これで関西に対する蔑視が増えるな(笑) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

これで関西に対する蔑視が増えるな(笑)

11月最後の日曜日。

ワタクシはなんばパークスシネマまで「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」を鑑賞。

 

 

 

部落差別すれすれの”埼玉ディスり”でまさかのメガヒットを記録した前作から4年。

あの「翔んで埼玉」が帰ってきた!

前作については↓

 

 

今回は関西をも巻き込んで、”海なし県”と侮蔑されている埼玉県にビーチを作ろうと奮闘する、

まさに、武内英樹監督が放った、日本映画史上最強(最凶?)の茶番劇が展開されます。

言っときますけど、この映画はフィクションです!(キリッ)

長期療養を経て復帰したGACKTと、二階堂ふみをはじめ、前作のキャストがほぼ全員続投の上、

杏、片岡愛之助、藤原紀香、川崎麻世、アキラ100%、和久井映見、朝日奈央が新規参戦。

 

日本埼玉化計画の第一歩として、関東圏の制圧に成功した麗(GACKT)と百美(二階堂ふみ)。

だが、横のつながりが薄いことに気付き、武蔵野線建造で横のつながりを強めようとするも、

西武鉄道と東武鉄道、両者が揉めてしまって破談寸前。

そこで麗は、日本一酷暑な街として知られる越谷市にビーチを作る構想を立ち上げ、

和歌山県白浜の砂を持ち込もうと提案し、千葉県から船で和歌山に乗り込むことに。

ところが、和歌山には大阪府知事の嘉祥寺(片岡愛之助)が牛耳っており、

滋賀県、和歌山県、奈良県を虐げ、日本を大阪一色に染めようと目論んでいた!

和歌山への航海の途中、船が難破し、和歌山の海岸に打ち揚げられた麗は、

滋賀解放戦線の魁(杏)と出会うことに。

 

まさにフィクションの範疇を越えた、日本映画史上に残るご当地ディスり茶番劇やったわ。

だが、この映画で、関西に対するネガティブなイメージを植え付けられ、

下手したら部落差別につながりかねないとな。

関西独特の粉もん文化が覚せい剤と同等にされ、通天閣をあんな形で使い、

周りからドン引きするくらい、関西人を濃すぎる性格に魔改造したもんな。

 

このことを考えたら、アキラ100%がメインの現代パートが平和に思えたわ。

現代パートは埼玉県市町村対抗綱引き大会が行われ、

決勝では元浦和レッズMF水内猛率いる浦和区と、元大宮アルディージャDF塚本泰史率いる大宮区の、

”さいたまダービー”がサッカーさながら展開されたが、決着がアレじゃね・・・

 

ま、言っておくなら「首」と同等の過激さでありながら、

「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」はクリーンだったことが救い。

次は九州?四国?北海道?まさかのロシア?北朝鮮?