GTO-22 | 鷲

私の読書の感想

女子トイレの中 菊池と常盤。
常盤は過去にイケメンだった男に告白され、その後 五人の男に輪姦された。
初めから”輪姦すること”を目的に交際をしていたらしい。それから格闘技を学び 男に負けない力を。
が また敗北してしまった。菊池の前に ナイフのついた棒で攻撃するが避けられてしまう。
鬼塚は残りの鬼畜たちを始末しようとしたが、繭が”本物の悪童たち”を連れてやってきた。

悪童?と呼べるのかというムキムキの男がいるわけだが。彼らに鬼畜たちを任せる。
常盤は菊池にナイフを渡す。性器を切除すれば、信用して一生愛して側にいてあげると。
鬼塚はそのナイフで自分の股間を刺す。血が噴き出ると 思いきや股間の中にはトマトジュースが。
知っている。男に傷つけられた常盤は誰よりも、男に恐怖心を抱いている。本当は守ってほしいのだと。
”恐ければ泣けばいい。誰かによりかかればいい。女の子なんだから。
そして よりかかる相手は常盤より強い男でなくてはならない。というわけで、その役を菊池に任せる。

菊池と常盤の頭を持ち 近づかせキスさせる。二人とも赤面。菊池は意外と・・・・・・・・・・・・。
大門に協力することを辞めるという常盤。
鬼塚は大門にいずれ”辞めないでください”と頭を下げさせてやると。
大門の背中の傷が疼く。それが関係しているのかも。
常盤は抜けたが”天使たち”はまだいる。渋谷も天使達の一員だった。
最近 友人が彼氏とかで付き合いが悪いと感じる杏子。廊下で吉川とぶつかる。
自分より背の低い彼。弱々しい彼。どうしてこの男を好きになったのだろう?
彼は鬼塚にゲームを運んでいたらしく、廊下に散らばったカセットを集め抱えて去っていく。
一本のカセットを持つ杏子。それを家でプレイするが、思いのほか怖いゲームだった。
電話が鳴る。”吉川”からだ。鼓動が速くなる。顔が熱くなる。
鬼塚が杏子が持ち去ったゲームをやりたいと駄々をこねているらしい。
待ち合わせの公園に向かう。化粧も香水もバッチシ。気合も入っている。
が その公園にはカップルが多く。視線が定まらない。見知らぬオッサンや青年にナンパされる。
しつこすぎて、話しかけてきた男を殴るが それが吉川で膝枕をして顔を冷やす。

元気になった吉川と一緒に近くの祭りに向かうことに。そこで 昔友人だった女と出会う。
その女はチャラそうな恋人を連れており、吉川とその男を見比べて悦に浸っている。
もし 吉川が自分より背が高かったら素直に”好き”と告白できたのかな?
屋台での吉川は頼もしく、輪投げも射的も上手で 欲しいモノをとってくれる。
いつのまにか自分の方が優秀な彼氏を持っているような感じになって―――――――。
過去の友人は彼氏の技量の低さにウンザリ。吉川と競うが完敗。
途中から吉川の邪魔をしはじめるが、最後まで一度も勝つことはできなかった。

平然とした顔で接する吉川は逞しくみえる。
屋台から離れた二人。手を繋いで階段を下りていく・・・・・・・・・・・・・・・・・。
だかが一段の差。5㎝の壁なんてそんなもの。背の高さなんか関係ない。
雅の話――――――。
また 雅は髪の毛を染め。格好も彷徨っている。家庭も崩壊。母親はもう耐えれないと言い 家具を破壊。
藤吉は雅を尾行している。いつか彼女がまた学校に戻ってくるかもしれない。
彼女を尾行している男にスタンガンをチラつかせ守る。
逃げた男は顔見知りで、名前は。どうやら 昔の担任だった男みたいだ。
そうして 今になって彼が雅のあとをつけるのか?それは雅の過去が関係している。
学苑は大門が支給した携帯に天使達が悪徳メールを流し 秘密を暴露される生徒が続出。
そして 渋谷を信用している藤吉らの情報から 雅の過去についてのメールが流される。
村井たちは雅の家にむかう。家の中は荒れていた。食器は床に散らばっている。
母親は逃走。父親はいつも通り出張とかいって浮気をしているのだろう。
生徒達はすぐに部屋の片づけを始める。冬月先生も皆と一緒にカレーを作ったり。

とても温かい。が自然と流れてくる雅。どうして 打ち明けれないのか?
藤吉には打ち明けた過去。どうして皆には言えないのか。
渋谷は部屋を片付けるフリをしながら、3年4組 壊滅計画を実行中。
教師がクソだと学苑中に知らしめてやる。そんな彼をみつめる菊池――――――――。