安倍政権の黒幕」「日本の政治を裏で牛耳っている」といった陰謀めいた話は、完全に否定するということですね。
 

村主 はい。日本会議は謀略や陰謀を考えて行動するような秘密結社ではありません。開かれた団体です。
 

――方向性はまったく違いますが、要望書を基に請願するという点は産業界の議員連盟に近いイメージを持ちました。次ですが、森友学園の問題に関して、前理事長の籠池泰典容疑者が「日本会議大阪の代表を務めていた」と報じられました。
 

村主 籠池夫妻は一時期、会員でしたが、大阪の代表に就いたことはありません。平成23(2011)年に、ご夫妻そろって退会するというご自身からの申し出を受け、退会手続きをとりました。その後は日本会議の会員ではありません。
 

 一連の報道は、森友学園の土地取得に日本会議がかかわった印象を与えようとする偏ったものです。学校建設について、日本会議が依頼を受けたり協力したりといった事実はまったくありません。

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