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統合失調症、第4のレトロウイルス*

                              
【抄録】
 五島地方の統合失調症など精神的疾患発生頻度は非常に高い。これは統合失調症の発症メカニズムを解明する上で注目すべき点と思えわれる。
 五島地方に統合失調症など精神的疾患が多発する理由を考えるに、第一に五島地方がATLV(adult T-cell leukemia virus)の蔓延している地方であることであることをまず考える。そしてレトロウイルスであるATLVは分裂している細胞にのみベクターとして遺伝子を挿入することができるとされている。幼少時、あるいは胎児期に感染を受ける可能性は考えられる。そして思春期に何かのTriggerを受け発症したものだと考えられる。
 ATLV、HIV(human immunodeficiency virus)、ALS(amyotrophic lateral sclerosis)、これらに焦点を絞り、五島地方に統合失調症など精神的疾患が多発する理由を考察した。 

【key words】ATLV(adult T-cell leukemia virus)、ALS(amyotrophic lateral sclerosis)、HIV(human immunodeficiency virus)、gotou insulae

【考察】      
 世界的に見てATLVはカリブ海沿岸と日本の南西地方およびニューギニア地方および米国の一部、カリブ諸島のほぼ全域、日本のアイヌ人、南アメリカ北部、そして特にアフリカに地域特異的な分布をしている8)。
 この分布についていろいろな説が出ているが未だ充分に説明のできる説は出ていない。
 日本には沖縄諸島、九州の宮崎・鹿児島・長崎の離島海岸、五島列島、四国の一部の海岸、隠岐、紀伊半島先端、東北の飛鳥、牡鹿半島、三陸海岸、そして北海道のアイヌ人というATLVの非常に濃厚に分布している地域、および地方がある。通常の日本人のATLVの感染率は0.5~1.2%であるのに対し、アイヌ人は45.2%,琉球人は33.9%という高率である8)。
 アイヌ人はその頃、黒潮に乗った人々が漂着した処に住んでいたと考えられている。昔、アイヌ人たちは温暖な九州地方にも住んでいたと考えられている。鹿児島県とも、長崎県の五島列島とも考えられている。
 アイヌ人にはコロボックル伝説というものがある11)。コロボックルとは船に乗って南の国からやって来た小さな人々という意味である。アイヌ人はこのコロボックルの人たちを可愛がった。アイヌ人は野蛮な民族ではなかった。野蛮でなかった故に体が大きいにも拘わらず大和朝廷を造った朝鮮から渡ってきた民族により北へ北へと追い遣られた。コロボックルは日本人と同じような肌の色、そして容貌をしていた。コロボックルはアイヌ人と同化していった。
 同じようなことが五島列島、沖縄、鹿児島などで起こった。ATLVを運んできたのは黒潮に乗って来たこのコロボックルだった。彼らは中央アメリカ、インカ帝国からやって来た。
 インカ帝国こそムー大陸だと考えられる。ムー大陸は一万二千年前に突然海底に沈んだという伝説があるが大陸が一夜のうちに沈んでしまうことは考え難い。
 日本の縄文時代の遺跡から出てくる土器と同じ模様の土器がその頃の中央アメリカの遺跡からも発見されているという10)。
 すでに縄文時代から中央アメリカと日本には往来があった。海流に乗ってインカの人たちはポリネシアやメラネシアの島々を経て日本まで来ていた10)。黒潮に乗ってやって来た人々は中央アメリカからやって来たと考えられる。
 しかし、ATLの保有率の高いのは中央アフリカ、中央アメリカ、そして日本だけであり、中国人も朝鮮人も含めてユーラシア大陸に住んでいる人々のATLの保有率は極めて低い。
 このATLの分布の濃厚な地帯を考えるとATLは黒潮に乗ってやってきた、と思われる。それも紀元前4300年以降に日本にやってきて先住民と同化したと思われる(これを仮説Aとする)。
 なお、日本人の起源として筆者は以下のように考える。
『古モンゴロイドがウルム氷期に中央アジアから東進して東北アジアに至り、その一部は日本列島に至った。これが日本の先住民である。』
 ATLV保有率の高い地域は中央アフリカ、中央アメリカ、そして日本のみであり、中国人・朝鮮人も含めてユーラシア大陸に住んでいる人々のATLV保有率は極めて低い。
 このATLV分布の濃厚な地帯を考えるとATLVは黒潮に乗ってやってきた、と考えられる。『鬼海アカホヤ噴火』を考えると、紀元前4300年以降に日本に漂流して来、先住民と同化したと考えられる。
