鷲 -3ページ目

私の読書の感想

エドは年に一度の国家錬金術師の査定をしに軍部に向かう。
アルは師匠から逃げようと兄についていこうとするが、捕まってしまう。
スカーは貧民街で 身体が回復するまで待機しているのだが、ダンベルで筋力トレーニングをしている。
そこに かつての師父が現れる。あの戦いから生き残っていたのだ。
師父はスカーのしていることを知っている。国家錬金術師を殺して回っていると。
復讐は新たな 復讐の芽を育てる。どちらかが 堪えねばならない。死んだ同胞のためにも。
この集落にはエドに痛い目にあわされた”ヨキ”という軍人がいた。彼は資産が無くなり
貧しそうな彼をこの街の人が迎え入れてあげた。
が 彼は根が腐っているのでそんな恩恵を無視し賞金首となっている
スカーの居場所をチンピラに教えていたのだ。テントの外に出るスカー。
師父の言葉に従わず そのチンピラを抹殺。彼の兄が悲しむだろうと 師父はいう。
どうやら 彼の家族は戦いの中で死亡したと思われる。右腕の錬成陣。もう 後戻りはできない。

アルは一人で建物の外にきていた。この建物に来るように 道端に紙切れが落ちていたのだ。
外には ハンマーを持った大男ロアと 女性マーテル 一人の男ドルチェットが待機していた。とりあえず 小さい方の男を殴り飛ばす。
力ずくで押し切ろうとするかと思いきや 建物の中に逃げるアル。ここは兄と良く遊んでいたので
地の利はある。
敵は彼を追うが ドルチェットの刀も鎧にはとおらず。
アルの長い腕に顔面を殴られるが アルの鎧の頭を外し 鎧の中にマーテルを侵入させる。
マーテルの腕が伸びて アルを内側から拘束する。そこにきたのは ”強欲”グリード。
ボスだ。左手にウロボロスの入れ墨がある。強欲な彼は女も地位も名誉もこの世の全ては欲しい。
アルの その魂だけを鎧に定着。永遠の命。グリードの顔の半分を消し飛ばすロア。
これで一回死亡。また再生して起き上がる。彼は人造人間ホムンクルス。
文献の中だけの存在かと思っていた。”ありえないなんて事はありえない” 人が造った人。
ここにいるメンバーは生物と合成された合成獣で、ロアは牛 マーテルは蛇 ドルチェットは犬。

イズミは夫のジウと一緒に アルのいる建物に来ていた。
アルの部屋にくるイズミ。ロア達を倒し 親玉を狙うがグリードの体が黒くなりその部分硬くなる。
彼の能力みたいだ。そのせいで自分の指を負傷したイズミ。グリードは人造人間の製造方法を教えるかわりに 魂の錬成方法を教えて貰うという取引。等価交換。
アルを残して帰っていくイズミ。
エドは査定を終えて また師匠の家に戻ったのだが、アレックスとブラッドレイに尾行されていた。
ジウとアレックスは筋肉による謎の友情が。イズミの話を聞いたブラッドレイの顔つきが変わる。
エドはさっそくグリードの下にむかい 取引を無視ししてアルをとり返そうとする。
グリードは硬化を全身にしないので エドは体術で一度彼を殺す。すぐに再生するグリード。
本気でエドと戦うことにするグリード。全身硬化して 自身のいう”ブ男”になる。
ロアはアルをかついで 移動しているが、見張り役からの通達 
ブラッドレイが部隊を引き連れてこの建物に侵入したという。大事になってしまった。
機械鎧も彼の表面の硬さでボロボロに、でもまだ動く。エドはグリードの腕を掴む。
何かを錬成したみたいだ。びっくりするグリード。彼と拳をぶつけるエド。
ロマは武器を捨てて本気で アレックスを倒そうする 頭に小さな角が生える。
が ドルチェットもロマもブラッドレイに倒される。
彼らがイシュヴァールの戦争に参加していたのを知っているのか。
軍によって合成獣にされたということは ブラッドレイの管轄内のこと。
この戦いは口止めなのかもしれない。グリードの腕が皮のはげた肉体のみとなった。
彼の体の硬さは体内にある炭素によるもの。硬さは鉛筆の芯からダイヤモンドまで。
その硬さをエドが調整すればいいだけのこと。どうやらエドとは相性が悪いみたいだ。
逃げるグリード。地下水路を歩く アルとその中にいるマーテルと合流する。
ブラッドレイが参加していることを聞かされる。背後に立っているのはブラッドレイ。
背中に4本の軍刀をつけて、両手には2本の軍刀を持っている。
グリードが硬化する前に 腕を斬りおとす。再生と硬化は一度に行うことはできない。
両方とも間に合わない。ブラッドレイの刀が彼の喉を貫く。左目の眼帯が外れる。
ブラッドレイがグリードみたいに最強の盾があるわけでもない 最強の矛があるわけでもないのに
戦場で功績を残して今の地位にいるのは ”最強の眼”があるから。
彼の左目にはウロボロスの入れ墨があった。彼はホムンクルスらしいが、確かに歳をとっている。
グリードはもう200年は生き続けているけど、歳をとるホムンクルス。

