灰色の猫@(アット)はなくなる2年ほど前に肝臓(確かこの部位)癌になっていて一度手術していて
一時期げっそりになっていたことがあった。 でもその後回復して以前の姿に(すこし丸っこくなった)
戻っていて、ホッとしていた。
でも
突然実家からの余命告知を受け、急遽電話受けた次の日の午後に実家へ戻った。
なんか、今会っておかないと後悔しそうだった(すっごい強くそう思った)ので、かなりの強行軍だった。
@は家の二階で弟の部屋の布団に居た。 もうほとんど動けないらしくじっとして、何時もなら私の姿を
見ると逃げたり、距離をとって様子うかがいなどするところを、そのままの場所でじっと顔を動かせないの
か眼だけで私を追っている有様だった。 あまりしつこく触ったり話しかけたりするとストレスで寿命が
縮みそうな感じがして、名前を呼んで、かるく鼻を指でツンツンしてあげ、そっと頬ずりしてすぐに一階に戻
った。 もっと話したり触ったりしたかったが・・・・限界のように思えてそれくらいしかできなかった。
1時間くらい親と@の話をして、また@にあいさつして帰ろうと二階に上がったら、@は近くにあった炬燵
の布団の中に隠れていた。
親曰く、元気な姿を見せようと無理に移動したのかも・・・動けない状態なのにね~ だそうだ。
実際は、久々来た人間に調子悪いところに寄られたり話しかけられたり、鬱陶しかたのかもしれない。
帰り際に見た姿は本当にじっとして動けない・・・・というよりぐったりだった。
帰りは、途中長者原SAに寄りつつ帰宅したが、ついたときは夜10時くらいだったか・・かなろ遅かった。
念のため次の日は休みを取っておいたので、明日の心配はなかった。
その夜は、今猫を腹の上に乗せつつ、@の小さいころのことを夢に見た。