随分長いことトレードの気づきを書いてきましたが、ブログを書いてきて気づいたことは、「成長というものは急激には為せない」ということでしょうか。何度も何度も同じ間違いをこれでもかというくらい繰り返してきました。頭ではわかっていても、時間が経って自分のトレード履歴やトレード中の心の在り方を振り返ると、本当にはわかっていない、わかっているつもりになっていた、わかっていても実践できないことに気づかされます。
もう何ヶ月も前に読んで感銘を受けた「ゾーン」に、「次に何が起こるかわからないという事実を理解し、完全にそれを受け入れなければならない。つまり、トータルで利益を残すために、次に何が起こるか知る必要はないのであり、次にどうしたらよいかを知っていればよい。」という趣旨の文言が一貫して語られています。その時は理解したつもりだったのに、また理解し続けていて自分に染み込んでいたと思っていたのに、知らず知らずの内に、逆の在り方に自分がいることにハッと気づかされます。成長には個人差もあるし時期もあるのだと思いますが、タイトルのことに気づくのにもえらい時間がかかってます。
最大の気づきは「気づくことと実践できることにも大きな差がある」ということです。
つまり、自分で気づいてブログを書いていても、全て実践できているかといえば、そんなことはないということです。気づいたことは「わかった、腑に落ちた」というレベルです。「知っていること」と「気づいたこと、腑に落ちたこと」の差も相当大きいのですが、さらに、それと「できること、実践できること、クリックできること」の差はもっと大きなものであると感じます。
「大学出は実践ではつかいものにならない」とか「知識(学)が邪魔をする」ということを耳にしたことがあると思いますが、トレードは正にその縮図であると思います。知識欲のある人ほど、当然様々な知識を欲します。たくさんの本やブログを読み、知識武装して、いざ戦場へと向かうわけですが、その知識を本当にはわかっていないため、戦で失敗の連続になります。戦での失敗という経験から理解や気づきを得ることができるのですが、再び戦場に向かっても、実践ではやはり使いこなせず挫折を味わうことになります。挫折したまま立ち上がれなければ、その人はそこで終わりですが、死に至らなければ再挑戦はいくらでもできます。
そして、場数をこなすごとに成功体験も増えてきて自分なりの「何か」をつかみ始めます。結局、そこからが本当の戦場での終わりのない戦いの始まりではないかと思うのです。トレードに終わりがないのと同じで、自己研鑽も終わりのない戦いになるのでしょう。
2013年元日は、それを強く覚悟する日にしたいと思います。 2013年元日