特別な道具がなくても楽しめる遊び
子どものころを思い出しながら
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冬の風物詩「炬燵」
炬燵=みかん=ねこ
なぜか一体化されている
居間にあるのは掘り炬燵で熱源は豆炭や練炭、やがて電気に
自分の部屋には置き炬燵
どの部屋にもエアコンなどなかった
窓もサッシではなく木枠
隙間風すーすー
部屋の中とはいえ寒い・寒い
お茶飲みたい
お菓子食べたい
本読みたい
TVのチャンネルかえたい
(リモコンなんぞなかったの)
だけどいったん炬燵に入ると二度と出たくない
「こたつむり」状態に陥る
でも
どうしても
自然現象は人に代わってもらうわけにはいかない
意を決して脱け出すと
ここぞとばかりアゴで使われることになる
いくら待ってもそういう用事で炬燵から出る者がいないときは
じゃんけんやゲームで選出した
ずいずいずっころばし
おせんべやけたかな
数人で輪になって座り
手の甲を上にして両手を前に出す
リーダーを一人決めて
リーダーは歌いながら順にみんなの手を指差していく
「な」でひっくりかえして手のひらを上にする
何度も繰り返して最後まで手が残っている人が「負け」
この遊びをすると無性におせんべいが食べたくなった
罪な遊びじゃ