BLEACH-48 | 鷲

私の読書の感想

―――人は皆 猿のまがいもの 神は皆 人のまがいもの


愛染の所に戻ってきたギン。乱菊の霊圧が消えている。愛染は ギンは乱菊に対してがあると思っていた。ギンは 肌は冷やい 情はない 舌先で獲物捜して這い回って 気に入った奴をまる呑みにする。そういう生き方だと初めに会ったとき愛染にいった。止まっていた生徒達が逃げ出す。愛染はそれを始末し 町の外の見え易い場所に吊るしてから 王鍵の創生に執りかかる。
生徒に刃をむける愛染 ギンは自分が始末しますといい愛染の刀に触れる。
ギンは後ろに立っている愛染の胸を神殺鎗で貫く。ギンは愛染に鏡花水月の能力から逃れる方法を教えて貰っていた。それは発動前に刀に触れておくこと。それを聞き出すのに何十年もかかった。護廷十三隊の中で鏡花水月の餌食になっていないのは ギンのみ。他の連中が愛染を倒せる気でいるのをみてハラハラしていた。殺せるのは自分だけなのに。知っていた愛染は ギンを側においたのは自分をどういう方法で殺すのか興味があったのだ。だが失望した。愛染はまだ死んでなどいない。ギンの刀身が一欠片ほどなくなっている。その欠けた刀身を愛染の心臓に置いてきたという。ギンの斬魄刀はそんなに迅く延びないし そんなに長く延びない。ただ 伸縮するとき一瞬塵になる。刀の内側には細胞を溶かし崩す猛毒がある。それを愛染の中に置いてきたというのだ。

ギン 「死せ――――――――――――神殺鎗
    胸に孔があいて死ぬんや 本望ですやろ」
細胞が溶け 崩玉のまわりに孔があく。その隙に崩玉を奪い持ち去るギン。これで終わり。
しかし 愛染は生きていた。また体が進化し 崩玉を持っているギンの側へ瞬間移動する。

幼い時 ギンは愛染が崩玉の造るのを陰から見ていた。流魂街から死神の才のある者の魂を愛染は造った崩玉へと与えていたが 崩玉は満足しなかった。だから 自分が持っている崩玉と浦原の造った崩玉を融合させようとした。愛染の実験で乱菊は魂を削り取られていた。
ギンの片腕を斬り落とし 胸を貫く愛染。進化には恐怖が必要だ 滅び 消え失せてしまうという恐怖が。ギンのお蔭で愛染は死神の虚も超越した存在になった。ギンの側にくる乱菊。あの時
乱菊が倒れているのを見て 死神になり 愛染を倒し 乱菊が泣かんで済むようにする。
でも 叶わなかった。乱菊のとられたものとり返せなかった。
ギン (ああ やっぱり 謝っといて良かった)
気絶した一心を背負って空座町に戻ってきた一護。ギンは彼の強い目を見て任せていけると。

たつきは目の前に現れた一護を見て霊圧が微塵も感じことができない。愛染からは圧し潰されるような霊圧を感じるのに。愛染も同じで 一護から霊圧を感じとることができない。
一護は愛染に場所を移すようにいう。彼のその言葉はまるで愛染と戦える力を身につけたような言い方だ。愛染の顔を素手で掴み 離れた場所へ連れていく一護。一護は霊力を捨てて 身体能力に全てを注いだと解析する愛染。愛染が一護と刀を交えただけで地形が変わる。これが今の愛染の力なのだ。愛染の刀を素手で受け止める一護。まったく理解ができず一護から距離をとる。そして 虚も死神も超越した完全詠唱の破道の九十一”黒棺”で彼を殺そうとするが。これもまた素手で砕かれる。地形を変えたのは愛染の力ではない 一護の力だ。一護はあの時 愛染が自分に間合いの話をしたように。今 どうして 俺から距離をとったか問う。愛染の体が変化する。

