ブラッディ・マンデイ-11 | 鷲

私の読書の感想

KはTHIRD-i が中性子爆弾の事に気付いたことを知り、
マヤにを誘拐し、脅威である藤丸を県外に行かせ何もするなという指示を出させる。

藤丸が特定したビルにむかうがそこには誰もいなかった。
ロシアは爆弾の位置を教えようとしない。ただ、”木曜日いっぱいまで時間をやる”とだけ。

藤丸は、マヤの指示通り自宅に戻り
南海と加納と音弥を遥に持たせたある携帯で妹の位置を確認させ突入させる。
敵のアジトは、潰れた遊園地だった。
その奥に彼らはいた。遥も無事である。
遥に指示をだし、トイレと言わせ皆から離れさせ同行した護衛を始末する。
が、を立ててしまい気付かれ銃撃戦。
加納が手榴弾を投げなんとか逃走する―――――――――。

藤丸は、Kの指示でファルコンを監視しているホーネットを捕まえることに成功。
すぐに彼のしてきた事を全世界に流出させ逮捕する。

ラーメン屋で暢気に夕食をとるミハエルとJ。
ミハエル 「本当に あの計画通りになっちゃうんでしょうか・・・・・・・・。」
J 「―――――――・・・・・・・・・どうだろうね。 少なくとも”あいつ”は本気なんじゃない?」

マヤもヤコブ カイン アベルに 自分が紫門を殺す為だけにKに雇われていたことを告げ
逃げていく―――。

藤丸はホーネットのパソコンの履歴から、真子とのやりとりをみた。

彼女が Kという真実を知りストレスで気を失ってしまい起きたら病室・・・・・・・・・・・。

宗方は
真子は15年前に生物科学の研究で提供した自分の卵子でできた子供だということを知る。
彼女が現れたのは1年前。自分の子供だといい木曜日に部屋に遊びに来ていた。
その時 真子は木曜日は”宗教の安息日”といっていたらしい。
普通 宗教の安息日は日曜日だ。
音弥はを調べ、Kが テロリストが 自分達と違う暦の中で生きていることに気付く。
クリスマスを1月7日としていたように。

そして ブラッディ・マンデイ 月曜日は明日 金曜日 正確には今日の0時だった。
だからロシアは木曜日いっぱい待つと言ったのだ。

藤丸はその事を伝えられ、自作の”エシュロン”でKの会話を読み取る。
すると ”東京タワー”という単語がでてきた。
そこに爆発物がある――――――――――。

真子は”ユダ”という仲間と一緒に東京タワーに来ていた。
この腐った世界。自分の起こす神の祝祭で再生され美しい世界になる・・・・・・・・・・。
が・・・・・・・・・・・。

ユダ 「あなたは子供だ――――――指導者の器ではない。」
といい銃口をむける。彼は別に多くの命を奪わなくても、をチラつかせて世界を変えればいい。
そういった。
真子とユダ。両方とも銃弾を受け死亡。
を流し倒れる真子に手を添える藤丸――――――――――――。

サーシャは 爆発物をとめる可能性に賭け、祖国の命令に背き捜索に協力する。
THIRD-i は爆発物を見つけすぐに処理しようとするが、ヘリに乗ったマヤに銃撃される。
時間がない。
藤丸の携帯が鳴る。
J 「知っているかな?―――――――――――――あの爆弾についている安全装置のこと。」
J はミハエルと二人でホテルの一室でくつろいでいる。
まだ東京から出ていないみたい。
パソコンで東京タワーの様子を見ている・・・・・・・・・・・・・・。
J (結果が出るよ 安斎 真子・・・・・・・・・・・キミが選んだ”物語”の――――――――。)

藤丸はJの言葉から活路を見出し、爆発を阻止することに成功。
中性子爆弾、いや 核爆弾というのは自国では絶対に爆発しないように衛星から操作されている。
だから、藤丸はハッキングして衛星に東京をロシアと錯覚させたのだ。
だから安全装置が作動して爆破しなかった。
ブラッディ・マンデイの阻止に成功。

その後――――――――――――――。

海岸で座っているJとミハエル。そこにヤコブ カイン アベルがくる・・・・・・・・・・・。
J は紫門が生み出した ”しがらみ” から解放され自由になること。
それが目的だった。
Kも死に 残った神の血は自分のみ。
そして ヤコブ達を呼んだ理由は、
紫門やKに心酔していた信者が対象を失ったときに、どう生きていくのかに興味があるから。
ヤコブはJに銃をむける。
J 「やめてよ。 僕は君たちの殉職ごっこに付き合うつもりはない。」
ヤコブは銃をおろし、Jの下で答えを探すと言う。”神の血”を受け継ぐJの下で。

行こうか 
とりあえず 今は 謳歌させてもらおうじゃないか 
――――――この平和を。


ブラッディ・マンデイ 全11巻
おしまい。