 現在、HIVはアフリカ元発という考えが支配的だが、インカ帝国元発という仮説も成り立つ。アフリカにはHIVに非常によく似たウイルスをもったミドリアカゲザルというのが生息していてそのサルが持っていたウイルスが1960年ぐらいに突然変移してアフリカの人々の間に広まっていったと言われている12)。(1960年以前のアフリカ人の血液を多数調べたがHIVは全く検出されなかった。) また、 HIVがアフリカ(とくに中央アフリカ)、そして中央アメリカ(とくにハイチ諸島)におもに分布しているという----つまりATLVもまた中央アフリカと中央アメリカ(とくにハイチ諸島)に分布しているという偶然の一致ではないものがある。
 HIV(エイズウイルス)はアフリカ元発となっている。それがなぜ今まで広まらなかったのか? 
 HIVはその膨大な血液の検査によって1960年までは存在しなかったということになっている1)。ハイチ人は1960年よりずっと以前に中央アメリカにやって来た。
 日本の縄文時代の遺跡から出てくる土器と同じ模様の土器がその頃の中央アメリカの遺跡からも発見されている6)。
 すでに縄文時代から中央アメリカと日本には往来があった5)。海流に乗ってインカの人たちはポリネシアやメラネシアの島々を経て日本まで来ていた。
 黒潮に乗ってやって来た人々は中央アメリカからやって来たと思われる。
 自分が研究している統合失調症の好発地方が五島地方である。アイヌ人について調査は行っていないし、鹿児島県の南部の一部についても調査は行っていない。また四国やについても行っていない。 
 ここに一つの仮説がある。それを要約すると次のようになる。『もともと日本に住んでいた古モンゴロイドはウルム氷期に中央アジアから東進して東北アジアに至り、その一部は日本列島に至った。これが日本の先住民であり、この人たちはATLウイルスを保有していた。弥生時代、あるいは縄文時代の末期に新たにモンゴロイドが大陸から朝鮮半島を経てやって来た。そして日本の先住民を北や南や紀伊半島の先端などに追いやった。』
しかし、ATLの保有率の高いのは中央アフリカ、中央アメリカ、そして日本だけであり、中国人も朝鮮人も含めてユーラシア大陸に住んでいる人々のATLの保有率は極めて低い。
 このATLの分布の濃厚な地帯を考えるとATLは黒潮に乗ってやってきた、と思われる。それも紀元前4300年以降に日本にやってきて先住民と同化したと思われる(これを仮説Aとする)。しかし、もう一つ、仮説が考えられる。ATLはアイヌ人が持ってきたのではないか。そしてアイヌ人こそ黒潮に乗ってやって来たのではないのか、と(これを仮説Bとする)。アイヌ人は中国大陸からもまたシベリアを経てオホーツク海を経てやって来てもいいのである。
 縄文時代早期末、つまり今から6300年前頃、九州南方沖約30kmの海底火山である鬼海カルデラで起きた『鬼海アカホヤ噴火』で当時九州に住んでいた縄文人は全滅に近い打撃を受けたことは考古学の常識となっている。そして誰も居なくなった九州に本州から人々が移り住んで来たことが土器などの発掘によって明かにされている。----今、鬼海カルデラの一部は現在の竹島、硫黄島となっている。
 なぜ日本には沖縄諸島、九州の宮崎・鹿児島・長崎の離島海岸、五島列島、四国の一部の海岸、隠岐、紀伊半島先端、東北の飛鳥、牡鹿半島、三陸海岸、そして北海道のアイヌ人というATLの非常に濃厚に分布している地域、および地方があるのだろう。通常の日本人のATLの感染率は0.5~1.2%であるのに対し、アイヌ人は45.2%,琉球人は33.9%という高率である。     
 このATLの分布の濃厚な地帯を考えると自分にはATLは黒潮に乗ってやってきた、と思われる。それも紀元前4300年以降に日本にやってきてそこの先住民と同化したと思われる(これを仮説Aとする)。
 縄文時代早期末、つまり今から6300年前頃、九州南方沖約30kmの海底火山である鬼海カルデラで起きた『鬼海アカホヤ噴火』で当時九州に住んでいた縄文人は全滅に近い打撃を受けたことは考古学の常識となっている。そして誰も居なくなった九州に本州から人々が移り住んで来たことが土器などの発掘によって明かにされている。-----今、鬼海カルデラの一部は現在の竹島、硫黄島となっている。
 その後の疫学的調査によりATLの保有率の高いのは中央アフリカ、中央アメリカ、そして日本だけであり、中国人も朝鮮人も含めてユーラシア大陸に住んでいる人々のATLの保有率は極めて低いことが解った。
 アイヌ人にはコロボックル伝説というものがある。船に乗って南の国からやって来た小さな人々という意味である。アイヌ人はこのコロボックルの人たちを可愛がった。アイヌ人は野蛮な民族ではなかった。野蛮でなかったから体が大きかったにもかかわらず大和朝廷を造った朝鮮から渡ってきた民族に北へ北へと追い遣られた。コロボックルは日本人と同じような肌の色、そして容貌をしていた。コロボックルはアイヌ人と同化していった。
 同じようなことが五島列島、沖縄、鹿児島などで起こった。ATLを運んできたのは黒潮に乗って来たこのコロボックルだった。彼らは中央アメリカ、またはインカ帝国からやって来たと考えられる。
 インカ帝国こそムー大陸だと思われる。ムー大陸は一万二千年前に突然海底に沈んだという伝説がある。しかし大陸が一夜のうちに沈んでしまうことは考え難い。
 そしてATLに似た面白い分布をしているものとしてALS(amyotrophic lateral sclerosis)がある。