もはや 愛染の面影はなく 身体3つの孔が空いていて 背中には瞳 口のついた羽がある。羽の口から放たれた攻撃により一護の片腕が使えなくなってしまう。進化した愛染の攻撃さえも片腕を失うことなく 受け止めることができる。愛染は一護の首を掴み持ち上げる。一護を倒すことによって死神と虚といった低劣な存在から完全に訣別する。
一護 「終りだ・・・・・・・・・・・? こんなもんかよ。
愛染の腕から逃れ 最後の月牙天衝へと。
一護はあの暗い海の中で天鎖斬月と戦っていた。彼はどうして一護を殺そうとしないのか 訊きだされたくなければ 黙っていればいい。身を隠せばいい。どうしてか 彼の剣からは悲しみが流れ込んでくる。 一護は自分の剣を捨て 天鎖斬月の剣を体で受け止める。思っていた通り痛みはない。涙を流す天鎖斬月 一護の護りたいものは自分の護りたいものではない。彼が護りたいものは”一護自身”なのだ。最後の月牙天衝を教え去っていく―――――――。
一護の髪が黒く長くなっていく。剣はない。

一護 「――――――――――――俺自身が月牙になることだ。
この姿になってもまったく霊圧を感じない。愛染は気付く 彼は私より更に上の次元にいるということに。
愛染 「馬鹿な!!そんな筈があるか!!人間如きがこの私を超えるなど!!
    そんな事が―――――――――――」
一護 「―――――――――――――――――――――――――”無月”」
この技を使えば一護は死神の力を全て失うことになる。
地に伏している愛染。一護の髪が元の色に戻り 彼の霊力が消えていく・・・・・・・・・・・・・・。
両膝をつく一護・・・・・・・・・。愛染が立ち上がる 彼の斬魄刀は折れている。これを崩玉が自分には剣は必要ないと下したのだと。突然 愛染の体からが放たれる。無数の小さな光、これを仕組んだのは浦原だった。浦原は二人の前に現れる。彼は愛染が油断している時に他の鬼道に乗せて撃ちこんでいた。愛染が崩玉と完全に融合したら倒すことはほぼ不可能と考え、彼を封印するために新しく開発した鬼道だ。

今 ようやくその意味をなしたのは 愛染の力が弱まっているから。
浦原 「崩玉はアナタを主とは認めないと言ってるんスよ」
愛染は彼を蔑如する、彼ほどの頭脳を持ちながら何故動かないのか。 何故 霊王などという者に従っていられるのか。浦原は霊王をと例える 霊王がいなければ尸魂界は分裂すると。
しかし それは敗者の理論だ。勝者とは常に 世界がどういうものかでは無く どう在るべきかについて語らなければならない。
愛染 「私は――――――――――――――――――――。」
何かを語ろうした愛染だったが、封印されてしまう。愛染は四十六室に転送された。
浦原は世界を救ったのにちっとも嬉しそうな顔をしていない一護を気にする。一護は正しいことをした。そんな顔をする必要はない。
一護はいう。愛染は本当に崩玉に拒絶されていたのか。親父が教えてくれた 崩玉は周りの心を具現化すると。もしかしたら 愛染は自ら望んで力を失ったのではないかと。そして 彼と対等な力を身につけ刀を交えた時 愛染の刀には”孤独”しかなかった。生まれた時から飛び抜けた能力を持っていた愛染は同じ目線に立ってくれる人を捜していたのではないか。そういった人がいないと諦めた時から ”ただの死神”になりたいと願ったのではないか。
一護の前に 織姫たちがくる。皆 無事虚園から帰ってきた。突然 からだに異変が起き その場に倒れてしまう一護―――――――――――。
愛染は四十六室から目と口を塞ぎ 牢獄地下最下層にて二万年 閉じ込められる。
総隊長も片腕がないが 元気だ。他の隊員たちはもう修行を始めている。
乱菊はギンの 形見一つ残さず消えていくところが嫌いだった。だけど もし形見を残していたら乱菊はそこから動けずにいた。きっとギンは乱菊のそういうところを見抜いていた。乱菊はギンのそういうところが好きだった。
自分の部屋で目を覚ました一護。1ヶ月経っていた。目の前には織姫 ルキア 雨竜 茶渡。
浦原からは話しは聞いている。一護が死神の力を失ったことも。
外に出る一護 霊の気配を感じることができない。普通の人間になっていく・・・・・・・・・・・・。
ルキアの姿が消えていく・・・・・・・・・・。

一護 「じゃあな ルキア――――――――――――――ありがとう。