さて

5日目の今日は


ゴウダヴのドラム、


横山和明くんのお話です。


----------------------------------------
プロフィール:
1985年、静岡県生まれ。 幼少の頃より音楽に親しみ、3歳からドラムを始める。 高校在学中にJunior Mance、渡辺貞夫と共演。 2002年、渡辺貞夫カルテットの全国ツアーに参加した事をきっかけに本格的にプロ活動を開始する。 高校卒業後に活動の拠点を東京に移し、以後、数多くのツアーやレコーディングに参加している。 2004年より約10年に渡り、Barry Harrisの来日公演のドラマーを務める。 2012年、佐々木優花カルテットのベトナムツアーに参加。 また同年、アメリカのカリフォルニア州で行われたSan Jose Jazz Summer Festに宮之上貴昭カルテットで出演。 その他に、Red Holloway、Sheila Jordan、Eddie Henderson、Wess Anderson、Steve Nelson、Gene DiNovi等とも共演している。 誠実で落ち着いたドラミングには定評がある。
----------------------------------------



横山くんはですね、見た目が僕とよく似てるんですね、


しかもぼくも横山くんもメガネ、ウェリントンですしね。


ときどき

あれ、横田くん、横山くんのお兄ちゃんじゃないよね?

て言われたこともありますけど、

そんなときには、

「兄弟って、普通は苗字一緒ですから、違いますよ」
って説明が的確ですね。



さて、


そんな横山くんを初めて見たのは2003年ころ?



彼が静岡の18歳高校生3年生で、すでに渡辺貞夫さんのバンドで叩いていたころ。




ちょうど2月か3月くらいだったかなー、ぼくが
高田馬場のイントロっていうお店にセッションに行ったときに
たまたま静岡から上京していて、

叩いてました。



ぼくは彼の3つ上、

ぼくは確か大学3年、もうちょいで4年生になるくらいでした。




ぼくはまだそのころ小編成のジャズをあんまりやったことなくて、

先輩に「横田、セッション行ってみたほうがいいよ」と
セッション?てどんなんだろー?て付いていったときだったと思う。


で、そんときから横山くんはもう40歳か50歳のベテランみたいな感じで
どっかんどっかん叩いてて、、

強烈に凹んだ思い出があります笑




なんというかそんときから
音色と、間?みたいなのがすごかったんですよね。


で、マスター(茂串さん)が
「こいつ、高校生なのにナベサダのバンドやってんだよーすげーんだよー!」て
言ってて、

なんかソロ中に左手だけでスネア(太鼓の種類)を連打してるのを見て

「これ、これ、すげー難いんだよ、できねーんだよこれさー」て
ものすごい「参った!」顔をしてたのをすごい覚えてます。




さて、ぼくはといえば、、これくらいの若い時分て
1日でも自分より若い(あとから生まれたという意味)やつが
自分よりちょっとでも上手かったらショック、みたいな気持ちもありますよね笑?ないですか??


ただの大学のアマチュアビッグバンドサークルの一員でしかなかった21歳の俺。
もうナベサダバンドで全国ツアー回ってる18歳の横山くん。

もうそれはそれは、大変な嫉妬を覚えました。。


そのときに、こう思ったんです。


「いつか、こいつと絶対やってやる。。。」


とね!!!!!!笑







圧倒的な敗北感と強い嫉妬で始まった横山くんとの出会いでは、

「ナベサダバンドのドラマー」というキーワードにビビっていたのもあったのか、

このとき一言も話せず、たぶん横山くんもここで俺に会ってるの知らないと思う笑




ある意味で今のバンドメンバーの出会いの中では

一番敬遠してしまったところがありました。




そうして、ぼくは学校を卒業したあとも、横山くんとはほとんど関わることができずに
4年ほどたったとき。





横山くんはぐいぐい頭角を現していろんなバンドで引っ張りだこ(もちろん今もですが)


ぼくはセッションで修行 僧なかんじでした(笑)





そんなときにぼくの師匠の多田誠司さんが、
ご自身のクインテットにぼくを引っ張り上げてくださったのです。





そのときのドラマーが、、、

なんと横山くんだったのです!