 ALSは原因不明で通常遺伝性を示さず発症は20~60歳代と広く、男子にやや多く罹患する。経過は常に進行性で3年以内に多くは死亡する。ときにより長い経過を示すものもある。左右非対称性の上肢または下肢の筋力低下と筋萎縮で始まり、近位筋より遠位筋が先に侵されるが、稀には近位筋より始まるものもある。典型的なものでは、上肢の手の筋の萎縮から始まる。また、構音障害、嚥下障害が見られる。舌は萎縮し、攣縮が見られる。顔面筋が傷害されることもある。また咬筋の萎縮で咀嚼が困難となる。
 ATLはカリブ海沿岸と日本の南西地方およびニューギニア地方が流行地域と考えられていた。しかし調査が進むうちそれだけでなく米国の一部、カリブ諸島のほぼ全域、日本のアイヌ人、南アメリカ北部、それに特にアフリカに地域特異的な分布をしていることが明らかになった。
 この分布についていろいろな説が出てい�驍ェ未だ充分に説明のできる説は出ていない。今、筆者の手元には日本に渡来したポルトガル商人が一緒に連れてきた黒人奴隷かサルを通して日本にHTLV1を持ち込んだという仮説の本がある。筆者は日本の南西地方とアイヌ人を結びつけるにはATLの分布は諸家の言うのとは違いもっと大昔(紀元前の可能性も高い)と考える。きっと紀元前に日本の南西諸島とアイヌ人との結び付きを説明できるものがあるに違いないと思われる。
 ATLだけでなくALS(amyotrophic lateral sclerosis )もATLに似た面白い分布をしている。 また、 AIDSがアフリカ(とくに中央アフリカ)、そして中央アメリカの特にハイチ諸島におもに分布しているというーつまりATLもまた中央アフリカや中央アメリカ(とくにハイチ諸島)に分布しているという偶然の一致ではないものがある。
 ALSとは原因不明で通常遺伝性を示さず発症は20~60歳代と広く、男子にやや多く罹患する。経過は常に進行性で3年以内に多くは死亡する。ときにより長い経過を示すものもある。左右非対称性の上肢または下肢の筋力低下と筋萎縮で始まり、近位筋より遠位筋が先に侵されるが、稀には近位筋より始まるものもある。典型的なものでは、上肢の手の筋の萎縮から始まる。また、構音障害、燕下障害が見られる。舌は萎縮し、攣縮が見られる。顔面筋が傷害されることもある。また咬筋の萎縮で咀嚼が困難となる。
 ALSは弧発性ALS、家族性ALS、guam島のALSと3つのタイプがある。一般的なのが弧発性ALSである。この3つは臨床症状こそ似てはいるが発症年令、臨床症状および臨床経過ともに少し異なる故、異なるものであろうと思われる。
 ALSは世界的に分布している。日本と欧米の20余都市での人口10万人当りの有病率は2~6であり、地域を問わず比較的一定した値が得られている。しかし、それが非常に濃く分布している地域がある。それが日本の紀伊半島(ここはATLの濃厚な分布地帯でもある)である。そしてguam島のchamorro族である。 紀伊半島でもとくに有病率の高い地域があり、三重県海山町(33.3)、南海町(9.8)、南勢町(152.7)、和歌山県古座川町(73.9)などがある。   
『紀伊半島は黒潮の流れ着くところである。黒潮に乗ってグアム諸島・ニューギニア地方またはカリブ海沿岸からやって来たと思われる。』
 現在、AIDSはアフリカ原発という考えが支配的である。アフリカにはAIDSウイルスに非常によく似たウイルスをもったミドリアカゲザルが生息している。そのサルが持っていたウイルスが1960年前後に突然変移してアフリカの人々の間に広まっていったと言われている。多数の1960年以前のアフリカ人の血液を調べてもAIDSウイルスは検出されなかった。そしてAIDSウイルスはATLウイルス保有者に非常に感染しやすい。AIDSウイルスとATLウイルスの分布が日本とアメリカを除いて一致しているのはこれ故と考えられる。つまりATLウイルスが太陽の黒点の変化か何かによって突然変異し、そしてアフリカや中央アメリカに広まったと考えてもいい。中央アメリカのなかでもハイチ人の間にAIDSはとくに広まっている。しかし、アフリカとハイチ人の間をどう結びつけたらいいのだろうか。
 アフリカとハイチ人の間を結び付けることはアフリカ西岸の人々が多数、海を越えてやって来た故と説明できる。AIDSウイルスはその膨大な血液の検査によって1960年までは存在しなかったということになっている。そしてハイチ人は1960年よりずっと以前に中央アメリカにやって来ている。
 日本の縄文時代の遺跡から出てくる土器と同じ模様の土器がその頃の中央アメリカの遺跡からも発見されている。そして中央アメリカに居住していたのは白人も居住していたがインディアンが多かった。
 すでに縄文時代から中央アメリカと日本には往来があった。海流に乗ってインカの人たちはポリネシアやメラネシアの島々を経て日本まで来ていた。
 ALSは日本、グアム、ニューギニアなど東経130°~150°の間に多発地帯がある。これはちょうどインカの人たちの往来を示唆している。         

