タイタニック号の日
1912年4月14日、イギリスの大型客船タイタニック号が、北大西洋ニューファントランド沖で氷山に激突し、翌日未明に沈没しました。(犠牲者は、乗客乗員2,208人のうち1,513人...)
1997年に公開され、世界的大ヒットとなった映画『タイタニック』
レオナルド・ディカプリオ演じるジャックが、ケイト・ウィンスレット演じるローズの目の前で命を落とすシーンはあまりにも有名ですね!
沈没する船から極寒の海に放り出された二人...
ジャックは木板にローズを乗せ、自らは死を選び海に沈んでいきます。そんな二人の悲しい運命に、きっとあなたも涙したことでしょう。。。
ところがである✋
「涙ドロボー」
米国のTV番組が同シーンを再現したところ、なんと、ジャックは助かることができたという、、、
【ジャックは助かったのに?!】
映画では、船の破片らしき木の板に救命道具を着けたローズが乗る格好になり、ジャックは頭だけを海面から出して同じ木板に捕まるものの、低体温症により絶命します...
しかし、皆さんも(実はチラッと考えた方もいるかもしれませんが)
「あの木材、二人乗れるんじゃね?」と
TV番組『ディスカバリー・チャンネル』は映画のシーンを再現した結果、、、
ローズが救命ジャケットを脱いで木板の下に入れれば、大人2人を支えるだけの浮力が生まれていたらしいのです✌️
また
ジャックが63分以内に海から出ていれば低体温症による死亡を防げた
とも言われています...
「たら・れば」の話をしても仕方ないのですが
(記録によると)実際の救助隊は、45分間捜索を行っているので、ジャックが板に乗ってさえいれば「生還できた」ということになるみたいですね。
【 番組内でキャメロン監督は...】
「板はもっと小さくするべきだったかもしれないな。しかし論点はそこじゃない。脚本上死ぬことになっているジャックは、どうしても死なねばならない。どうすればジャックが助かったとかいう問題ではないんだ。とにかくジャックが死ぬ運命は変わらない」とコメントしております
【ジェームズ・キャメロン監督】
小さい頃から「科学おたく」だったというジェームズ・キャメロン監督は、「世の中がまるで僕の科学への情熱を反映しているかのようだった」と少年時代を述懐しています。人類は月へ行き、深海を探索し...そんな飽くなき好奇心いっぱいだった少年は、スキューバダイバーになることを決意!
しかし、(海から1,000kmほども離れた内陸地に住んでいた)ジェームズ少年は、YMCAで免許を取得した後、実際に本物の海を見たのは、2年後のことでした。それ以降の40年間で3,000時間の潜水時間(うち500時間は潜水艇の中)を過ごしてきた彼は、想像を絶するほどの豊かな命の世界を実感しています。
「自然のイマジネーションは、人間の貧弱なそれとは比較にならないぞ、ボーイ」✋
大いなる海に対する情熱は今でも変わらないほどに熱いジェームズですが、成人して選んだ職業は、映画制作!
当然、SF映画に取り組みます。
『ターミネーター』『エイリアン』『アビス』...
『アビス』では、海とダイビングへの愛が反映されましたが、ほとんど収入にはならず、かろうじてトントン...
次の作品『ターミネーター2』では、液体金属の男を創造して成功✌️
【『タイタニック』の制作秘話】
ジェームズ・キャメロン監督は、特殊効果やCGの限界を突破すべく、『アバター』を書きあげます。CGで作られたキャラクターが人間のように豊かな情感を持ち、主な登場人物はすべてCGで作るのです!
しかし限界は破れませんでした!
会社のスタッフに、「企画の実現はまだ無理だ」と言われたのです。。。
そこで、彼はこれを棚上げにし、大きな船が沈む映画を作ったのです✋
彼はこれを「船上でくり広げられる『ロミオとジュリエット』」として映画会社に売り込みました。しかし、彼の秘かな本音は、実物のタイタニックの残骸へ、自分で潜って到達したかったのです。この映画は、そのために作られたのです!
そして彼はロシアの潜水艇に搭乗し、深度4,000メートルの北大西洋で、のぞき窓から本物のタイタニックを見たのです!ジェームズの夢は実現したのです‼️
【実はタイタニック号は沈んでいない?】
タイタニック号って実は沈んでいないらしいんです!
...当時不景気で、会社が倒産しそうだったため、保険金目当てでわざと沈ませたそうです。しかもそれは、タイタニック号ではなくてオリンピック号。