GTO-23 | 鷲

私の読書の感想

屋上のマイルームを破壊された鬼塚は龍二に借りているトラックの中で快適な生活を送っている。
いつも通り トラック内で自慰行為を行っている。扉が開く――――――――――。
そこにいたのは冬月と高森だった。エロ動画を観て股間に手を当てている鬼塚。
他の生徒も面白そうに眺めている。女生徒も同じく。高森失笑。冬月赤面。
雅は携帯を使って知り合ったオッサンと一緒にいた。これからホテルにて性行をするのだろうか。
藤吉のマークにより鬼塚と他の生徒がやってくる。雅の両親は”仮面夫婦”
鬼塚は”そんな親、俺が殴ってやろーか?”と。エアーガンを買い漁り、これより雅を誘拐する。
彼には作戦があるようだ。雅宅にて準備を整える。村井たちに強盗犯の格好をさせ。
雅を何故か亀甲縛りで拘束。この縛り方の意味を知りたいところ。
周囲は警察に包囲されている。逃げ場はない。これから雅を人質に偽愉快犯を演じるのだ。

ニュースで放送され、彼を知っている者達は大興奮。今度は何をやらかしているのだ!!
上空にはヘリが・・・・・・・・・・・・・・・。さすがにやり過ぎじゃね?と思う鬼塚。予想外だ。
二階 窓を開け雅に銃を突きつける教師 鬼塚。警察に囲まれている雅の両親。
父親が浮気していることを明かす。どうなんだ?と。本当に娘を愛しているのか?
娘を前にあなたが悪いのよとか夫婦喧嘩を始める両親。どっちもどっちだ。
雅は知っている。母親も出会い系サイトを使い男と肉体関係を持っていると。
そんな母親の隠していある無数の携帯を使いその男たちに実際に会ってみた雅。
彼らは自分の母親を”淋しいオバサン”だと言っていた。被害者ツラしていたのがバレバレだ。
お互い娘から目を背け、現状から目を背け もうそんなのみたくない。嘘ばかりの両親。
自分の首にナイフを突き立てる。

鬼塚は銃を父親に渡し 責任を持ってその銃で娘を殺し楽にしてあげろと。
父親は笑顔で自分のこめかみに銃口をむける。娘に”こんなヤツ”と呼ばれるのは仕方ない。
自分が現実から逃げていたからだ。不思議なものだ 家庭から逃げたいた自分だが 
娘の一言でこんなにも動揺している。雅が幼いころ この子の為なら命を投げ出しもかまわないと。
雅は思い出す 幼い頃 父親がトラックに轢かれそうになった自分を身を投げ出して守ってくれたこと。
人死んでもが残るというのなら、私は一生を見守って―――――――――――。
”ごめんなさい”といって父親を止めようとする雅。空砲。弾は無い。
作戦成功。雅は両親に抱きついている。鬼塚は機動隊に抑えられる。
黒髪に戻った雅。今日は皆に過去を話す。屋上のフェンスの向こう側に立つ雅。
過去を打ち明けたのち、自殺する。説得する生徒達。彼女の行いは仲間を裏切っているのだ。
全担任 扇先生。生徒と仲が良く親しかった。そんな彼に自宅に呼び出された。
性的な意味はない。ただ 自然と彼は雅を誘った。雅はその日から扇先生の部屋に行き来した。
性行為はない。ただ 面倒を見るような感じで 料理を作ってあげたりしていた。
雅は扇先生に恋愛感情を抱いていた。先生を独り占めしたくなった・・・・・・・・・・・・・・。
いつものように彼の部屋で料理を作りに向かったとき、”紹介したい人がいる”と彼はいった。
部屋にきたのは彼の婚約者だった――――――――――――。
突然の裏切り。どうして?と。なんで私じゃいけないのかと。
彼は初めから”そういった感情”は抱いてなかった。服を脱いで大人に近くなっている体を見せた。
彼は 雅にビンタした。 その部屋から逃げ出し 教室に扇が自分に性的ないたずらをしたと書いた。
黒板に自分が作った写真。服を破り 下着を覗かせている写真を貼った。

当時 同じクラスだった”砂クジラ”こと 拓海はその事実を知り 扇をバットで殴った。
職員室を荒らし 教師が信用できないことをクラスメイトにひろめ 教師虐めが始まった。
拓海が警察に捕まり 学苑を去ったあと、雅は本当のことを明かせないまま一人苦しんだ。
全て自分の嘘。クラスメイトは信じている。だから 自分の死をもって謝罪する。
鬼塚は雅の腕を持ち 屋上から突き落とそうとする。抵抗する雅。まだ死にたくないみたいだ。
拓海も学苑に駆け付ける。

鬼塚は扇に会ってきた。彼はあの事件のあと婚約者と別れた。
もし自分があの時 雅と付き合ってたら良かったんですかね?とかぬかすから200発ほど殴ってやった。
自分を真剣に愛していた雅のことをそういうから。雅に生きて皆に詫びろと。
自殺とか簡単な方法をとるのではなく、一生苦しんで詫び続けろ。
生徒達もどこか責任を教師におしつけていた気もすると。だから 雅だけのせいじゃないからと。

仲間なんだから甘えればいい。一人 空気を読まない男がいた。渋谷だ。
彼は今すぐ自殺しろと雅にいう。お前が自殺しないと教師がクソだと証明できない。

先生に犯された女生徒として死なないと計画が――――――――――――――――。
雅を庇おうとした鬼塚がお尻で彼女を屋上から突き落してしまう。
下には教頭のクレスタが停車している!!