第3話 ファイナルカウント0002
「アベニールシティ中央に…」(アナウンサー)
「こちらG2号。健、聞こえるか」(ジョー)
「何だジョー?
非常時以外の連絡は禁止されているはずだ」(健)
「何時まで待機してるつもりだ。このままじゃギャラクターが」(ジョー)
「レッドインパルスが作戦の第一段階を終了しない限り我々が動く事はできない。これ以上通信を続けると危険だ。切るぞ」(健)
「健? おい健? 健?」(ジョー)
「何故俺を狙った? ギャラクター」(ジョー)
「我々ギャラクターのサーチではやはり貴様は科学忍者隊らしいなぁ。この近くに忍者隊が使う特殊な信号が発信された。怪しい奴は皆〇しだ。
もう逃げられんぞ科学忍者隊。この周りは完全に包囲されている」(隊員)
「こちら0021。0304応答せよ。
0304応答せよ」(隊員)
「科学忍者隊は?」(隊員)
「逃げられちまった。仲間で生き残ったのは俺だけだ」(ジョー?)
「よし乗れ」(隊員)
「クロスカラコルムへ帰還するぞ。地球再生計画が始まればガッチャマンなど問題ではない」(隊員)
「これは一体何なのだ?」(パドック)
「国連の極秘ネットワークを通じてギャラクターが予告してきた場所に4つ設置されている」(事務総長)
「全てのセンサーは役に立ちません。あの巨大メカの内部がどのような構造になっているのか全く不明です」(南部)
「接近すればギャラクターの戦闘ロボットが攻撃してくる。一体何の為にあのようなものを」(パドック)
「ギャラクターの指定地域内にいた人々は全て難民と化して各国に分散しているが受け入れの限界は超えている。
世界規模の大パニック、無秩序状態に突入するまでにそう時間はかかるまい」(事務総長)
「我が軍の情報部からの報告によればホントワール同盟はこの数か月余りの間に我々以上の軍備を備えている。全面戦争となればギャラクターは核兵器を使用する恐れがあります」(アンダーソン)
「そうなっては地球が破滅する。我々は何と無力なのだ。こうしてただ座って眺めている事しかできん」(事務総長)
「国連事務総長。我々はただ座して眺めている訳ではありません。
今この時もギャラクターの基地本部を発見すべくレッドインパルスの諜報活動は続いています」(南部)
「無駄な事だ。
悪あがきは止め給え南部博士」(パドック)
「パドック司令官?」(事務総長)
「ふふふははははは。久し振りだな南部博士」(パドック?)
「お、お前は!?」(南部)
↓その2へ続く。