「かきもち」って、一般的な言葉なのかどうなのかわからないが、ウチで
は昔から田舎のお婆ちゃん家で作られたものが冬になると送られてきて
よく食べていたもんで、かなり馴染み深い。
オーブンで焼くと普通の餅とは違って、どちらかというとせんべいのよう
にカリッとなるものなんだが、お婆ちゃんも亡くなってよく作る人がいなく
なってしまったので、今ではたまに売っているものをウチの親が買って
きて土産に置いていったりする。
(他の親戚でたまに作ってて貰う事もあるが)
で、そっちのお土産の方は普通の餅のように多少ぷっくりと膨れて外は
カリッと、中はトロッとするものでこれはこれで美味しい訳で。
ちなみに、かきもちを作るには餅と同じく原材料の米は勿論だが、なん
といっても「気候」が重要で、適度な寒さと湿度が難しい。
乾燥しすぎたり寒すぎると割れたり凍ったりするし、暖かすぎるとカビて
しまうからね。
なので、さすがに大阪では家でこればっかりは作れない、というか作れ
ても美味しくならないのである。
で、そんなかきもちをおやつに食べようと持参して焼いている写真。
やはり、餅は餅屋というか餅焼きには餅焼き器だな(笑)
予想通りに良い感じだ♪上手に焼けました~♪
ウチでやるときはコンロの魚焼き器になるんだが、なかなか加減が
難しくて一歩間違えば黒こげになってしまう。
火力があるのでそれほど時間がかからないのは良いんだけどね。
その点、こうして焼き色がわかり易くこまめにひっくり返せるというの
は大きいな。(まあ、狩りながらだからちょっと目は放し気味だが)
今のご時世、一台であれもこれも使えて、しかも全自動っていうのが
多いが、果たしてそれが100点を取れるかというと、そうもいかない
からねえ。
・・・勿論便利だし金銭的にも、スペース的にも、その他諸々を考えても
恩恵に預かってる身なんですがね(^^;)
ただ、多少の手間がかかったり、他の用途が限られたり、スペースの事
を考えたりしないといけない分、本領を発揮した機器は強いのも事実。
こういうのを体験すると、やっぱり七輪とか活用したくなるんだよなあ。
一応、ミニのを持っているんだがいざ使うとなると色々と手間がかかる
のがどうしても後一歩を邪魔するよねえ。
今度、火の起こし方から教えて貰わないとなあ。
かきもちは、醤油、砂糖、のりで各自好きなように実食。
う~ん、美味い♪
もともと塩味が付いてるんだが、俺的には砂糖か砂糖醤油が合うかな。
甘めにした方がオヤツにぴったりだと。