Weekly News
岡崎良介
NYダウ急落、一時1000ドル安
高インフレ継続で
- CPIはピークを達していると思っていた
- ところが今回CPIコアは上昇している
- 少しは上がると予想はされていた
- ⇒いつものCPIならこんなに大騒ぎされなかった
- 次はPCEコア(個人消費支出)に注目が移る
- PCEは下落傾向にある⇒牛肉を豚にしたり、魚肉にしたり防衛
- 消費者はこれでも予算オーバーなら量を減らしていく⇒景気後退⇒スタフグレーション
- いまはそこまでまで行っていない
なぜコアが上がったのか?
- 粘着性コアが上がり続けている(アトランタ連銀)
- 中央値も上がっていてる(クリーブランド連銀)
- 住居関連のデータも上がり続けている(MBA)
何故1000ドル安したのか?
- 6月10日に5月分のCPIが発表された時、前後で6%下落している
- ⇒今回の下落より大きかった
- 7月8月に発表されったCPIでは上昇基調だった
これにPCEとSQを加えると
SQ⇔毎月第三金曜日 アメリカ市場ではオプションを清算する
- 5月 PCE発表
- 6月 CPI発表
- 6月 SQ
- その後相場上昇
- 6月 PCE発表
- 7月 CPI発表
- 7月 SQ
- その後相場下落
- 8月 PCE発表
- 9月 CPI発表
- 9月 SQ
5月からの3回の傾向
- 前2回はPCEがきっかけになっている
- CPIで念押しされて
- SQで一勝負あった
横軸がS&P500 縦軸がVIX指数
- 5月24日から6月2日までVIX指数が下がってS&P500が上昇
- 6月2日から6月13日までVIX指数が上がりながらS&P500が下落した
- 6月16日から8月16日までVIX指数が下落してS&P500が上昇した
- 同じようなところを行ったり来たりしている
- インフレが鈍化しないと新しいステージに入れない
次はどこへ向かうのか?
- 9月のFOMCでFRBのトーンは現状と変わらないものになるだろう
- FRBの見通しで将来のPCEの見通しが前回(4.3)より和らげば(4.2 4.3)
- ⇒ VIX指数が下落、S&P500が上昇するだろう
FRBのインフレ見通し
- 上方修正されればもう一度S&P500は下落するだろう
誤字すみません!