---以下、ファッションポストより

 

巨匠ペドロ・アルモドバル監督史上もっともゲイっぽい映画『アイム・ソー・エキサイテッド!』1月25日に公開
http://fashionpost.jp/archives/23687



 



アルモドバル監督のブラック・コメディが戻って来た!第72回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『オール・アバウト・マイ・マザー』(1999)や同じく第75回アカデミー脚本賞受賞の『トーク・トゥ・ハー』(2002)、『ボルベール <帰郷>』(2006)『私の生きる肌』(2011)などで知られるスペインの巨匠、ペドロ・アルモドバル。人間の深い業と様々な愛の形を描いてきた愛の伝道師の最新作はなんと、抱腹絶倒インフライト・コメディ。邦題は『アイム・ソー・エキサイテッド!』。




機体トラブルで空中旋回を続ける旅客機の中で、オネエの CA たちやイケメンパイロット、一癖も二癖もある乗客たちがブラックな笑いに満ちたドラマを繰り広げる。近年こそ重厚な作品が続いていたアルモドバルだが、デビューから中期までは、独特な世界観にどっぷりはまったストーリーやポップな極彩色で彩られた奇抜な作品で知られ、世界中に熱狂的なファンを獲得していった。80年代に活躍したモータウンのコーラスグループ、ポインター・シスターズのヒット曲「I’m So Excited」のダンサブルなサウンドに乗せて送る本作は、還暦を迎えたアルモドバルが原点回帰したような鮮やかなコメディだ。アルモドバル自身「私の作品で最もゲイっぽい映画」と言うように、彼の趣味趣向が色濃く現れた作品となっている。




画冒頭からアルモドバル映画に欠かせないスペインの人気俳優ふたり、ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスが空港の地上係員役で登場。『ライブ・フレッシュ』(1997)、『オール・アバウト・マイ・マザー』、『抱擁のかけら』(2009)とアルモドバル作品の常連で、『ボルベール <帰郷>』では第59回カンヌ映画祭主演女優賞を受賞しているペネロペ・クルス、そしてアルモドバルの監督処女作『セクシリア』(1982)で鮮烈なデビューを飾り、『マタドール』(1986)、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(1987)『私の生きる肌』(2012)など多くの作品に出演、“アルモドバルのミューズ”とまで呼ばれたアントニオ・バンデラス。アルモドバル作品がきっかけで国際的スターとなったふたりを贅沢にカメオ出演させている。



 

また、『オール・アバウト・マイ・マザー』で主演を演じたセシリア・ロスが口うるさい常連客を、『トーク・トゥ・ハー』で昏睡状態に陥った患者を献身的に介護する看護士ベニグノを演じたハビエル・カマラがオネエの CA に扮し新境地を開拓、『ボルベール <帰郷>』でペネロペ演じるライムンダの姉ソーレを好演したロラ・ドゥエニャスが予知能力のある“アラフォーの処女”を演じている。そのほかにもスペイン映画界の人気役者を多数起用し、毒々しくもからっとした、スペインらしい痛快なコメディになっている。




 

<映画情報>
『アイム・ソー・エキサイテッド!』
監督・脚本: Pedro Almodóvar (ペドロ・アルモドバル)
出演: カルロス・アレセス、ハビエル・カマラ、ラウル・アレバロ、ロラ・ドゥエニャス、セシリア・ロス、ブランカ・スアレス
配給: ショウゲート
2013年/5.1ch/ビスタ/スペイン/90分/R15+
2014年1月25日(土)新宿ピカデリー他全国公開
URL: http://excited-movie.jp
© EL DESEO D.A.S.L.U

 



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