Reverbにてギターを購入(個人輸入)した話-6(状態チェック) | ローリングストーンズ。麹のように。

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ギターを練習しています。

ギターの状態をチェックしていきます。

 

 

 

ボディ、ネック

 

外観は写真で見るほどの悪い印象はなく、ボディバックやネックの杢目もとても良い感じ。

 

特にネックは、写真で見ていたよりもしっかりと虎杢が出ており良い感じです。

 

 

ネックの反りもほぼなく真っ直ぐ。

アメリカから日本への長旅〜今にかけてほぼ動いていないので、とても安心感のあるネックです。

 

かつ、私好みの低弦高にセットされています。

 

 

ナットは6弦側に少しだけはみ出していて、工場出荷時からこうなのかは不明。

 

 

また、弦間が少し広いようです。

 

ナットがズレている事もあり特に6弦が極端にフレットの端の方にあるように見えますし、そのような弾き心地です。

 

これはナット交換が必要かもしれません。

 

 

 

ネック裏は塗装が大胆に数カ所剥げていますが、それほど引っ掛かりも気にならず、むしろ味として見えてきます。(ひいき目)

 

 

 

 

↑ 塗装の剥げはダイナミックです(売主様の写真をトリミングさせていただきました)

 

 

ボディ表は肘があたる箇所が結構塗装が剥げています。

 

この剥げは、J.Geilsがつけたものなのか、、、

 

 

売主様のカラー表記はナチュラルとのことでしたが、写真で見ていた限りほんのりアイスティーバースト?ぽくもあり、塗装を失敗してわけわからなくなっちゃったのか?感もありました。

 

が、実物を見るとそれもとてもいい感じで、むしろオリジナリティがあってかっこよく見えます(これもひいき目)

 

↑ボディバック(売主様の写真をトリミングさせていただきました)

 

 

気になっていたFホール内(ボディ内側)の塗装のタレですが、両Fホールからたくさん確認できました。

 

 

後述しますが、他にも?な点がいくつかありますが、塗装以外は所有者のモディファイだと思われますので、おそらく、塗装ミスがBGNスタンプの一番の理由ではないでしょうか。

 

よくよく見ると、ボディ表には短い髪の毛?が塗装の下にあるように盛り上がっている箇所も確認できます。

 

 

 

指板、フレット

 

指板はとても綺麗です。ぱっと見弾き込まれた凹みも確認できません。

 

フレットは減ってはいますが、まだ弾けそうです。

 

オリジナルかは不明です。

 

 

あくまでド素人目ですが、すり合わせがされているように見えます。

 

弦高は割と低く設定されていますが、ビビリは確認できません。

 

 

 

ヘッド、ペグ

 

ロゴを確認すると、ネットで調べた限りどうやら本物のようです。

 

売主様が言っていた「チューナー以外は純正だよ」のチューナーは、GROVERゴールドパーツのパーロイド仕様。

 

このペグ、ネジ穴は1つのみ使用していますが、KLUSONタイプがつけられていたこともあるようで、1つのペグに対して2つの穴が開いています。

 

 

ネジ穴どころか、ペグの穴の開けられている位置が左右で合っていなくて、てきとうですね。

 

 

↑ヘッド裏にうっすらとBGNスタンプが確認できます(売主様の写真をトリミングさせていただきました)

 

 

開けられた穴の位置がてきとうなのはBGNだからとかではなく、今に至るまでこんなもののようですので気にしないでいきます。

 

 

個人的な好みでこのギターにパーロイドは合わないと思うのと、ゴールドのペグは派手なので、サウンドハウスさんでKLUSONタイプの純正ペグを購入しサクッと交換しました。

 

 

 

テールピース、ブリッジ、ストラップピン

 

テールピースもゴールド。

 

あまり見ない剥げ方をしています。

 

 

 

元からゴールドパーツなのかシルバーのものに塗装したのかは私には分かりませんでした。

 

 

テールピースは見事にセンターズレしています。

 

これも、修理屋さん曰く「ほとんどズレていますよ」とのことですので、気にしないでいきます。

 

テールピースを外すと、穴あけに失敗したのかいくつもネジ穴がありました。

 

 

しかも周辺がかなり塗装が剥げています。

 

 

ギターづくり下手?

