小学校1年生の時の50代ぐらいの国語の男の先生。
歌手の”松崎しげる”さんみたいな感じで、色黒だった。
とにかく人見知りだったので、
教室で手を挙げて積極的に答えるということが出来なかった私。
でも何故か漢字が好きだったので、
クイズで漢字を良く出題されたのは得意だった。
それで正解だったら”ホームラン”とかかれた野球ボールの
シールをもらったので、ノートの表紙に貼っていって、
友達と競ったものだった。とても楽しく覚えられた。
その先生は担任の先生だったので、体育の時間もその先生が担当だった。
水泳の時間、25mにあともうちょっとというところで、
私はいつも最後まで泳げなかった。足が着いてしまった。
何回しても泳ぎ切れなかったので、
先生がゴールのところから迎えに来て、
伴走ではないが、声を掛けながら歩いてくれた。
その時、初めてクロールを25m泳ぎ切ることができた。
その時参観日で母親が見に来ていた。
めったに保護者に話しかけない先生が、
自分から母親に”この子はやればできるのに、
消極的だからできない。”と言いに来たという。
ほかの保護者の人は、
この先生が積極的に保護者に話をしにくるのは珍しいと
驚いていたという。
きっと、私は個性的だけど、
先生は良く私の個性を見ていてくれたんだろうな。
私はいつも学校の先生には恵まれている。
有難いことである。