海岸沿いゲイ留学記 その後 -9ページ目

ウィルとゲイサークルの新歓合宿

前回 「 ウィルが一人おうちでお留守番 」 ではウィルとゆっくり一晩を過ごしたアンデス。



今回はウィルに入りたいと言われて
連れてってあげたゲイサークルの新歓合宿の話です。



新歓合宿はもう5月の上旬のこと。

土日の2日間で1泊2日の、旅行でした。

場所は河口湖



人数はなんと51人

バスは補助席まで出して満席状態でした。


1日目は
河口湖に着いたあと、


みんなでバレーボールやドッヂボール、卓球、どろけいなど
スポーツ大会でした。

それからバーベキューをして

お風呂に入ってから

夜は飲み会というスケジュール。




お泊まりという事で、
みんなそれぞれのお部屋に5、6人で泊まるのだけど

部屋割りは勝手に決められるので

ウィルと一緒の部屋ではありませんでした。



それでもいっかなと思ったんだけど


ウィルはなにかと構ってほしげにぼくの部屋に来る。


それがかわいかった…

↑はい、それだけです…




で、お泊まりで一番ドキドキするものと言えば…



お風呂!!



でも、ドキドキどころか51人もいるとめんどくさいです。


なぜって、お風呂が狭くて

体を洗うところが5カ所。

浴槽はぎゅうぎゅうに詰めて4人しか入れませんでした。



よって、みんな代わり代わり入っていくのだけど、


一番早く行けば案外みんないないんじゃない?

と同じ部屋の人に持ちかけて、行ってみると


誰もいない!

みんな遠慮してるおかげだね(笑)


ということで先に入っちゃえーと思って着替えていると



ぼくが部屋からお風呂に行くところをウィルが見たらしく、

ひとりでやってきました。

なんか「ぼくも仲間に入れてよ」というまなざしで申し訳なさそうに入ってくる姿が

かわいかった…(はいはい)


実はほんとのことを言うと
ウィルと一緒に入りたくなかったから、真っ先にお風呂に入ったんです。

なぜなら、ウィルの裸を他の人が見てるっていう

そんな場にいたくなかったから。



でも、来ちゃったならしょうがない…

なにも感じない振りをして、せっせと体を洗うアンデス。


浴槽に入ってすぐに出ようと思ったら
ウィルも入ってきた。


ううぅ…


そして他の人も2人入って、浴槽は4人で満杯。



ウィルとぼくは向かい合って座っていたんだけど

もうこの際どうでもいいかと思って

アンデスは開き直って

足でウィルの足をつっつく。

するとウィルも足をつっつき返してきて

なんだかんだ2人で気づかれないように

楽しくお風呂に入っていました(笑)



お風呂を出たあとの

飲み会も楽しく騒ぎ、


朝2時ぐらいに部屋に戻って寝る事に。



一日ウィルといて気がついたんだけど、

ウィルはこんなにたくさんのゲイの子たちといて、仲良く話したりしているのだけど

それでもなんだかんだいって、どこに行くにもぼくと一緒に居たがる。


なんなんだろう。それを信じていいのかなと少し思ってきたりもした。





寝るときになって

一か八か、

「ぼくの部屋に来て今夜は一緒に寝ようよ」

と言うと、

「いいよ」

とあっさりOK。


みんな酔ってて、好きに空いてる部屋で寝ている状態だったので

ぼくがウィルを自分の部屋に連れてきたぐらいで

なにか文句を言われる事はありませんでした。





いざ寝ようというときに、

ウィルが

「一緒に寝てもいいけど、パンツでもいい?」

と言って、着ていた浴衣を脱いだので、

パンツはいてれば別にいっかと思って、ぼくもパンツだけになる。


そのまま2人で同じ布団の中、寄り添って朝を迎えたのでした。





だけど、朝になって同じ部屋の子に

「アンデスさん、昨日はウィルくんと2人、エロかったですよー!
だって、朝起きてみたら、2人とも肩が裸だったから、全裸なのかと思っちゃいました!!」

と言われてしまった(^^;


ちゃんとパンツもはいてたし、

もちろん、セックスなんてしてませんから!!

お触りは…ちょっとあったかもだけど(笑)





そんな2日目は、富士急ハイランドへ!

これまたウィルと同じグループにはなれなかったけど

まあ、せっかくの機会だから、みんなと仲良くしてもらったほうがいいしね。



そんなウィルの行動に一喜一憂な新歓合宿でした。


次回 「 ウィルと、アンデスの誕生日 」 ヘ続く

ウィルが一人おうちでお留守番

前回 「 ウィルをゲイサークルに連れて行く 」 では


ウィルをぼくのいるゲイサークルに連れて行き、

今ではもうみんなと仲良くやっているみたいです。


さらに新歓合宿まで来てくれて、さらに一層交流できたっぽいです。


ちょっと嫉妬…


でも、その話はまた今度!






