10分でモーニングサテライト 2022年9月16日 | 10分でモーニングサテライト

10分でモーニングサテライト

市況予想
⇒ 各エコノミストの的中確立を公表する

 

 

 今日のマーケット

銘柄  最新値 前日比 大引比 円換算
為替  143.49      -0.10
金  1673.9  -35.2  -22.9 -111円
銀  19.185 -0.384 -0.210 -1.0円
白金  902.7  -2.7  +5.2  +21円
原油  84.02  -3.34  -3.24 -2980円
コーン677.50  -4.75  -1.75 -130円
大豆 1451.50  -3.50  -2.75 -200円

米2年国債利回り 3.862%

米10年国債利回り 3.452%

S&P500 3901.35

イールド・スプレッド 2.209%

10年実質金利 0.94%ー0.03%

NYダウ 30961。82ー173.27

VIX指数 26.27+0.11

 

 中ロ首脳会談

米国をけん制

 

プーチン大統領

  • ウクライナ危機への中国の対応はバランスが取れている
  • ⇒制裁を強める欧米に対抗
 
 

習近平国家主席

  • いかなる国も台湾問題の裁判官となる権利はない
  • 核心的利益にかかわる問題で互いに協力に支持しあいたい
  • 包囲網を広げる米国牽制

 

 バイデン大統領

鉄道ストライキを回避

労使交渉が暫定合意

  • この合意は何万人もの鉄道労働者の勝利だ
  • 彼らの仕事の尊厳が守られた
 
労働組合
  • 16日にもストライキ入りと予告
  • ⇒供給網へ大きな混乱が懸念
 
⇔ 約 20時間に及ぶ協議の末暫定的に合意

 

 

 米 小売売上高

8月 小売売上高(前月比)

  • +0.3%
  • 市場予想 横這い
  • 自動車・部品 +2.8%
  • 飲食店 +1.1%
  • ガソリンスタンド ー4.2%
  • 無店舗 ー0.7%
  • 自動車・部品・ガソリンスタンド除く +0.3%
 

 

 米 製造業景況感

9月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数(前月比)

  • ー9.9ー16.1
  • 市場予想 2.8
  • 受注残 ー28.5-26.7
  • 入荷遅延 ー18.2-20.9
  • 販売価格 29.6+6.3
 
6か月先の見通し
  • ー3.9+6.7

 

 米 輸入物価

8月 輸入物価指数(前月比)

  • ー1.0%
  • 市場予想 ー1.2%
  • 燃料 ー6.8%
  • 非燃料 ー0.2%
 
輸出物価指数(前月比)
  • ー1.6%
  •  2か月 連続低下

 

 CFPB チョプラ局長

米 後払い決済を規制へ

  • BNPL(バイナウ・ペイレイター)企業を規制する方針
  • CFPBの監督・指導の下に消費者保護の義務をクレカ並みに引きあげる
 
BNPL(バイナウ・ペイレイター)

=手数料・金利の負担が比較的少なく市場拡大した

⇔安易な利用で返済に行き詰まるリスクがある

  • 若者中心に広がっている

 

荻原裕司 

岡三証券NY

 

NY株式市場

ソフトウェア関連の下落が目立つ

 

今は強い消費はNG

8月 小売売上高(前月比)

  • 飲食店 +1.1%
  • 堅調な消費はインフレにつながる悪いニュースとなる
  • FRBの大幅利上げ⇒景気後退
  • 雇用や消費の悪化が利上げしデイを緩める

 

 

 

 

吉崎達彦 

双日総研

 

中ロ首脳会談

進むロシアの中国従属

  • 実は安倍さんとプーチン大統領より、二人はあっている
  • ヨーロッパに売れなくなったエネルギーを中国に買ってもらわなければならない
  • 条件をサービスしなければならない
  • 価格は下がる
  • 人民元で買う
 
 

実需の円売りにご用心

貿易収支を改善するには?