無人島にて謎の仮面男に襲われる二人。子供のパンチなんか効かない。
時間が経つと去っていく男。二人はまず食糧の調達をはかる。アルがウサギを持ってくるが、
殺すことはできずに結局 逃がしてしまう。すると そのウサギを狐が仕留め 子供に分け与えている。
魚を捕まえて 火をつけ食べようとしたらまたあの男が現れた。二人の魚を奪って去っていく。
毎夜 仮面男と戦闘する二人。食糧も調達できるようになってきた。それでも飢えている。
アルはもう限界で こんなコトになんの意味があるのかと叫ぶ。
もう動く気力もなく 横になっている二人。エドの頭の近くに蟻が死んだ蝉を運んでいるのがみえる。
その 近くに仮面の男が座っている。死にたくないという二人に焼いた魚を与える男。

敵 なのか?。その魚を涙を流しながら食べる。エドが死んでも世界は何事もなかったかのうように回る。
そして 死んだエドは肉体としていくつかの元素の合成物となる。バクテリアに分解され 植物の栄養になり その植物は草食動物の食糧になり 草食動物は肉食動物の食糧になる。
意識しない所で当たり前のように循環しているこの世界。エドもアルもそんな世界の中の一。
だけど その一が集まって全が存在する。その流れを知り分解して再構築するのが錬金術。
というのが答え。イズミは二人を弟子として受け入れる。仮面の男は肉屋で働く メイスン。
イズミの下で修業をし 顔つきも逞しくなって故郷に戻ってくる二人。師匠の話しをすると動きが止まる。
錬金術も小さいものから大きいものまで自由自在。
イズミには人を生き返らせようとしてはいけないと言われている。
世の中の流れに背くような真似をしてはいけない。その流れを受け入れて理解する。
彼女は錬成陣なしで構築する。それは彼女自身が構築式みたいなものだから。
真理に辿りつければできるようになると二人に教える。
そしてあの日。
小屋で錬成陣を描き 人間を構築する元素をいれた皿を中心に置く。そして二人は自分の血を一滴ほど垂らす。
リバウンドにより エドは真っ白な空間に飛ばされた。背中には大きな扉が浮いている。
そして 目の前には真っ白の人?みたいなのが。そいつは自分のことを”おまえ”だという。
世界 真理 神 宇宙 全 一 と呼ばれる存在。背後の扉から黒いウネウネした何かが出現する。
その何かには大きな瞳が一つあり クネクネとした手でエドを門の中に引きずり込む。

その中で”真理”をみたエド。また 白い空間に戻ってくる。背中の扉は真理だと理解する。
もう一度見せてくれとお願いするが白いヤツはダメだと。通行料が必要だと。等価交換だ。
真理を見た代償として料金としてエドの左脚を奪う。現実世界に戻ってきたエド。
錬成陣の中心には母親ではない真っ黒な物体がうごめいている。
こんなものを造るために弟を犠牲にしたのか。
エドは近くにあった鎧に血で印を書き また白い世界へ移動する。今度は右腕を差し出す。
マスタングはエルリック兄弟の下へやってきた。彼に国家錬金術師の話しをしにきたのだ。

