通信講座も届いたので、日本証券アナリスト協会のウェブサイトを参考に、証券アナリスト試験を概観してみたいと思います。
■証券アナリストとは
証券アナリストとは、証券アナリスト協会によると、「証券投資の分野において、高度の専門知識と分析技術を応用し、各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナル」とのことです。
証券アナリスト資格(CMA®)は、日本証券アナリスト協会が認定する民間資格であり、以下の条件をすべて満たすことで証券アナリスト資格を取得できます。
・1次レベル試験、2次レベル試験に合格する
・3年間の「証券分析の実務経験」を有する
・日本証券アナリスト協会検定会員になる
・3年間の「証券分析の実務経験」を有する
・日本証券アナリスト協会検定会員になる
資格マニア的には真ん中の実務経験がネックになりうるかもしれませんが、この経験については比較的幅広くとらえられているようです。
参考)証券アナリスト協会 実務経験例
■証券アナリスト試験について
証券アナリスト試験は1次レベル試験、2次レベル試験の二段階で構成されています。試験構成はそれぞれ次の通りです。1次はマークシート、2次は論文式となっています。
参考:証券アナリスト協会 CMA取得までの流れ
<1次レベル試験 試験科目>
・証券分析とポートフォリオ・マネジメント
・財務分析
・経済
<2次レベル試験 試験科目>
・証券分析とポートフォリオ・マネジメント
・コーポレート・ファイナンスと企業分析
・市場と経済の分析
・職業倫理・行為基準
・証券分析とポートフォリオ・マネジメント
・財務分析
・経済
<2次レベル試験 試験科目>
・証券分析とポートフォリオ・マネジメント
・コーポレート・ファイナンスと企業分析
・市場と経済の分析
・職業倫理・行為基準
また、1次レベル試験、2次レベル試験を受験するためには、それぞれのレベルの通信講座を必ず受講しなければなりません。通信講座の受講がそれぞれのレベルの試験の受験資格となっています(受講に際し年齢や学歴などの制限は一切ありません)。
ただ、通信講座はそこそこ高く、1次レベル試験講座は一般受験者・3科目一括申込で55,500円、2次レベル講座は52,500円します。さらに試験費用も別途発生します。それゆえ資格取得までにかかる最低限の費用が高い資格であると言え、おそらくこうした費用に見合うだけの価値があるかどうか、というのがこの資格を受験するかどうかの一つの判断基準になるんじゃないかと。
ちなみに、1次レベル講座受講後3年間、1次レベル試験を受けることができます。年2回試験があるので、最大6回受けられるということですね。1次レベル試験は科目合格がありますが、この6回の試験期間中に3科目すべて合格しないと、科目合格の権利を喪失します。
2次レベル試験についても、講座受講後3年間2次レベル試験を受けることができます。科目合格はありません。2次レベル試験は年1回しか行われないため、受験チャンスは3回ということになります。(ただ、仮に2次レベル試験に3回失敗してしまっても、すぐに2次レベル講座を再度受講すれば、1次レベル試験の合格実績は維持できるようです)
■受験理由
昨年新しい職場に異動になったのですが、これまでにほぼやったことのない企業分析や財務分析、環境分析といった業務を行うことになりました。そこでそれらをある程度まとまって学べるツールとなる資格を探していたところ、証券アナリストが目にとまったため受験してみることにしました。費用はかかりますが、知識は仕事にも役立ちそうだし、まあいいかなと。
当初は英語も一緒に学ぶ目的で、TACなどが講座をやっている公認管理会計士というアメリカの資格もいいかなと考えていたのですが、費用がさらにかかってしまうのがネックなのと、まずは日本語でしっかりと内容を理解したほうがよいのではないかと考え、結局証券アナリストにしました。
必要な実務経験があるかどうかは微妙なところですが、上の例にあるような幅広さだったら何とかなるかなという気がします。まあダメだったら検定会員にならず合格まででも別にいいかなと。資格自体を仕事で使うわけでもないので。
ということで、1次レベル試験合格に向けてがんばろーヽ(・∀・)ノ
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