実家に@に会いに行った次の日は、会社を休みにしていたので朝から部屋で
のんびりとしていた。 時々現宅で飼っている猫(名前は ぱんち アビシニアン)
の世話しながら昨日のことを思い出していた。
引き取った頃からのことが本当に走馬灯のように・・昨日のことのように思い出された。
肝臓の障害らしく病院の先生は「動くのがかなり大変だろう。」 と言ってた。
小さいころたくさん写真を撮っておけばよかった。
もっと可愛がってあげればよかった。
もっとおいしいもの(いいもの・・好みは何とも言えないが)食べさせてあげればよかった。
もっともっともっと、親代わりなんだから甘えさせてあげればよかった。
など、後悔が絶えなかった。
どんなに、世話してあげてもこんな事態になると後悔は尽きないと思う。
自分よりも後から生まれて、成長を見守り、自分より先に旅立っていく・・・・
これは、さすがに辛い! 私はかなり現実主義であり、人の生き死に対しては
老荘思想を貫いているつもりで、たとえ親が亡くなっても悲しいとかにはならない自信が
あった。(嫁に対しては違うと思うが・・) が、@(アット)に対してはそういう普段の思想
に反してすごく後悔ばかり湧いてきた。
そんな、もやもやな一日が過ぎようとしていた夜に、実家からの電話が。
@が今亡くなったとの連絡をされた。
夕方様子がおかしかったらしく、もうだめだと母親がずっと傍にいてあげたらしい。
父親が帰ってきて、弟がやっと帰ってきて抱っこしてあげたら、
そのまま亡くなったらしい・・・
家族が揃うまで頑張っていたのかもしれない。
弟が声をかけて抱っこしたら安心して旅立ったのかもしれない。
電話越しに、家族は泣いていた。 私は泣きそうになったが、そのまま泣かず
数日@のことばかり頭から離れなかった。
あの子の人生は幸せだったろうか?
天国へ行ったら今まで体が動けなかった分
小さいころのように、走り回っているだろうか?
あるいは
思いっきり昼寝しているだろうか?
などしばらくはずっと思っていた。
輪廻があるなら、また家に来て一緒に過ごしたいとも強く思った。 そして後悔した分
おもいっきり、優しくしてあげたいと・・・・
2008年10月17日 午後9時14分 @(アット)永眠
生年 1995年5月25日(推定)
性別 ♀
出身 福島県福島市大平寺
毛色 ロシアンブルー、シャルトリューに似たグレーで わずかにシッポが黒との縞あり
脇下、股間は白 肉球は黒 眼は金(だいたい)
もう7年も経つが、この時期は未だつらい。
おそらく私が死ぬまでずっとこの日は忘れないだろう。
写真としてはすべてネガでの管理で唯一これが額で飾ってある。
雑な複写になるが、今画像としてあげられる唯一の@の写真。