小屋の中を覗くマスタング。一瞬で理解した。兄弟が何をやったのかを。
3人が会話するのを外で聞いているウィンリィとリザ。
リザは守るべき人のために銃の握ると。その人が目的を果たすまで迷うことなく引鉄をひく。
エドはピナコに機械鎧を身につけることを伝える。大人でも泣き叫ぶような手術。
3年のリハビリを1年で終わらせ 中央へ向かう。

国家錬金術師の試験を受け ブラッドレイの前で錬成陣なしの構築をやってのけ”鋼”の称号をもらう。
そして 後戻りできないことを心に刻むために自分の家を燃やす。
話し終えたエド。イズミは深刻な表情をしている。

彼女は亡くなったお腹の中の子供を生き返らせるために人体錬成を行った。
その代償に内臓を持っていかれた。ケジメとして破門される二人。
この中で最も真理に近いのは全身を持っていかれたアル。だが 記憶がないみたいだ。
二人は腕でウネウネした黒いヤツを表現するがいまいちわからない。
マスタングは中央で働くことになり フェリー曹長 ファルマン准尉 ブレダ少尉
ハボック少尉 リザ・ホークアイ中尉を中央に連れていく。








ウィンリィとエルリック兄弟は”機械鎧の聖地” ラッシュバレーにきていた。
街には機械鎧を装着している人達が多くいる。その中で機械鎧を使った腕相撲が開催されている。
椅子に座っているのは豪腕の機械鎧を身につけた大男。次々と自慢の鎧が粉々にされていく。
エドは机にしたで合掌し、相手の鎧を脆くするという方法。それで大男の鎧を破壊し賭け金を奪う。
エドの機械鎧が珍しいフォルムをしていると、人だかりができる。
その騒動で自分の銀時計が盗まれてしまう。これは国家錬金術師に贈られるもの。大事なもの。
盗んだのは両脚が機械鎧の女の子 パニーニャ。身軽な動きでエドたちから逃げる。
しかも 脚の機械鎧には刃物が装着されていたり、膝からはカルバリン砲も。
ようやく捕まえることができた。ウィンリィは彼女の鎧を造った人にあわせてほしいとお願いする。

その人物はこの街から離れた山奥にいた。厳格そうな頑固そうな男 ドミニク。
息子のリドルと妊娠しているリドルの妻 サテラと一緒に工房を経営している。
ウィンリィはさっそく彼に弟子にして下さいとお願いするが。拒否される。ドミニクは両脚を失った幼いパニーニャを担いで工房まで連れていき機械鎧を装着した。
その時の金額を他の人に聞いたらかなりの額で、どうにか返済しようと考えている。
ウィンリィは彼女にそれならスリなんかせずに地道に働いて返すようにと。エドならそういうと。
それで エドの銀時計壊れているのか。開かない。いじって中身をみるウィンリィ。目をこする。
中には大切な何かがあったのか。出産予定日時より早くにお腹が痛くなるサテラ。
遠くのお医者さんを連れてくるといって出ていくドミニク。外は雨でいつもの道を使えない。
遠回りするしかない。
ウィンリィは家で医学本を読んで育った。だから 彼女の出産は自分が立ち会うと。
エドたちは何もできず 外で祈ることしかできない。部屋が静まりかえる。
中に入るとサテラが元気な男の子を抱えていた。成功したのだ。生命の誕生。
人間が人間を創る。錬金術師が何百年もかけてもできないこと。女性はそれを280日でやってのける。
緊張して腰が抜けたウィンリィを背負うエド。彼女が銀時計の中身をみたといったとたん落とす。

無理矢理開けたのか!!。銀時計の中には英語で何か刻まれていた。
ドミニクは孫を見て表情が柔和に。爺バカだった。
ウィンリィをこの場に預けて二人は師匠のいる街 ダブリスにきていた。

