監督は三池崇史、主演は役所広治。
昨日、有楽町ツインタワーのTOHOシネマズで観てきた。
久々の時代劇の到来でしょうか?
「200人以上の大名行列」VS「13人の刺客」の壮絶な殺し合い。
バッタ、バッタと切り倒す。血飛沫が飛ぶ。
「斬って斬って斬りまくれ!・・・」と叫ぶ刺客の頭。
最後に刺客2人だけが生き残って、他は玉砕。
大名側は全員皆殺しに遭い殿様も殺害される。
しかし、刺客の方が正義で、大名の殿様の方が残酷卑劣な悪。
水戸黄門のような勧善懲悪のストーリー展開である。
まあ、観ている方は復讐を終えてスッキリという感じ。
さて、本題は、そういうことを申し上げたかったのではなく、この映画のすさまじさである。
見どころ見どころに計算された飽きない突然の突発感のようなシーン挿入箇所の連続。
「オォーーーーッ!・・・」と観客をのめり込ませる迫力。
役者の演技もさることながら、監督の一つ一つを丁寧に、かつ緻密に計算して作り上げた感情への起伏に与えるシーン。
それでいて、B級映画の胡散臭さに陥らない、武家社会の重々しい礼節(責任の取り方としての切腹シーン)の描き方。
そして、ほのかに揺れる薄暗い蝋燭による密談シーンでの照明の陰影の深さが不気味さを誘う。
まさに、外国人享けする「サムライ」社会の理解しがたい死生観も随所にあり、面白活劇そのものであったと感心。
監督のエネルギーが発露した作品である。
ここまで、エネルギーを燃やして制作しているのかと、観客にもヒシヒシと伝わってくる。
私が言いたかったのは、このパワフルな「観て面白い映画を作ろう!」という意図が噴出してくるような創造力というか!
そういうものが、どんな仕事にも必要であると。
「やる気全開ッー!」のオーラが弾け飛んでいるような。
クリエーティブでアーティスティックな仕事であるならばなおさら。
と自分に「カーッ!」と喝を入れさせられた次第である。
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