【終わりに】
 少なくとも五島地方に於いてはATLVにより何らかの遺伝子が挿入されそのために統合失調症が多発している可能性は高いと考えられる。他の地方に於いてはATLVというベクターは存在するが挿入されるその遺伝子が存在していないものと考えられる。沖縄県は統合失調症など精神的疾患の発生頻度はほぼ全国平均である。そしてアイヌ人などの統合失調症など精神的疾患の発生頻度はまだ調べられていない。
 また第4のレトロウイルスの存在の可能性を筆者は考えている。その第4のレトロウイルスの存在の可能性は高いと考えられる。
 そして最後にスクレイピー(消えている。何故だ?) 
                  

【参照】
1)Bowles NE, Eisensmith Rc, Mohuiddin R, et al:A simple and efficient method for the concentration and purification of recombinant retrovirus for increased hepatocyte transduction in vivo. Hum Gene Ther 7: 1735-1742, 1996
2)古田武彦:古代通史、原書房、東京、p299; 1987
3)古田武彦:人麿の運命、原書房、東京、p281; 1989
4)古田武彦:古代史を揺るがす、原書房、東京、p387; 1992
5)古田武彦:古代史をひらく、原書房、東京、p343; 1994
6)古田武彦:海の古代史、原書房、東京、p283; 1996
7)橋口尚武:海を渡った縄文人、小学館、東京、p346; 1999
8)kohlstaedt,L.A.et al:Crystal structure at 3.5 A resolution of HIV-1 reverse transcriptase complexed with an inhibitor.Science, 256(26):1783-1790、1992
9)Kotani H, Newton PB 3rd, Zhang S, et al.: Improved methods of retroviral vector transduction and production for gene therapy.Hum Gene Ther 5:19-28、1994
10)Levy,J.A:Pathogenesis of human immuno-deficiency virus infection.Microbiological Reviews 57(1):183-289、1993
11)Yoshimatsu T, Tamura M, Kuriyama S, et al:Improvement of retroviral packaging cell lines by introducing the polyomavirus early region(9).Hum Gene Ther:161-172、1998
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Reserch of Gotou insula:Zone of multiple occurence psychosis.