【多田誠司Quintet~Introduce Young Lions~】
member:多田誠司(as)、横田寛之(as)、海野雅威(piano)、岸徹至 (bass)、横山和明(drums)
date:2007/3/23(金)
open:18:00 1st:19:30~ 2nd:21:00~ 3rd:22:30~
place:御茶ノ水NARU(http://www.jazz-naru.com/ )
MC:2500yen




ぼくはこの素晴らしいメンバーと共演させていただいて
一つ大きな自信になったのと。




おおおお!横山くんと一緒にできたやーーーーーん!!!!!!




となったんですね。


で、まあそれまででも普通に話しかければ良かったんですけど(笑)


なんか変な若さありましたからね(笑)


これでもう一緒にライブしたし、

もう普通に話していいっしょ的なかんじで
いろいろ話し始めましたね。



で、この頃、しばらくちょっと忘れてた、


「あ、俺、、、カルテット作りたいんだった。」


と思い出したんですね。



あれ、横山くん誘やーいいじゃん!


となったんです。



なんで、ゴウダヴ結成の最終決定打は


この「横山くんとの共演」。




師匠の多田さんきっかけで再会を果たしたところもあり


横山くんは師匠からのプレゼント的存在でもあるんです。ぼくにとっては。





ぼくは師匠の演奏が好きで弟子入りしたし

師匠はいまも横山くんとよく演奏してらっしゃるので

何かそこにずっと感覚的なつながりがあるのかもしれません。



音楽のことをいうと


横山くんは
そこに流れてる音楽全体への忠誠心というか、コミットの仕方が
もう尋常じゃないですね。

勝手に演奏すること一切ないです。

めちゃ全体をずっと見てる感じで、周りにシンクロして多彩に変化するドラム。

フロントのぼくとしてはなんか1つのオーケストラを率いているような
気さえしますね。

ちなみに、こんなにカウントを出すのに(こちらが)気を遣うドラマーいないです。
カウントがBPM120と124とか、
たぶん4も違えば別の曲のように叩き分けてくれますからね。
こちらもカウント必死です笑!すごいわほんと!





というわけで

今日はゴウダヴのドラマー、横山和明くんについてのお話でした!



横山くんはゴウダヴのステージで、
19:30-20:30,
21:00-22:00
の2ステージ、出演の予定です。

お楽しみに!





明日は最終話(かけるかなー笑)
------------------------------------------------
#7.ゴウダヴのサックス、ぼくの話(4/6水)
------------------------------------------------
の予定です。お楽しみに!


リリパカウントダウン記事バックナンバー:
#1.ゴウダヴNewアルバム全曲解説(3/31木)
http://ameblo.jp/gauchedavinci/entry-12145080680.html
#2.DJ shibaさんのお話(4/1金)
http://ameblo.jp/gauchedavinci/entry-12145080680.html
#3.DJ haraguchicさんのお話(4/2土)
http://ameblo.jp/gauchedavinci/entry-12145887506.html
#4.ゴウダヴのベース、安東昇さんのお話(4/3日)
http://ameblo.jp/gauchedavinci/entry-12146229152.html
#5.ゴウダヴのピアノ、堀秀彰さんのお話(4/4月)
http://ameblo.jp/gauchedavinci/entry-12146543717.html

ライブぜひお楽しみください~!

■4/6(水) 19:30- 
横田寛之カルテット「ゴウダヴ」 
2ndアルバム『イレブン・ストーリーズ』発売記念 
リリースパーティ!
場所:渋谷Jz Brat 
出演:
ゴウダヴ:横田寛之(sax)、堀秀彰(piano)、安東昇(bass)、横山和明(drums) 
DJ:haraguchic (DAWD / FFF), shiba (FreedomSunset / SunsetLounge) 
前売り:¥3,500 当日:¥4,000 
ご予約:03-5728-0168 or info@gauchedavinci.com





横田寛之
http://www.gauchedavinci.com/