今回はウィルが家でひとりでお留守番した時の話。


1ヶ月前のゴールデンウィークまで、さかのぼります。




ウィルルームメイトのアレックスが、ハワイ旅行に行くということで


1週間、アレックスは家をあけることに。


つまり、ウィルはおうちで一人





そんななか、ゲイサークルではゴールデンウィーク企画として


「上野動物公園へお出かけ」


という、ほのぼの企画をやって清純なサークルをアピールしていました。



ぼくは参加しましたが、


ウィルは自分の大学でテニスサークルに入っていて、

そのテニサーの合宿があり、その日の夕方に帰るという事だったので

参加することができませんでした。



で、サークルのみんなとの食事も終わり


解散したあと。



時間はまだ20時だったので


ふとウィルにメールしてみることに。




すると、友達と家で映画見てるけど、来てもいいよ とのこと。



友達いるなら、やめておこうかなと思ったけど

メールしちゃったし、ウィルに会いたいので行ってしまったアンデス。





行ってみると友達もいたけど、1時間ちょっとで帰ってしまった。



時刻は夜10時。



ふとウィルが


「今日は泊まるの?」


と聞いてきた。



でも、ウィルはテニスサークルの合宿から帰ったばっかりだし、


前日は飲み会がずっと続いて3時間ぐらいしか眠れなかったって言ってたので、



ウィルの睡眠の邪魔したくないから


「ウィルは疲れてるだろうし帰るよ」


ウィルに会えただけでも嬉しかったから。




でも、ウィルはなんだか勘違いしたらしく


「ひどくない? セックスできないからって帰るの?」


と言われ



ええ…



セックスできないからじゃないし、はじめっから期待してなかったんだけど…(汗



その後、必死に誤解を解きました…(^^;




それから、終電までまだ時間があったので


ウィルが少しでも疲れが取れるようにと


「マッサージしてあげるよ!」


と言うと、ウィルは素直にベッドにうつぶせになってくれました。





ゆっくりと時間をかけてマッサージしてあげたら、



彼はもうそのままお休みモード




かわいいからそっとしてあげて


そのまま帰ろうとしたら、



ウィルが、かけぶとんをちょっと上げて、


「ちょっとだけ一緒に寝ていけば?」




というので、じゃあお言葉に甘えて!


寝てました。



というかずっとウィルの寝顔を見てました(笑)





そんな中、終電が幸せなひと時を引き裂くように近づいてくる。




ぼくはふとんから出て、


「じゃあ、帰るね」



と言って出ようとしたのだけど



ふと暗い部屋の中、

いつもはウィルアレックスの2人で住んでるこの家に


ウィルが一人寝ている姿


ものすごく寂しそうに見えてきた(←きっと主観的w)





「ウィルはひとりで大丈夫?」


と聞くと



「がんばる…」





がんばるって…





ほおっておけない!!!


と、勝手にアンデスの心が叫び


一緒に朝までいてあげることにしたのでした。



要は、過保護なんだな(汗




それでも、シャワー浴びないで寝るのが気持ち悪いので

シャワーを借りてから、寝ることに。



ぼくがシャワーから出てきたときには

もう眠りに落ちてしまったように見えたウィルだったけど、


ぼくがふとんにもぐると

体を寄せてきて抱きしめてきたのがかわいかった。




ウィルのほうが2つ年上なのに、ときどきそれを忘れてしまうような

かわいいことをしてくる。


その夜だけは、ぼくが腕枕をしてあげて眠りについたのでした。





次の朝


ウィルはだいぶ疲れも取れたようでよかった。



そのまま結局エッチをして、

ぼくはバイト、ウィルは大学へ向かったのでした。






次回 「 ウィルとゲイサークルの新歓合宿 」 へ続く

ウィルをゲイサークルに連れて行く

前回 ウィルの親と食事 では


ウィルの親に会えて、さらにプリクラも撮ってうれしかったアンデス。





今回の日記は、そんな親がまだ帰る前の


4月の上旬のこと。





ぼくの入っているゲイサークルでは 新歓の時期 が訪れようとしていました。



ぼくがゲイサークルに入っていることを知っているウィルは


ぜひとも、ぼくも誘って欲しいと言ってきたのでした。




これは正直



複雑な気持ちです。



なぜなら、彼を連れて行く場所はゲイサークルだからです。



もちろん、ゲイサークルは恋人探しやセフレ探しをする場ではないのだけれど


ただでさえ多くのメンバーがいるゲイサークルなのに、


新歓の時期には50人も60人も新しい顔がやってきます。


そのなかでウィルがもし


ほかの人に恋をしたら…




って思うと気が気でなりません





すべては、ぼくの嫉妬心のせいだってことも


汚い考えだってこともわかってる。



でも、ぼくが言うのもなんだけど


ウィルはモテるので…


ほかの子が食いつかないこともないだろうなと


思うんです…



でも、ウィルの頼みならしょうがないと



いいよー!


とOKしたアンデスだったのでした。





1回目の新歓の飲み会は


ウィルのルームメイトのアレックスも来てくれて


それはそれで嬉しかったけど



アレックスが来ると

ウィルアレックスが一緒になって

ずっと2人でしゃべっちゃうんです(笑)


自分の感情を押し殺してでも

ウィルアレックスにこのサークルのみんなと話してほしいアンデスは


無理矢理2人を引き裂いて別々のテーブルに座らせました(…ふぅ)


そのかいがあったのか、3回目、4回目と飲み会を重ねるうちに

みんなと話すようになったし、馴染んでいっているようでした。




アンデスがんばった…



でも、やっぱりサークル内に好きな人が居るって大変だよね…







次回 ウィルが一人おうちでお留守番 へ続く