豪華キャストを無駄に使った日本映画最強(最狂?)の茶番劇。
↑堺市鳳の郵便ポスト
ども、年末年始にTOHOシネマズ伊丹とTOHOシネマズ西宮OSに行ったことに味をしめ、
日曜日は何となく、堺市鳳のアリオ鳳のTOHOシネマズ鳳まで。
アリオ鳳の目の前には憩いの場である公園が。
イトーヨーカ堂の食品売り場で買った弁当を食すには・・・と言いたいんですが、生憎の天候でね・・・。
で、TOHOシネマズ鳳で見た映画が「翔んで埼玉」。
観たスクリーンが小ぢんまりなんだけど、音響が半端なかったわ。
で、ここからは「翔んで埼玉」の話。
「パタリロ!」シリーズで知られる漫画家・魔夜峰央が、
埼玉県を徹底的にディスった未完の作品を、
「のだめカンタービレ」「テルマエ・ロマエ」の武内英樹監督が映画化。
武内英樹監督と言えば、この手のコメディを得意としていて、
埼玉県をここまでディスってているかと思ったら、驚愕のオチまでくだらなさ全開やったわ。
メインをはる二階堂ふみ&GACKTをはじめ、
キャストも魔夜峰央の世界観を実写で再現するに適した人選で納得やったわ。
(裏を返せば”豪華キャストの無駄遣い”)
まず、この映画はフィクションであることを前置きにしてほしい。
日本屈指の”海なし県”である埼玉県は、
東京都、神奈川県、千葉県からこれでもかと言わんばかりに侮蔑されてきた。
東京屈指の名門校・白鵬堂学院に帰国子女の麻実麗(GACKT)が転向してきた。
都知事の息子である生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は麗が気に入らなかったが、
堂々と振る舞う麗に百美は惹かれあうが、
ある日の出来事で、麗が埼玉県民であることが発覚してしまい、
(その方法が草加せんべいの踏み絵だってことに噴いた)
ここまで来てしまった以上引き戻れなくなってしまった百美も巻き込んで、
千葉県、茨城県をまたいで埼玉県に行くことに。
まさに、「邦画史上最大の茶番劇」というキャッチコピーに偽りなしの、くだらない映画やったね。
魔夜峰央の世界観をこれでもかと言わんばかりに実写で表現されてますが、
この映画で伝えたかったことは、
自分の生まれ育ったところに劣等感を感じるな!
でしょうね。
東京都はあれあれだから引くに引けず、
千葉県はあれあれだから埼玉県との軋轢があるし、
神奈川県はあれあれだから東京にひっついてるし、
流山市での埼玉県と千葉県との戦いが、あまりにも低レベルで噴いちゃったわ。
二階堂ふみとGACKTのコンビも違和感ゼロで、思わずドキッとしちゃったわ。
作中の設定ではボーイズラブですがな。
あと、麗の父親の麿赤児は、本職の暗黒舞踏家モードのままでインパクトあったし、
埼玉デュークを演じた京本政樹も、ドはまり。
そして、エンドロールで流れるはなわの「埼玉県のうた」も、
埼玉県あるある満載で笑えたので、最後まで席を立たないように!
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