客席10列目まで臭う酒豪プロレスラー「アンドレの屁」 | 海外(アジア)の豆知識 & ちょいとした話 〜 jintottyのブログ

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日本では平凡に「大巨人」と呼ばれていたフランス生まれのアンドレ・ザ・ジャイアントさんですが、北米では "The 8th Wonder of the World"(世界8番目の不思議)と、少し洒落た異名で称されておりました☺️

 

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【必殺技】

ジャイアント・プレス
一般的にいうところのボディ・プレスなのですが...
アンドレの巨体が全体重をかけて相手を押し潰す様は圧巻❗️
(相手への負担を和らげるため、膝をマットに付けてから押し潰すのが特徴)
 
 
ヒップドロップ
アンドレが放つそれは、充分過ぎる破壊力なのでありますっ✋
 
 
《ヒッププッシュ》
またもやお尻技ですが...
相手をコーナーに追い詰めたのち、勢いを付けてプッシュプッシュ プッシュ...
 
 
ハイアングル・ボディスラム
相手を高々と担ぎ上げ、勢いをつけてマットへ叩きつける...(想像してみてください) 高さ3mから、受け身を取れない状態で叩きつけられる...
 
 
エルボー・ドロップ
マットにぐうぐう寝ている相手に、倒れこむように肘を落とす。。。
(非常に危険ですっ笑)
 
 
カウンターキック
ジャイアント馬場の十六文キックに対抗して「十八文キック」...なんて呼ばれていました☺️
 
 
ネックハンギングツリー
相手の首を両手で捕らえ、腕力で持ち上げる&絞め上げる。。。
この餌食となった者には何ともトホホな技である✋
 
 
 
 
 
他にもまだまだありますがっ
 
極めつけは、トップロープとセカンドロープの間にアンドレ自身が故意に腕を絡め、「チャンス!」と思った対戦相手が突進してくると逆にカウンターキックを見舞わす、という、オチャメなトリッキー技(笑)

が最高でした✌️

 

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そんなアンドレを神様カール・ゴッチジャーマン・スープレックスで投げ切ったことがあります‼️ (猪木の師匠、恐るべしっ)

 

 

 

【エピソード】

レフェリーHの証言によりますと、アンドレはヒッププッシュの際、よくを放っていたそうで...その臭いは、リング外の、最前列10番目くらいの観客にまで届いていたという...

キラー・カーンによると、「スタン・ハンセンやハルク・ホーガンはアンドレにとても感謝している」とのこと...

キラー・カーン自身も「アンドレは相手のいいところを出させてあげて試合を盛り上げる一流中の一流」と評しています。

生涯独身を貫いたとされるアンドレですが、実は内縁の妻と娘が一人います...

カーリーヘアーのカツラで巨大感を演出していました(晩年は地毛のパーマヘアーで)

 

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アンドレは、弁護士に渡してあった遺書の中で「死後48時間以内の火葬」を希望していましたが...パリには彼の巨体に対応できるだけの施設がなく、アメリカへ移送されてしまいました...

車で800km移動する間に、缶ビールを118本飲み 到着後、更に20リットルのワインを飲み干したと...

 

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ホテルのバーでビール327本を空け、さすがのアンドレも気絶...

ハルク・ホーガンによれば「アンドレの誕生日にワイン1ダースをプレゼントしたら、2時間半で全部空けてしまった」という...

 

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アンドレさん (1946〜1993年) は1993年、父親の葬儀のため帰国していたフランスのホテルで、急性心不全で亡くなってしまいました (享年46)。長年にわたる過度の飲酒が原因だと言われています。

アメリカでは人気レスラーとして、日本 (新日本プロレス) では悪役レスラーとして活躍していたアンドレさん。ヒールのイメージを壊さないように、敢えてサインには応じず、無愛想を装っていたそうです。

 

一転、新日本プロレスから全日本プロレスに移った後はジャイアント馬場さんとタッグを組み、大人気レスラーに!

そんなアンドレさんは、その巨体ゆえ身体への負担が大きく、周囲からは偏見や好奇の目も多かったといいます。酒豪ではありましたが、とても優しかったアンドレさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。