1960年8月5日、西アフリカのオートボルタはフランスから独立しました。
(のちにブルキナファソに改称)
《基本データ》
モシ人40%
イスラム教60%
識字率28.7%
人口およそ1,750万人
平均月収5,000円
人口過剰で周辺諸国への出稼ぎが盛んな国です。
日本のサッカー代表監督を務めたフィリップ・トルシエさんは
1997~1998年、ブルキナファソの監督を務め、アフリカネイションズカップ
第4位!「白い呪術師」と呼ばれていたそうです(笑)
内陸国で目立った資源のないブルキナファソの唯一の資源は「人」
ブルキナファソの人々はとても働き者で、残業・休日出勤を厭いません。
西アフリカの日本人とも呼ばれているようです。
そんなブルキナファソのイメージは「貧しい」「砂漠化」といった
ネガティブなものですが、人々はとても親切で元気!
関わる外国人は皆大好きになる国ブルキナファソ!
何もないけれど、たくさんの素敵なものがある素晴らしい国なのです!
しかしながら、多くの問題も抱えているのです。
《ブルキナファソの課題》
1.貧困
世界最貧国の一つと言われていますが、皆幸せになることを
けっして諦めてはいません!
2.砂漠化
サハラ砂漠の南に位置するブルキナファソは、気候変動や人口増加
の影響で「砂漠化」が進んできています。
3.高い乳幼児・妊婦の死亡率
日本では、5歳までに亡くなる乳幼児の割合は10万人に6人。
一方ブルキナファソでは、10万人に700人が亡くなってしまいます。
4.エイズやその他の感染症
ブルキナファソでは、マラリア・脳髄膜炎・呼吸器や腸への感染症
などが非常に多く、特に幼い子供たちが被害を受けています。
そしてHIV。アフリカ全体でみると、西アフリカの感染率は低い
方ですが、それでもブルキナファソは高い方です。
5.低い識字率・就学率
世界で下から4番目に低い28.7%の識字率です。
つまり、文字を読み書きできるのは国民の3人に1人もいないのです。
そして、小学校に入学できるのは3人に1人なのです。
《ブルキナファソの政変》
2014年10月、市民たちが激しい抗議デモをおこない、
27年間この国を支配してきたコンパオレ大統領が辞任に追い込まれました。
(コンパオレは汚職にまみれ国民の窮乏生活は改善されていませんでした)
その直後に軍が介入...
市民の勝利だったはずの革命はすぐに軍部に乗っ取られ、軍部内で
実権争いが繰り広げられています...
コンパオレは隣国コートジボアールへ逃亡!
(執念深く、政権復帰を狙っているのでしょう)
穏やかな国民性を持つブルキナファソの人々に
いつになったら安心な生活が訪れるのでしょうか...