肉屋から出てきたのはアレックスなみにゴツイ大男。彼は二人の師匠 イズミの夫。

師匠は女性で身体の調子が良くないみたいだ。しかし いきなり二人を蹴り飛ばすくらい強い。
が すぐに血を吐く。イズミに賢者の石について聞くが何もしらないと。
そういえば この前中央に行ったとき石に詳しい男と会った名は ホーエンハイム。
エドとアルの父親だ。生きていたのだ。母親の葬儀にもこなかったあの男が中央で何かをしていた。
修行の成果をみるイズミ。エドが錬成陣なしで錬成を行ったのを見て 表情が変わる。
”あれを見たのか? 見たんだろう?” あれ。エドは確かにアレをみた。
鎧の中にアルの肉体がないことも見抜いた。二人に何が起きたのか話せと。

エルリック兄弟は父親の錬金術の書物を読み漁り 
母親に褒められたいがために幼くして錬金術を会得していた。二人は母親が好きだった。
そんな時 母親が流行り病で亡くなった。父親は不在だった。
エドは錬金術の本に人造人間(ホムンクルス)というのがある。
人間を構成する肉体と魂と精神を合わせて生み出す。それで 母親を蘇らせてみようと。
その日から二人が学校の授業中も必要な知識を身につけていった。
どうして人体錬成が禁忌とされているのか二人は知らなかった。
ただ 自分達ができないから禁止しているだけだと。父親には頼らない。独学では限界があった。
イズミに出会ったのは、彼女が大雨の日に川の増水をせき止める土のうを錬成したのみた時。
たまたま観光できていた彼女に二人はすぐに弟子入りをせがんだ。
二人の目を見てイズミは無人島で一か月生き延びることができたら認めてやると。
無人島に二人を置いていく時に”一は全 全は一”という問題の答えをみつけろと。
夜 食糧もない。寝どころもない。物音がするアルは寝ている。

目の前に立っていたのは棍棒を持った仮面の男だった。”俺の島 そよ者 殺す!”

エンヴィーはスライサー兄弟の血印を刀でグサグサと刺す。
エドは彼にチビと言われ腹が立ち 歯向おうとするが右腕の機械鎧が動かなくなってしまう。
ウェンリィのミスによる故障。エルリック兄弟はラストたちに”生かされている”ということ。
チョッパーの揺さぶりで動きが鈍くなったアル。認めてしまえば楽になる。
ロスとブロッシュが駆けつける。すると 施設が突然 爆発し崩壊していく。
中にはエドがいる。煙の中からエンヴィーがエドを抱えてやってきた。エドを置いて去っていく。
チョッパーの姿もない。第五研究所の近くに建つ刑務所内では大きな音により囚人が興奮している。
そんな中 鼻歌を歌っている男がいた。爆弾狂の”キンブリー” 彼の掌には錬成陣が。
エドの病室。ロスは彼にビンタする。もう少し大人を頼ってほしいと。信用してほしいと。

この際 敬語を使わなくていいというエド。二人は子供に敬語を使うのがしんどかったらしい。
アルの姿がない。とりあえずウィンリィに電話する。怒られるのを覚悟していたが、
彼女は自分のミスをせいだと思っていて、やけに素直に接してくる。今から 中央に出張してくる。
マスタングはヒューズの嫁自慢 娘自慢を聞かされていた。彼は家族のことが好きらしい。
29歳 マスタング。仕事中に自慢話しをされて不機嫌だ。
ウィンリィが病室に着いた時 エドは包帯でグルグル巻きになっていた。
アレックスのあつい抱擁に身体が耐えれなかったのだ。さっそく機械鎧の修理を始めるが。
最近 アルの様子が変だ。病室にヒューズはきた。
泊まるところを確保していないウィンリィを無理矢理 家に連れていく。
今日は 娘のエリシアの3歳の誕生日なのだ。家の中には彼の親戚は多くいた。
何事も みんなで祝った方が楽しい。ウィンリィはエドたちのことを心配している。
あの若さで”人間兵器”と呼ばれている国家錬金術師になったエド。
眠ることも食事をとることもできなくなったアル。
今日 エドの機械鎧をみたらもう 傷がたくさんはいっていた。体も傷だらけで。
それでも 絶対何があったのか話すことはないし。
もし 私が本当の兄弟だったら怪我のことを話してくれたのかな。
男というものは言葉より行動で示すから、ウィンリィに話さないのも信用しているからで、