http://homepage2.nifty.com/mmm23232/2975.html
 鬱状態あるいは慢性疲労症候群と診断されてきた単純ヘルペス感染症の1例
                                   

 半年以上も前より激しい全身倦怠感などに悩まされ鬱状態あるいは慢性疲労症候群と診断されてきた単純ヘルペス2型感染症の1男性例を提示する。
 平成11年3月、直径8mm ほどの水疱が体全体にできたが痛みも痒みもなく、また発熱などもなく、病院へも行かず、クスリも使用せず、2カ月ほどで自然と消退した。
 平成11年5月、週末には毎週のように帰っていた180kmほど離れたところにあり、いつもクルマで3時間半ほどで帰っている実家にいつものようにクルマを運転して帰っていたところ、50kmほど運転したところでどうしようもない倦怠感に襲われ、このままクルマを運転して実家まで帰ることは不可能と判断し、クルマを空き地に停め、30分ほど仮眠を取った後、アパートまで戻る。そして同じことが次の週末にも起こる。
 年齢は37歳。未だ独身である。元々、頑健であり、仕事熱心でもあり、また宗教活動も盛んに行っており、一日4時間に満たない睡眠を長年続けてきたほどであった。それが一日10時間近くの睡眠でも全身倦怠感のため朝起きることができず、休みの日は一日中、寝ている状態となった。
 発熱は僅かしか見られず(以前の平熱より0、5度高いのみであった)、炎症反応も僅かに上昇しているのみであった。軽い咽頭炎も続いていた。そのため、風邪が半年以上長引いているのではないかと会社の上司・同僚(ある同僚は『燃え尽き症候群』と言っていた)から言われ、またある上司はこれはストレスから来ているのではないかと配置転換も考えてくれたが患者自身ストレスは感じておらず、配置転換を断る。また心療内科受診を強く勧められることも何回もあったが患者自身やはりストレスは感じておらず、受診せず。患者自身、インターネットや医学の本を読んだりして、慢性疲労症候群ではないかと考えていた。『走って治す。玄米自然食で治す。』と患者自身が10年来行ってきた玄米自然食と2日に1度ほどの深夜の1時間近くにわたるジョギングを続けたが、ジョギングは強い疲労感のため欠かしがちであり、また以前軽く40分で走っていたコースを1時間近くで走るのがやっととなっていた。やがてジョギングを中止する。近所の小規模の医院を2カ所受診し、血液検査などを行ったが、原因は分からず、結局2つの医院でも同じく『喉頭炎および軽い鬱状態』の診断のみであった。
 ほとんど毎日のような遅刻が1カ月以上前より続き、また1週間ほど前より暑くもないのに寝汗を朝シャワーを浴びなければならないほど多量に掴くことに気付き、またその寝汗が一日一日強くなっていることに気付き、平成11年12月、筆者の元を受診。鬱傾向は認められず。この患者はある宗教の熱心な信者であり、その強い信仰心が、本来なら鬱状態に陥るはずの厳しい状況に於いても鬱状態に陥らなかったものと思われる。

【検査結果】
(平成11年12月18日採血分)
 単純ヘルペス1型の抗体価512倍[NT法](再検済み)。単純ヘルペス2型、水痘・帯状ヘルペス、トキコプラズマ、マイコプラズマ、HTLV-1、HlV、アデノウイルス、以上検査した範囲内のすべての抗体価陰性。また腫瘍マーカーも検査した範囲内は(CEA、SCC、PA 、A FP、SLX)すべて正常範囲内。

