お正月の上信電鉄 | gayasan8560のブログ

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趣味の鉄道、街歩きネタを中心としたブログです。鉄道については、主に歴史的視点からの記事が多いです。

 今年のお正月は、別の用事のついでに少しだけ上信電鉄を撮影できたので、その報告です。

 撮影に使える時間は3時間ほどだったので、高崎駅の近くから、烏川を渡る橋梁と根小屋駅手前のカーブの2箇所(+根小屋駅)を今回の撮影場所に選びました。

 

              図 撮影場所

 

 上信電鉄で最も新しい駅である「佐野のわたし」駅で降車して、人道橋である佐野橋のたもとに向かいます。佐野橋は万葉集の歌枕「佐野の舟橋」だった橋として有名です。現在はさすがに舟橋ではないものの、橋梁箇所が木造となっており、川が増水したときには木造部分が流失することを前提とした「流れ橋」になっています。そんな橋ですから去年の台風で無事なわけがなく、今は橋が流失して通行止めになっていました。今回の台風では、本来なら流れないはずの鉄製の橋脚まで被害にあったそうです。

 

   写真 通行止めの佐野橋(右に見える橋が上信電鉄烏川橋梁)

 

 通行止めの佐野橋のたもとが、今回の最初の撮影場所(A)です。ここからは上信電鉄の烏川橋梁越しに高崎観音や浅間山を眺めることができます。

 

   写真 烏川橋梁を渡る500形(120周年記念塗装)

 

写真 烏川橋梁を渡る500形(マンナンライフラッピング)(背景に冠雪した浅間山と高崎観音が見える

 

2番目の撮影場所は、1番目の撮影場所から烏川を渡った場所になります。本来ならば佐野橋を渡ればすぐなのですが、佐野橋が流失中の今は上流の城南大橋まで迂回しなければならないので小一時間歩くことになりました。幸い好天に恵まれたので、気持ちのいいお正月の小散歩を楽しみました。

 

        写真 踏切脇で陣取る人々

 

 2番目の撮影場所として見当をつけていた踏切には、すでに何人かの人々がカメラを構えて戦闘態勢に入りつつあります。今回私は撮影場所の見当を付けた以外は何の情報も仕入れずにいたので、何が来るのか興味津々です。

 

    写真 700形(JR時代復刻塗装)(撮影場所B)

 

 来たのはつい最近上信電鉄に入線したばかりの元JR107系だった700形第4編成、JR時代の復刻塗装車両でした。

 

写真 根小屋駅(C)に停車中の500形(120周年記念塗装)

 

 復刻塗装車を見送った後は、撮影場所から徒歩15分程度の根小屋駅まで歩きました。根小屋駅はこじんまりとして雰囲気のある駅でした。日中は委託社員が硬券を販売しているのも素敵です。

 お正月で帰省中の人が利用されていたせいか、想像以上に利用者がいた根小屋駅から、これまた想像以上に地元利用者で混雑していた上り列車に乗って高崎駅に戻り、今回の上信電鉄初詣は終わりです。