 

ではなくて、現状ついているものも含めテールピースを交換したのですかね。

 

 

テールピースのセンターズレ対策なのか、ブリッジの木は細い釘でボディに打たれて固定されていました。

 

写真で見えたブリッジの点はデザインではなく釘でした。

 

 

私はフルアコのブリッジがズレるのが嫌なので、むしろ動かないようにしてくれていてありがたいです。

 

自分ではなかなか思いきって釘を打てませんので、、、

 

 

さてサドルですがこちらもゴールドパーツです。

 

チョーキング時にピンっと鳴ることがあるので、修理屋さんに相談です。

 

溝の調整ですかね。

 

 

 

ストラップピンもロックピンに交換されていました。

 

 

 

つまみ、スイッチ

 

ボリューム、トーンのつまみもゴールドパーツ。

 

↑ブリッジに釘が打ち付けられているのも確認できます
 

 

つまみはピカピカで明らかに最近のものですね。

 

 

加えて、どうやらピックアップセレクターも交換されているようです。

 

オリジナルとはものが違うようです。

 

 

「チューナー以外はオリジナル」

 

じゃありませんでしたっけ?!

 

 

音にあまり関わらない部分はあまり気にはしません。

 

 

 

 

■ピックガード

 

ピカピカ。

 

金属部分はこちらもピカピカのゴールドパーツ。

 

穴が開けなおされており、その点でも明らかにモディファイされていることがわかりました。

 

 

 

 

 

ポット、コンデンサー

 

Fホールやピックアップ穴からスマホカメラで見ると、ポットはむき出しでした。

 

 

↑塗装の垂れも確認できます。ハンダはモディファイ時のものか?

 

ネットで調べると、この頃はポットにカバーがつけられているようです。

 

該当機種がそうなのか、どの時期がそうなのかは不明なのでなんとも言えません。

 

外してみてどうかですね。

 

一見CTSぽく見えますが、どうでしょうか。

 

 

チラッと見えたコンデンサーは、オレンジドロップのようです。

 

ネットで見たカバーをされているポットには、セラミックのコンデンサーがついていました。

 

youtubeでこのモデルの音を聴くと、結構硬い音であり、ギターの材もありますがコンデンサーがセラミックなのも一要因と推測します。

 

硬い音は敬遠されることもありますし、このギターのこの時期のピックアップはそれ以前のものと比べ評価が低いです。

 

今では、その後のモデルの方が評価が高いかもしれません。

 

が、その音を出したいのでここも交換対象です。

 

 

 

ピックアップ

 

問題はここです。

 

ピカピカのピックアップ・カバー、しかもゴールドパーツ。

 

どう見てもモディファイされていますが、まずは冷静にボディから外してみます。

 

 

Golden AgeというStewMacのピックアップでした。

 

PAFを完全再現したとのことです。

 

アルニコ5。

メーカーサイトで20%OFF1コ56.67ドル。

 

↑ボディ内部に塗装の垂れが見えます

 

 

 

サウンド、弾き心地

 

生音は最高(好みの問題)。

 

思い描いていた理想の音。

何時間でも弾いていられます。

 

 

ネックも信じられないほどしっくりきて、弦高も低めのためストレスなく弾ける。

 

おそらく0.011〜の弦が張られていると思われますが、テンションはかたくありません。

 

 

強いて気になるところを挙げれば、もう少しフレット残があればという点と、ナットが6弦寄りなところ。

 

 

でも、許容範囲です。

 

 

Blurs Jr.につないでみます。

 

 

ん?

 

んん?

 

出力小さっ。

 

 

テレキャスターより低い?

 

ボリュームも8くらいから急に聴こえてくる印象。

 

 

まさかポットがBカーブ?

 

 

全体的にモヤッとしていて、ギターのポテンシャルを活かせていないように感じます(個人の感想)。

 

オレンジドロップなのもあるかもしれません。

 

このオレンジドロップ、最近のものじゃないですかね?

 

 

ピックアップの高さが激低だったので上げようとすると、ネジが固くて回りません。

 

仕方なくピックアップをもう一度外して、手持ちのスプリングとネジに変えて再度高さ調整。

 

ネジが回せない原因は、スプリングが圧縮限界でしたので、長さの少し短いスプリングに交換しました。

 

 

結果、

最初より全然良いですが、まだまだ良くなる兆しがあります。

 

エフェクターのノリもよくありません。

 

 

このGolden Age、PAF狙いのピックアップで枯れ感はありますが、スカスカ感が上回ります。

 

中域があまり出ていない?

 

 

あくまでこの条件では、ですので悪しからず。

 

 

 

 

 

では。

 

 

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ブルース、ジャズ、ソウル、ボッサ、ワルツ、ロックンロールなどいろいろです。


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