そういえば禁煙についてですが、6月20日で6ヶ月となります。今のタバコに対する気持ちはどうかというと、正直言って時々『なんとなく吸いたいかなぁ』と感じます。まあ、タバコを吸うという行動を起こそうとは思いませんが、タバコを吸っている人の煙がやけに美味しく感じたりもします。これはしょうがないですね。何十年も美味いと感じてきた香りですから、「はい、今日から臭いにおいにしましょう」と思っても、そうはなりません。
なので、こう考えるのがいいと思っています----------今吸ったあなたのタバコ代で世界で一人の命が救われ、あなたの健康も向上する
いつも走っている河川敷のサイクリングコースでサイクリングやジョギングなどのスポーツをしている人たちは、あいさつなどもよくし合って、とても礼儀正しいのですが、水飲み場ではタバコの吸殻が溜まっています。今までにその河川敷でタバコを吸っている人を見たことがないのですが、吸っている人が結構いるということです。タバコを吸っている人はもちろんそれで気分は良くなるのでしょうが、吸わない人にとっては不快そのものです。犬の糞も処理しなければ、それを見た人は不快に感じるのと同じように、自分で出したゴミは自分で処理すべきなどということは、当たり前過ぎて言うことでもないのですが、これもその人達のご都合なんですね。
私がインコを飼い始めたのは、一緒にサイクリング行って河川敷で一緒に遊べたら寂しくないし楽しいだろうというご都合からだし、ピーコちゃんⅡ世を飼い始めたのは、ピーコちゃんⅠ世の死でぽっかり空いた心の穴を埋めるためにとっさにとった防衛本能からだし、エントリーするのも利確するのも損切するのもそれぞれのご都合からだし、人間に限らずありとあらゆるところで各々のご都合が森羅万象で交錯しているわけです。
下等動物あるいは若ければ若いほど、ご都合で生きているといってもいいかもしれません。例えば人間の赤ちゃんは親が借金で苦しいから1日ミルクを飲むのを我慢するなどということはしません。そもそもそんなこと理解できませんが、そんなのお構いなしにお腹がすいたら思い切り泣きじゃくります。赤ちゃんはほとんどご都合で生きています。しかし、成長するに連れて、相手のご都合を受け入れて、それを満たそうとしていきます。これが他者愛とか社会性と呼ばれるものになるのでしょう。
人間だけではなく動物でもそれらを見ることもできます。例えば、シャチに襲われているアザラシをクジラが自分の腹の上に乗せて助けるシーンや自分の子供でもないのに、ヒナにせっせと餌を与え続けて育てる雄インコなどをYouTubeで観たことがあります。
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ピーコちゃんⅡ世をその夜ダンボールの箱に入れて寝かせ付けて自分もベッドに入りました。朝、7時頃やはりピーコちゃんⅡ世の物音で目が覚め、すばやく起きて餌をあげました。やはりあまり多くは食べませんでした。ピーコちゃんⅡ世と一緒にいる間、ピーコちゃんⅠ世との比較ばかりをしていたので、Ⅱ世のほうはもううんざりと感じていたかもしれません。動物は言葉が話せないかわりに、そういう感覚はするどいものを持っていると思います。餌を与えて、ベッドで寝そべることもなく、ソファーに座ってピーコちゃんⅡ世の行動を観察していました。すると羽ばたき始め、カーテンのところのエアコンのコードに止まりました。カーテンはしていますが窓が空いていたので、外に逃げられてもおかしくない状況でした。その時、逃げたら逃げたでしょうがないかと一瞬思いました。でも逃げても生きていくことはできないので、カーテンのところにいるピーコちゃんⅡ世を捕まえて自分の腿の上に置いたのですが、ほどなくまた羽ばたき始め、部屋のドアを開けていたので、廊下に出て行ってしまいました。そんなに広い家でもないのですぐに見つかるだろうと思っていたのですが、なかなか見つけることができませんでした。10分くらい探していたでしょうか、一番奥の部屋で物音が聞こえたので、ようやく居場所がわかりました。「ピーコちゃん」と言って、手を差し伸べると「ぴ~~~」と言って捕まえられるのを嫌がりました。インコにとっては自由にしたいのだから、当然の行動だったのでしょうが、どうしてもピーコちゃんⅠ世と比べてしまう自分がそこにはいました。根気よく育てても良かったのでしょうが、飛べるようになってからではもうなつかせるには遅すぎるんだと感じました。そして、まだ1日しか経っていないし情が移る前にペットショップに引き取ってもらったほうがいいと判断し、ピーコちゃんⅡ世をペットショップに連れてきました。ペットショップのおじさんは、動物といつも接しているからなのか、常に笑顔で接してくれ優しい目をしています。「月末に4週間目のヒナがまた届くのでそれと交換してあげますよ。」と言ってくれました。「ごめんんね、ピーコちゃんⅡ世。勝手に振り回しちゃって」
ピーコちゃんⅠ世の死をピーコちゃんⅡ世で埋めようとした自分のご都合、そこまで利用しながら、もうなつかせるのが難しいだろうと判断し手放したご都合、まるで自分を極悪人のように評価してしまっていますが、インコにはインコのご都合もあります。食べたい時に泣いて、したいときに糞を所構わずして、いつでも遊びたいように遊ぶ、それらを全て叶えてあげようとしてきました。インコが驚かないように大きな物音はださないように注意したり、ウェストバッグに閉じ込めては外の景色が見えないだろうからと、枝で窓を作ってやって自転車で走っている時にも外の景色を眺めさせてあげたり、寂しいだろうからとYouTubeでインコの動画を見せてあげたり等など・・・ あまり自分を責めると潜在意識で自分を罰する行為にでるので、反省すべきは反省しなければなりませんが、自分を罰する行為をピーコちゃんが望んでいるのかをよく考えなければならないと思うのです。ピーコちゃんは「あれは事故だったんだからもう許してあげるよ。でも私の死を絶対に無駄にしないでね。約束だよ、絶対だよ。」と言ってくれているような気がします。
ピーコちゃんⅡ世とお別れして、一人でいつものサイクリングコースを走っている時、急に頬に一筋温かいものを感じました。
さらに走っていくと、スケボーで遊んでいる少年が見えたので少し避けたら、その少年が「(おじゃまして)ごめんなさ~い」と言ってきました。とても礼儀正しい少年が多いのですが、私は少しお辞儀をして、心の中ではこんなことをつぶやいていました。「僕は謝られるほどの人じゃないんだよ」と。
ご都合は誰にでもあります。しかし、強い立場のものは、自分のご都合を置いておいて、弱い立場のもののご都合を優先しなければならないのだと思うのです。もちろん弱い立場だからといってそれにあぐらをかいてはいけませんが、それで世の中うまく回っていくような気がします。
トレードでは、自分のご都合ばかりを気にするのではなく、立場の違う人のご都合ってどうなんだろうと考え、時にはそちらに従うという行動(利確やエントリー)も必要になってくるでしょう。学生の頃、サッカーでディフェンダーをしていた時に、相手ならどこにパスを出したがるだろうと考えて守備をしたら劇的に守備がよくなったことを思い出します。常に別の立場の人の考えに目を向ける心構えは大切なことだと思います。
10日前までは当たり前だったのに、今となっては寂しい一人サイクリングが続いています。
ふとハンドルにつけているメーターに目をやると、ジャージの腿のところに残ったピーコちゃんの糞の跡が目に染み入りました・・・・・・(終) 最後までお読みいただき、ありがとうございました。m(_ _)m