【考察】
 この患者はある宗教の熱心な信者であり、それを心の支えに生きてきた。その宗教への没頭の故、鬱傾向は見られないものと判断した。
 この症例から慢性疲労症候群および慢性疲労症候群類似症状、また鬱状態に対して、少なくとも単純ヘルペスの抗体価などの検査の必要性がある、と推測する。
 またこれは確かに特殊例と思われるが、不安障害、気分障害、分裂症などに単純ヘルペスウイルスによる可能性を考慮し、その抗体価などの測定が必要と信じる。

http://homepage2.nifty.com/mmm23232/2975.html
   精神疾患多発地帯:五島地方の研究

  
【抄録】
 日本の最西端、長崎県に属する五島列島および五島灘に面する長崎西端の島々は、統合失調症など精神疾患の多発地帯である。それは筆者の経験上、全国平均の10倍に及ぶと推定される。それが何故なのか、島という閉ざされた特殊な世界であるからという意見も有る。しかし日本全国の島々が精神疾患の多発地帯であるという報告は未だ無い。また彼らは出身地、すなわち彼ら自身、または彼らの親、または彼らの祖父母、または彼らの曾祖父母など彼らの先祖の生まれた処が五島であるというのみであり、五島で生活している訳ではない。
 五島列島および五島灘に面する長崎西端の島々には統合失調症など精神的疾患を好発させる遺伝子を運ぶベクターが極めて多く存在していると考えざるを得ない。
 五島列島および五島灘に面する長崎西端の島々はレトロウイルスであるATLV(adult T-cell leukemia virus) の非常に蔓延している地方である。しかし日本には五島列島および五島灘に面する長崎西端の島々のようにATLV(adult T-cell leukemia virus)が高い割合で蔓延している地方は他にも沖縄諸島など複数存在する。それらの地方に統合失調症など精神的疾患が多発しているという報告は存在しない。 
 
【key words】gotou insula, psychotic disorders, schizophrenia, adult T-cell leukemia virus, vector

【はじめに】
 五島列島・長崎の五島灘に面する離島(以降、正確ではないが“五島地方”とする)出身者の精神的疾患の特色として、統合失調症および不安障害が多いこと、その不安障害は統合失調症様障害と診断される頻度が極めて多いほど重篤であること、その不安障害は重篤であるが寛解が早いこと、その不安障害は統合失調症様障害との鑑別が極めて困難なこと、社会不安障害・恐慌性障害・強迫性障害は少なく全般性不安障害であること、このような特色がある。
 筆者は長崎市に30年余り在住しており、五島地方出身者との交際が現在まで非常に多かったこと、福岡県の前原市の病院に勤務してからも五島地方出身者の主治医となることが非常に多かったこと、筆者の通った高校は五島地方で極めて優秀だった学生が入学してくるところであったこと、筆者の友人に五島地方出身者が多数存在すること、それ故にこの報告を作成することが可能となった。未だ、五島地方に統合失調症など精神的疾患が多発するという報告は見当たらない。
 五島地方で極めて優秀だった学生も、大学入学とともに精神的に変調を来し、放校になったものを複数直接に知っている。五島地方出身者で挫折無く大学生活を終えた友人・知人を知らない。ほとんど全てが精神的に変調を来した。五島地方出身者には幼少期に於いてウイルスか何かの感染があるのではないかと疑っていた。 
   
【症例】
(症例1)男性。44歳。五島灘に面する離島の00島にて出生し、そこで小学校卒業まで育つ。父親も母親もその島にて出生しその島で育つ。
 父親は遠洋漁業を行っており、家庭は裕福であり、中学時より中学高校一貫教育の私立の学校へ入学。現役でN大学医学部へ入学。しかし入学後、進級困難となる。性格は社交的であるが、入学と同時に入部した柔道部で下級生を故意に怪我させるなど問題行動が多数有り、柔道部の問題人物であった。柔道部は3年目の夏の合宿のとき、夜、突然、布団を持って脱出する。そのまま退部となる。
 医学部を12年懸かって卒業。その後、医師国家試験を目指すための福岡の寮に入るが、6年懸かっても医師国家試験に合格できず、寮にて暴力行為を行い、精神病院措置入院となる。
 精神病院措置入院6年を経て退院となる。現在、母親と同居し、医師国家試験を目指すための福岡の予備校に通いながら、通院薬物療法を行っている。 Risperidone 7mg/日の投薬を受けているが、自発性減退が激しい。