もし二人が弱音を吐くことがあれば その時はきっちり受け止めてやればいいというヒューズ。
エリシアもすっかりウィンリィに懐いている。こうみると 二人は姉妹みたいだ。
病室で苦手な牛乳が出てきたので不満をいっているエド。アルは飲まないと大きくなれないよと。
”いいよな アルは身体がでかくてさ”――――――――――。

アル 「ボクは好きでこんな身体になったんじゃない!!」 「本当に元の身体に戻れる保証は?」 「信じろって!!この空っぽの身体で何を信じろって言うんだ!!」 「錬成において人間は霊魂 精神 肉体の三つから成ると言うけど! 記憶も突き詰めればただの情報でしかない!!」 「ボクの魂と記憶は本当は全部でっちあげた偽物だったって事じゃないのかい?」
「アルフォンス・エルリックという人間が本当に存在したっていう証明はどうやって!?」
「皆でボクをだましているって事もあり得るじゃないか!!――――――」
机をたたくエド。”言いたい事はそれで全部か・・・・・” 悲しそうな顔でそういって病室から去っていく。
ウィンリィは二人の様子をみていた。スパナでアルを殴り すぐにエドを追いかけるようにいう。
エドが怖くていえなかったのは、”アルが自分のことを恨んでいるんじゃないか”ってこと。
あの日 機械鎧を始めて無くなった手足につなげる時。泣きながら 言った。
”自分の命を捨てる覚悟で偽物の弟を作るバカがどこの世界にいるのよ”
屋上にて急に アルを殴るエド。布を被せてアルを倒す。初めて喧嘩で勝った。
昔からアルに喧嘩で勝てなかったエド。二人で昔 競っていたことを思い出す。
この記憶が全て 嘘だというのかよ。もっともっと強くなって身体を元に戻す。
病室にいるメンバーにウロボロスの刺青をして二人のことと賢者の石の錬成陣をみせる。

情報が少ない。病室に入ってきたのは キング・ブラッドレイ大総統。
軍をの最高責任者がなぜここに来たのか。エドたちにそのことを他の者に口外するなと命令する。
軍内部の人間を全て敵だと思えといって去っていく。エドたちとウィンリィは中央をでる。
ヒューズは資料を読んでいて 何かに気付いた。すぐに少佐と大総統に連絡をとろうとするが。

部屋に現れたのはラストだった。忍ばせていたナイフを彼女の頭に刺しその隙に逃げる。
所内の通信を使わずに外にでてマスタングに連絡をとろうとする。
が 受話器を持っている彼の後ろにはロス少尉が。違う 彼女は左目の下にホクロがある。
エンヴィーだ。エンヴィーはホクロをつくってみせる。

そして ヒューズの反撃を阻止すべく彼の妻 グレイシアに変装する。
ヒューズがはいった棺桶は地面に埋められていく。
エリシアはどうして父親を埋めるのか理解できていない。
マスタング 「―――――――いかん 雨が降って来たな」
リザ 「雨なんて降って・・・・・・・・・・・・」
マスタング 「いや 雨だよ」 彼の復讐が始める。
ヒューズは何故 所内の通信を使わずに外に出たのか。アレックスを呼ぶ。
彼は何も伝えることはできないという。大尉の命令に従うことができないということは、
マスタング以上の圧力がかかっている。マルタングは上層部に喰らいつく。
スカーは貧民街で目を覚ます。ここには生き残ったイシュヴァールの民がいた。
皆 ひっそりと元気に暮らしている。スカーは自身の右腕を確認する。

その右腕は家族から貰ったもので、錬成陣は刻まれている。
生まれ故郷に到着した3人。出迎えてくれたのは老婆”ピナコ”と
エドとアルの幼馴染 ””ウィンリィ・ロックベル”。彼女が専属の整備士だ。