来週は中央銀行ウイーク⇒金利に目が行く

  • 貿易収支にも注意7月、8月の貿易赤字は2兆円を突破した
  • 2021年の通年の赤字が5.4兆円だった
 
上半期の統計
  • 輸出が45.9兆円
  • 輸入が53.8兆円
  • 収支 -7.9兆円
×2=15.8兆円

過去最悪だった2014年を超える

  • 元々、日本経済は貿易黒字が問題だといわれてきた
  • 近年では石油が高い年は赤字になっている
 
今年上半期の輸入トップ3

前年比

  1. 原油・粗油 5.8兆円 数量+12.7% 金額+106.3%
  2. LNG 3.5兆円 数量ー3.5% 金額+94.1%
  3. 石炭 2.9兆円 数量+3.9% 金額+213.0%
  • エネルギー需要は増えていないが金額が大幅に上がった
  • 2020年と比べても大幅に上昇している
  • 原油 LNG 石炭 医薬品 半導体 電子部品 通信機
  • 奪い合いになっている
☆ 石炭の値段は当面天井知らずとなるだろう
  • 円安スパイラルとなりやすい
 
どうすれば貿易赤字を減らせるか
  • 輸出を伸ばす
  • ⇒鉄鋼 半導体製造装置などは順調に増加
  • 鉱物性燃料の使用量を減らす
  • ⇒脱炭素を目指すか目にも再エネと原発再を推進
  • インバウンドの増加
  • ⇒22年上半期の訪日外国人は50.8万人
  • ⇒ピーク時には3000万人だった

 

西原恵江 

JPモルガン証券

 

今日の予想レンジ

27500~27750円

  • 小売雇用が強い
  • 米株は下落している日経平均には下押し圧力がかかる

 

 

高まるリセッション懸念

日本株をどう見るか?

アメリカのCPI・ジャクソンホール会議

  • 先週末の経済指標では景気後退確率が67%織り込まれている
  • 景気後退の的中確率は75%と高い
 
 
1950年以降の景気後退時の平均騰落率
  • S&P500 ー30%
  • TOPIX ー27%
  • ⇒日本株はアメリカ株の90%の連動率で下落している
  • アメリカが景気後退入りすると日本株も逆風となる
 
日本株の環境
今の日本は世界の株価をアウトパフォーマンスした状況とよく似ている
  • 2004年から2007年において日本株優位がみられた
  • ⇒金融引き締めの遅れ
  • ⇒ 円安=日本株優位のすべての場面で見られた
  • ⇒政策サポート

 

世界のリセッションの想定

  • 日本株はアウトパフォームするだろう
 
有望な投資先は?

インフレがピークアウトするまではボラティリティーが高い

 

当面は手堅く

  • 経済再生や水際対策緩和の恩恵
  • 陸運 空運 小売 サービス トイレタリー
 
FRBのタカ派姿勢が弱まれば
  • 注目はグロス株
  • テック 半導体関連 機械
  • 割安感大きく 業績が良い銘柄
 
今週シンガポール
で海外投資家に面談した
  • 早く日本に行きたい
  • 買い物したい
  • 外国人の来日ラッシュになるだろう
  • この夏の同じようなことがイタリアで起きた
  • 期待できると思う
  • 景気浮揚 円安対策になる
 
 
 
 

 

土井健太郎 

三井住友信託銀行

 

今日の予想レンジ

143.00~144.00円

  • きょうは143円台を挟む狭いレンジで動くだろう

 

薄氷の145円

 

今後の金融政策決定会合

  • 国 日程 市場予想
  • 米 20~21日 大幅利上げ
  • 日本 21~22日 現状維持
  • スイス 22日 マイナス金利脱却
  • イギリス 22日 大幅利上げ
 
 
FOMCがタカ派であれば

☆ ドル円は145円を上抜けるだろう

  • 日銀の政策変更がなければ円売りの安心感でオ-バーシュート可能性あり
  • ⇒ 口先介入、ドル売り介入の緊張感が高まる

 

FF金利先物市場

  • 来年3月に政策金利上限が4.5%に上昇すると予想する
  • 来週のFOMCでのドットチャートでこれを超えるようならドル円は145円程度で定着するだろう

 

 

 

 きょうの予定

中国 8月 工業生産高 小売売上高

英 8月 小売売上高

ユーロ圏 8月 消費者物価指数

米 9月 ミシガン大学消費者信頼感指数

 

 

誤字すみません!