(症例2)女性。五島列島の00島にて出生し、そこで中学2年まで育つが、遠洋漁業を行っていた父親が遠洋貨物運搬船会社に入社とともに福岡に移り住む。父親も母親も先祖が五島列島の名家の一つであり、ともに五島列島にて出生し五島列島で育つ。
 次女出産後、急性精神病状態となる。両親が精神病院入院を嫌うため本院入院。 Risperidone 5mg/日の投与にて落ち着くが、妄想・幻聴・幻視などが収まるのに3週間懸かる。
 4週間後、退院。その後は Risperidone 2mg/日の投与にて良好にコントロールされている。

(症例3)女性。2人姉妹である症例2の2歳年下の妹である。五島列島の00島にて出生し、そこで小学6年まで育つ。
 長男出産後、急性精神病状態となる。両親が精神病院入院を嫌うため本院入院。 Risperidone 5mg/日の投与にて落ち着くが、妄想・幻聴・幻視などが収まるのに2週間ほど懸かる。
 3週間後、退院。その後は Risperidone 2mg/日の投与にて良好にコントロールされている。

(症例4)男性。五島列島の00島にて出生し五島列島にて育つ。成績優秀であり、高校は長崎市の名門公立学校へ進学する。その長崎市の名門公立学校でも成績優秀であり、現役で優秀な成績で九州大学物理学科へ入学。しかし大学の授業には出席せず、高校時代から凝っていたパチンコにのめり込み、150万円の借金を作る。その借金はすべて高利貸しからの借金であり、両親が五島の土地を売りその借金返済に充てる。
 大学はほとんど授業に出席していないため放校となる。放校後、パチンコ店の店員をするなどして生活する。両親が脳に腫瘍が出来たのではないかと疑い、本院へ連れてくる。
 頭部CT上、特記すべき所見なし。 Risperidone 4mg/日の投与を開始。両親の説得により、再び共通一次試験を受けることになる。9ヶ月間の独学の後、共通一次試験を再受験。京都大学の工学部か物理学科へ行く予定だと言っていたが、共通一次試験の結果は予定より極めて悪く、結局00大学数学科へ入学。その後、精神科の薬物は服用せず、1年経過しているが、経過は順調であると連絡有り。

(症例5)男性。症例1の柔道部の後輩。症例1と同じく五島灘に面する離島の00島にて出生し育つ。大学入学と同時に症例1より無理矢理に柔道部へ入部させられる。入部当初、症例1より立ち技の練習にて膝の靱帯を切られたりなど症例1よりかなり過酷な扱いを受けている。
 大学1年の9月、朝、下宿の壁を叩いていて、右第二から第四中節骨を骨折。また、その骨折が治癒して間もなく、山道にて極く低速で中型バイクを運転中、突然、意識を消失し転倒する。外傷は軽く、頭部打撲も無く、柔道の練習も休まず行えた。この意識消失のバイクにての転倒が2回続く。
 授業へはほとんど出席して居らず、進級できず、そのまま退学し、福岡の両親の知人の元へ就職。
 人が良く、症例1を少しも恨んで居らず、却って非常に慕っている。福岡へ就職当時より精神的に異常なところがあると症例1より伴われて本院受診。妄想・幻聴有り。幻覚は否定。 Risperidone 4mg/日の投与を開始。妄想・幻聴は軽減する。両親の非常に親しい知人の元で働いており、また性格は非常に温厚であるため解雇にはなっていないが、仕事上、失敗が目立つ。

