プレーヤーとマネージャー | ~One For The Road~

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今日の最後の一時が、明日への新しい道につながるよう・・・。

今のところ、どちらかと言うと割とヒマな方。

今日も、そんなに急ぎな仕事が入る事も無く、午後に予定していた客先

へ行ってきた程度である。(まあ、直帰しようとしてできなくなったけど。)

折角なので、ネットを使って色々と技術情報を始め、話のネタやら調べ

物やらをしてたりする訳である。



そんな時に、今期の残りと来年度の予算のお話。


10月で体制が変わった時に、新しい状況でどうしていくかメンバーと

話を一通りして、ある程度思いは伝えた。(つもりであった。)

体制の話もしたし、担当顧客の話もしたし、予算数字の話もした。

その上で、変わって以来、引き続きの担当顧客以外は殆ど増えて

いない、つまり引継がれていないのが現実なのに。



「来年度どうしたい?」って言われましても!



・・・やっぱり伝わってなかったのかな・・・。

今の状況で、もっとアグレッシブなものを要求されてもなあ。

どうしたいかってのはちゃんと伝えたし、とりあえず理解されたと思って

いたんだが。

なのにまた同じような話を繰り返されりゃ、そりゃ口調も荒くなるがな。

・・・普段、感情で物申す事の多い人に言われると余計だし。



一言で「課長」と言っても、人によってその動き方には大きな違いがある。

俺の中ではそれを「プレーヤー」と「マネージャー」として区別している。

(この話、同じ会社の年の近い人達に話すと結構納得頂けるんだが。)


基本的に自らが動いて注文を取ってくる所謂「担当課長」が「プレーヤー」

で、担当者の役職に課長とついたようなものか。

権限があるため意思決定可能な範囲が広く、その場での対応や交渉

などに有利に働いたり、フットワークが軽いため他部署やより上司から

非常に頼られやすい。


反対に、基本的なところは部下に任せ、チーム全体の予算取り纏めや

緊急対応、関係者との調整毎に動く事が多いのが「マネージャー」。

自分で注文を取ってくる事もあるが、どちらかというと部下の担当者の

受注後フォローや判断に困った際のアドバイス、社内広域に渡るような

大口の案件の責任者という状況で欠かせない存在である。


どちらも「課長」という役職が相応しいのではあるが・・・。

(勿論、両方バランスが良ければ言う事は無い)


「プレーヤー」は、自分で動いてしまうために「自分でできてしまう仕事」

を他人に任せるのが非常に弱い。

部下の育成や案件の割り振り、引継ぎといったような、他人とりわけ

部下や後輩が絡むと顕著である。

だって自分で動いた方が安全確実なんやから、そうなってしまうやろう。

また、任せきるという事が出来にくいため、必要以上に報告を求めたり

フォローに時間をかけたりしがちである。


「マネージャー」は、自分で動く事が比較的少ないため、担当者の頃に

培ったものによるが、その場その場の動きが鈍くなりがちとなる。

時として、部下に丸投げしてその後一切フォロー無し、時折思い出した

かのように質問が来る事があり、それでは担当者としては気分が良い

とは言えない。


どちらも一長一短。

どちらが優秀か、というのは判断が難しいだろう。

ただ、どちらが上司として頼られやすいか、はわかりやすいのではない

だろうか。

んで、今のオレの上司は、「プレーヤー」である。

自分で動く事が大半で、フォローっぽい事も他のプレーヤーよりは

まだあると思えるんだが、如何せん仕事の割り振りなどに非常に弱い。

本人は物凄く忙しそうなんだが、それを同じ感覚で求められると辛い。

いや、それもっと振るところに振ったり、人変えたりってすればそんなに

抱え込む必要無いんじゃあ・・・?ってよく思う。

人それぞれやり方や感じ方、スピードってものがあるんやし。

もうちょっと育成や指揮能力があればなあ・・・。

(勿論状況によって変わるけど。もし十分引継ぎや取り纏めが進んで

おり、ある程度軌道にのっているのであれば、どちらが良いかはまた

違う、と思う。)



でもまあ、まともな「マネージャー」の人って見渡しても案外少ない

よなあ・・・。

ウチの会社だけじゃないかもしれんけど。


どうしたいか・・・ねえ。

「いや、実は別の仕事が・・・」とはまだ言わないけど(^^;)