OVA ガッチャマン 第3話 その2 | 成田家の徒然なる日々 ~15th Season

成田家の徒然なる日々 ~15th Season

来訪される皆様に支えられて15年。昭和の特撮・アニメを取り上げていきます。

↑その1の続きです。

「如何にも。偉大なるギャラクターの大将。新たなる世界の支配者ベルク・カッツェだ」(カッツェ)

「おのれ」(アンダーソン)

「おっと。下手な考えは捨てる事だ。

私に手を出せばパドック指令官の命はない。

南部。お前が我々の下に放ったレッドインパルスの鼠共は悉く果てたわ。

いずれ科学忍者隊の小僧共も必ず探し出し息の根を止めてやる。

所詮お前達は全能なる我らギャラクターの前に跪くしかないのだ。

南部博士。あれが何かもうあなたには分かっているはずだ」(カッツェ)

「分からんね。教えてくれ給え」(南部)

「300万年前、偉大なるX様がこの地球に訪れた時より全ては始まったのだ。そして同時に我々を滅ぼさんとする者達との戦いもな。

今こそ雌雄を決する時だ。

分かるかね南部博士。今こそその時なのだ。

世界のあらゆる古文書に予言された大いなる破滅の時が今この地球に訪れようとしているのだ」(カッツェ)

「大いなる破滅?」(アンダーソン)

「あのリジェネレーション・システムは地球エネルギーの流れを支配する4つのエネルギーポイントに設置されている。

あのシステムが作動すれば地球上の全ての物理的な現象をコントロールする事ができるのだ。大気をコントロールし巨大な嵐や竜巻を巻き起こす事も。

海水の流れを変え津波を引き起こす事も。

大地を揺るがし大陸の形を変えてしまう程の大地震を起こす事すら可能なのだ」(カッツェ)

「しっ、信じられん。それではまるで神の仕業だな」(事務総長)

「んふふふふ。はっはっはっはっは。

お前達にも時間をやろう。

ギャラクターに降伏し我々の支配下に入るのであれば全ての人間に生き延びる機会を与える。

しかし24時間以内に降伏しなければシステムを始動させ地球規模の天変地異を起こす。

我々の計算によればそれを生き延びる事ができるのは全人口の4分の1であろう。

その証拠として今からタンジール・シティを塵と化してやる」(カッツェ)

「はっはっはっはっは。はっはっはっは。

見るがいい。今汝ら人類の歴史は終わりを告げたのだ。万物の霊長と自らを崇めたその愚かさを思い知るがいい。

そしてかつて火を恐れ逃げ惑っていた猿の如く我らを崇めよ。我らこそ真の地球の支配者。

汝ら人類の主である。汝らの持つ知識・権力は今や何の意味もない。

悉く全てのものが崩れ去るのを見守るがいい。

絶対なる支配が始まるその時を心して待つがよい。それを大人しく受け入れぬ者には天罰が下るであろう。この燃える街の如くになぁ。はっはっはっはっは」(カッツェ)

「我々は絶対に降伏しない。我々にはまだ希望がある」(南部)

「その希望とは?」(アンダーソン)

無限の可能性を持つ5人の若者達。科学忍者隊ガッチャマン」(南部)

「バードゴー」(健)

「ギャラクターの戦闘艦多数接近中。大部隊」(ジュン)

「ジョーの奴。この肝心な時に何処に行きよったんじゃ」(竜)

「まさか1人でギャラクターの基地に乗り込んじまったんじゃないだろうな」(甚平)

「今その事を話し合っている時間はない。俺達だけでジョーの分も戦うんだ」(健)

「ふふふふ。科学忍者隊の奴らめノコノコと出てきおったな。姿を現した時がお前達の最期だ。全艦ゴッドフェニックスに攻撃開始」(隊長)

「えぇい何をしている。敵は1機だぞ。

おのれ。全艦合体攻撃に移れ」(隊長)

「合体しおったぞ」(竜)

「よし、そろそろ作戦開始だ。ギャラクターめ、これ以上好きにはさせないぞ」(健)

「はは~科学忍者隊め。我がデビルスネークに恐れをなし逃げていくわ。

よし。全砲門一斉射撃」(隊長)

「うわぁ~」(全員)

「はっは、やったぞ。小型艇を出せ。海中を虱潰しにしろ」(隊長)

「ふふ~ん。カッツェ様はガッチャマンの完全なるがお望みだ」(隊長)

「な、何だ?」(隊員)

「隊長。ゴッドフェニックスを発見しました」(隊員)

「何?」(隊長)

「かなりのダメージを受けているらしく海底で静止していた所を包囲しております」(隊員)

「よし、止めを刺せ。全機魚雷発射」(隊長)

「はっはっは。見ろ科学忍者隊の最期だ」

(隊長)

「お喜び下さいカッツェ様。遂に憎きガッチャマンめらを始末しました」(隊長)

「よくやった。総裁もお喜びだ。

直ちにクロスカラコルムへ帰還せよ。後20時間でシステムが作動する。

逃げ遅れればお前達も命はないぞ」(カッツェ)

「はっ。小型艇の回収を急げ」(隊長)

 

↓その3へ続く。