娘のために、反社勢力に立ち向かう父は偉大でした。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

娘のために、反社勢力に立ち向かう父は偉大でした。

日曜日、ワタクシの朝は早い。

心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋まで、佐々木蔵之介主演の「映画マイホームヒーロー」を鑑賞。

しかも、クソ朝早い時間帯に。

 

 

 

「サイコメトラーEIJI」「クニミツの政」の朝基まさしが週刊ヤングマガジン(講談社)で連載されている、

ノンストップファミリーサスペンス漫画が、まさかのドラマと映画で実写化。

しかも、主演が佐々木蔵之介。

柔剛兼備の人気俳優が、半グレ組織に属している娘の彼氏を殺害したことにより、

反社勢力に立ち向かう父親を演じるなんて想像つかんかったわ。

 

まず、昨年10月期のMBS・TBS系深夜の”ドラマイズム”枠で放送され、

その内容がBPOに喧嘩を売るレベルに震撼したわ。

 

 

で、満を持しての映画版では、テレビドラマ版のキャストがほぼ全員続投の上、

津田健次郎、宮世琉弥、立川談春、インパルス・板倉俊之が参戦。

「下町ロケット(第2シリーズ)」、「天国と地獄」、「ドラゴン桜」と、TBS系”日曜劇場”枠のドラマで演出を手掛け、

テレビドラマ版でも演出を担当した青山貴洋が初の映画監督に挑む。

 

物語はテレビドラマ版の7年後が舞台。

娘の零花(齋藤飛鳥)のDVが原因で麻取延人(内藤秀一郎)を殺害しただけでなく、

延人の父親で反社勢力の幹部である、麻取義辰(吉田栄作)も殺害し、遺体を山中に埋め、

命がけで罪を隠し通し続けた鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)は、いつも通り、サラリーマン生活を送りつつ、

ミステリー好きが高じて小説投稿サイトで小説を投稿していた。

家では、零花が交番勤務ののち、警視庁捜査一係に配属され、

妻の歌仙(木村多江)との間に息子が誕生し、幸せを取り戻した・・・はずだった。

台風の直撃による土砂崩れで、麻取義辰の白骨遺体が発見。

捜査に乗り出す警察と、死体と共に消えた10億円を探す反社勢力が動き出したことで、

哲雄は再び容疑者&標的にされ、

さらに、父の罪を知らない零花は、事件の真相に迫っていくことに。

 

原作漫画がまだ連載中であることを念頭に入れ、

MBS、TBSテレビ、講談社が中心となって進行した実写プロジェクトは、

TBS連ドラ・シナリオ大賞出身で、「警視庁ゼロ係」「嫌われ監察官 音無一六」の船橋勧が、

原作漫画の読者の納得いく形で、実写版では実写版なりの落とし前をつけようとよく構築したなと感じたわ。

原作漫画の読者ターゲットは10代後半~30代。

このドラマのコア視聴者ターゲットは40代、50代。

住み分けをきっちりつけているのがわかるわ。

これでイチャモンつけてるヤツって、頭おかしいんじゃねぇの?