背景と事実と現実~保有のしやすさでのトレード考察~(1) | FXデイトレ@フィボナッチサイクル戦略.COM

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サイクル(横軸)+水平線(縦軸)+斜線を使ってチャートを分析しトレードしています。

昨日、録画しておいたNHK特集「ダルビッシュ有 大リーグと闘った男」を観ました。ダルビッシュと言えば、大リーグルーキーにして、日本人最多の年間16勝をあげた日本を代表する投手として知れ渡っていますが、それほどの投手でも順調に勝ち星をあげていったのではないことを知りました。

彼の持ち味はのびる直球だそうですが、彼はそれで大リーグでまっこう勝負をしたかったようです。しかし、そのストレートのコントロールが定まらず、甘く入ったストレードを狙い撃ちされることがよくありました。勝ち星にも恵まれなかった夏ごろに、今年リーグ最多の20勝をあげたレイズのプライス投手が投げていた中継試合を観ていた時に、その脱出口を見つけたと言ってます。

投手は投げる時に、どちらかの足を前に出しますが、プライスのその足の指の着き方が5本そろって地に着くことに、ダルビッシュは気づきます。足の指全体で身体を支えるのでバランスを崩しません。一方、ダルビッシュの着き方はというと、小指側から着くため身体の重心が一塁側に傾いてしまい、結果バランスを崩しコントロールが定まらなかったのです。

なぜ、それが起こるかというと、日米のマウンドの堅さの違いに原因がありました。日本のマウンドは柔らかいので、少しくらいバランスを崩しても柔らかい地面がクッションとなりバランスが崩れることがなかったのですが、アメリカのマウンドは固いので、重心の崩れが、そのままバランスの崩れにつながっていたのです。その後、彼が調子を取り戻したことは言うまでもありません。

何かを見た時に感じることは人それでしょうが、私がこれを知った時は、「マウンドが堅いか柔らかいかなんてことは、野球音痴の自分でも知っていたことだし、野茂をはじめとする日本人大リーグ投手の先人はたくさんいるのに、その辺の事情とかは教えてもらわなかったのだろうか?」というものでした。また、「これほどの情報社会の中にあって、それほどの偉大な投手であっても、自分で自分の癖(はたから見れば簡単そうな)を見つけるのに苦労するのか」、「ほんの些細なことで激変するんだ」という思いもありました。

イチローにしても、打率低迷をモチベーションの低さに原因を見出し、ヤンキースで活躍できたことも今年の話題となりました。


アドさんがよく使う言葉に、「背景と事実」があります。この言葉を最初に相場に持ち込んだのが、アドさんかどうかはわかりませんが、自分なりにこの言葉を解釈すると、背景とは中長期(週足~1時間足)の流れを言い、中長期のレジサポ反応確認後に、短期足でレジサポをあらかじめ確認しておいて、そのレジサポの反応や抜けを事実としてエントリーするという意味だと捉えています。

私は事実のところでは、抜けでは入らないので、レジサポの反応だけでエントリーしますが、ほとんど反応は見ません。事実としてそこに短期のレジサポが複数存在していれば、躊躇なくエントリーすることにしています。ただ、実際には、一応人間なので、まだまだ躊躇してしまうこともあります。躊躇と言えば利確の方が多いようです。なぜ迷うかと言えば、はっきりとした利確ルールがないからだと思っています。

エントリールールと損切りルール、建値撤退ルールはあっても、利確ルールが確立されていないのです。例えるなら、交通ルールのないところで運転しているようなものかもしれません。利確は、多くの方が言われるように非常に難しい作業です。ルールをはっきり決めてしまったほうが、楽になれることは確かです。

昨日と今日のトレードで「背景と事実」を考えていたかを振り返ってみたいと思います。・・・(2)につづく