ウィンリィの両親は医者で、イシュヴァールの戦地に赴き死んだ。ピナコは彼女の祖母で
エルリック兄弟の父親の酒飲み仲間だった。その父親は二人の母親が死んだときも姿を現さず。
いま どこで何をしているのか。生きているのかもわからない。エドはそんな父親のことが大嫌いだ。
エドは国家資格をとった時に自分の家を焼き払った。二人に帰る家はないと心に刻み。
このウィンリィの家が二人の帰る場所になっている。そのことに感謝しているけど決して口にしないエド。
泣ける身体があるのに決して涙をみせない。アルの鎧の内側にはエドの血印がある。
その印を消されたら、アルの魂を繋ぎ留めることができなくなる。
用事は済んだので 早く中央の図書館にあるマルコの資料の下へいかなくてはならない。

翌朝 3人を見送ったウィンリィだが、機械鎧のパーツを一つ つけ忘れていたみたい。
中央についたエドだが、図書館は何者かによって焼かれていた。資料も全て焼却している。
地下水道を歩いている十字傷の男”スカー”。スカーの下に現れるグラトニー。

敵にとってスカーの存在は厄介らしい。資料が焼却されてしまったが、本を管理している
シェスカという女性は本の虫で、読んだ本の内容を一字一句間違うことなく憶えているという。
数日後 彼女はマルコの資料の複写を持ってきた。それも凄い量で、細かく暗号化されている。
暗号の解読に10日以上かかった。
途中 シェスカは人手が足りないといっているヒューズ中佐に軍法会議所に連れていかれる。
解けた 暗号を解いてしまった。マルコの資料に書かれていたのは賢者の石の材料。
それは生きた人間だった。
しかも一個 石を精製するのに複数人の人間が必要とされる。これを軍が行っていたとすれば。
二人の護衛をしている女性のロス少尉と男性 ブロッシュ軍曹。二人にはこのことを内緒にしてもらう。
マスタングはスカーとグラトニーの戦闘によって破壊された建物に来ていた。
スカーの上着が落ちている。それも出血がひどいみたいだ。部下に瓦礫の撤去を命令する。
そんな彼らをみているグラトニーとラスト。ラストは中央にいる”お父様”に報告にいくという。
エルリック兄弟は落ち込んでいた。ようやく掴めたと思ったら蹴落とされる。
ロス少尉たちは暑苦しいアレックスに責めれられ、秘密を明かしてしまう。
アレックスは鍵のかかった扉を破壊して中に侵入していくる。話しは聞いたぞと。
真実の奥の更なる真実。それは石を精製するのに生贄の確保。
”第五研究所”。その研究所の近くには刑務所があり、罪人を石の精製につかっていたとすると。
さっそく兄弟は夜 第五研究所に潜入する。アルは鎧が大きいので中には侵入することはできず。
エドは一人 小さな穴から侵入。ひらけた場所 床には錬成陣が描かれていて円の中央に置物がある。
外で待機していたアルはナンバー66という鎧を身に纏った男と戦っていた。

その男の名は”バリーザ・チョッパー”。肉きり包丁で人を殺して回っていた男だ。
鎧の中は空洞。アルと同じで魂を錬成して鎧に定着させている。
エドはナンバー48 ”スライサー”という殺人鬼と戦っているが、こちらも鎧。

内側に血印がある。アルはチョッパーの言葉に惑わされていた。
その鎧に定着させている魂は本当にアルフォンス・エルリックなのか?
エドによって人格も記憶も人工的に造られた物だったら?アルフォンスが存在していた証拠は?
魂なんて目にみえないものをどうやって信じるのか。チョッパーの証明は人を殺すこと。
昔みたいに人を殺すことで自分だと証明する。
エドの目の前にいるスライサーは兄弟の魂を鎧に定着させている。
血印がふたつあるのだ。エドは両の手を合わせたあと、右腕をスライサーの胴体にあてる。
スカーのやったように鎧を破壊する。出血がひどい。
賢者の石を精製 この場所を守れと命令した人物の名前を言おうとしたが、ラストの爪で貫かれる。

ラストとエンヴィーが目の前に現れた。