【考察】
 五島地方に統合失調症など精神疾患が多発する理由は第一にそこがATLV(adult T-cell leukemia virus)の多発地帯であることであることをまず考える。そしてレトロウイルスであるATLVは少なくともin vitro のとき、分裂している細胞にのみベクターとして遺伝子を挿入することができるとされている1)。
 日本には沖縄諸島、九州の宮崎・鹿児島・長崎の五島灘に面する離島海岸、五島列島、四国の一部の海岸、隠岐、紀伊半島先端、東北の飛鳥、牡鹿半島、三陸海岸、そして北海道のアイヌ人というATLVの非常に濃厚に分布している地域、および地方がある。通常の日本人のATLVの感染率は0.5~1.2%であるのに対し、アイヌ人は45.2%,琉球人は33.9%という高率である6)。
 五島列島・長崎の五島灘に面する離島を除き、その他の地域に統合失調症など精神的疾患が多発しているという報告が存在しない理由は、それらの地域に精神的疾患を発病させる遺伝子が存在しない故と考えるのが最も適切と思われる。
 その遺伝子は何に依って運ばれているのか? 五島地方特有の昆虫類に依るのか? 
 また世界的に見てATLVはカリブ海沿岸と日本の南西地方およびニューギニア地方および米国の一部、カリブ諸島のほぼ全域、日本のアイヌ人、南アメリカ北部、そして特にアフリカに地域特異的な分布を示している4)。この分布について未だ充分に説明のできる説は出ていない。しかも未だそれらの地域が統合失調症など精神疾患の多発地帯であるという報告は存在しない。
 日本には中南米より海流に乗って来た人々が存在すると説く書籍が存在する6)。中南米とはATLVの流行地である。そして中南米よりの海流の流れ着く場所として、五島地方は他のATLVの濃厚に分布している地域と同じように確率が高い6)。
 すなわち中南米から海流に乗って西へ西へと流れていった人々が統合失調症など精神的疾患を非常に発生させやすくする遺伝子を持っていた。それは未知のウイルスかスピロヘータの存在の可能性もあり得る。そして五島地方に漂着し土着して行き、その地域の統合失調症など精神的疾患多発の要因を作った、と考えることができる。
 中国に於いて中南米よりの海流の流れ着く場所は存在する。しかしATLVが中国に於いて濃厚に分布している地域が存在するという報告は未だ無い。また統合失調症など精神的疾患が多発する地域の存在の報告も無い。それは未だ調査されていない可能性も高いが、中国は早くから文明が発達し、それら漂着民を受け入れなかった、と考えることも出来る。

【最後に】
 中南米に統合失調症など精神的疾患が多発している地域が存在している可能性は高いと考えられる。
 また、高度な文明を誇りながら海底に沈んだと言われるムー大陸からの漂流者が黒潮に乗り日本のそれらATLVが分布濃厚な地帯へ辿り着いたという説も存在する5)。

【参照】
1)kohlstaedt,L.A.et al.:Crystal structure at 3.5 A resolution of HIV-1 reverse transcriptase complexed with an inhibitor. Science, 256:1783-1790,26 JUNE 1992
2)Levy,J.A.:Pathogenesis of human immuno-deficiency virus infection. Microbiological Reviews, 57(1):183-289,Marth 1993
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14)Mori Y, Yagi H, Shimamoto T, Isegawa Y, Sunagawa T, Inagi R, et al. Analysis of human herpesvirus 6 U3 gene, which is a positional homolog of human cytomegalovirus UL 24 gene. Virology 1998;249:129-39.
【参照】
1)Bowles NE, Eisensmith Rc, Mohuiddin R, et al.: A simple and efficient method for the concentration and purification of recombinant retrovirus for increased hepatocyte transduction in vivo. Hum Gene Ther 7: 1735-1742, 1996
2)古田武彦:古代通史、原書房、p299; 1987
3)古田武彦:人麿の運命、原書房、p281; 1989
4)古田武彦:古代史を揺るがす、原書房、p387; 1992
5)古田武彦:古代史をひらく、原書房、p343; 1994
6)古田武彦:海の古代史、原書房、p283; 1996
7)橋口尚武:海を渡った縄文人、小学館、p346; 1999
8)kohlstaedt,L.A.et al.:Crystal structure at 3.5 A resolution of HIV-1 reverse transcriptase complexed with an inhibitor. Science, 256:1783-1790,26 JUNE 1992
9)Kotani H, Newton PB 3rd, Zhang S, et al.: Improved methods of retroviral vector transduction and production for gene therapy. Hum Gene Ther 5: 19-28, 1994
10)Levy,J.A.:Pathogenesis of human immuno-deficiency virus infection. Microbiological Reviews, 57(1):183-289,Marth 1993
11)Yoshimatsu T, Tamura M, Kuriyama S, et al.: Improvement of retroviral packaging cell lines by introducing the polyomavirus early region. Hum Gene Ther 9: 161-172,1998


Reserch of Gotou insula:Zone of multiple occurence psychosis.


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