損切を「躊躇する」または「悔しいと思う」心理考察 | FXデイトレ@フィボナッチサイクル戦略.COM

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サイクル(横軸)+水平線(縦軸)+斜線を使ってチャートを分析しトレードしています。

最初から損切りを決めていても、含み損が出て損切りラインに近付いてくると、「いやここから反転するかもしれないから、もう少し損切り幅を広げよう」と順行してくれることを期待したり、損切になると「ちくしょ~~~」という感情が現れたりする。人間であれば誰もが同じような感情を持つはずだが、それはなぜなのか?

ケース①
日本代表が試合で1-2で負けていたとする。後半に入り選手交代をして形勢が逆転し、交代選手が得点を決め同点になった。FXで言えば、含み損がなくなって建値まで戻ってくれたこととと同じだ。
ここから
A さらに日本代表が得点を決め逆転勝利。
B そのまま両チームとも得点がなく引き分け。
C 相手チームに得点を決められ敗戦。

日本人はそれぞれどんな気持ちになるだろうか?
A 一旦負けていたので、喜びが非常に大きい。
B な~んだ。でも、負けなくてよかった。
C 折角同点になったのに結局負けかよ。

では
ケース②
日本代表が2-1で勝っていたとする。後半に入り形勢が逆転し相手チームに得点を決められ同点になった。FXで言えば、含み益がなくなって建値まで戻ったこととと同じ。
ここから
A 日本代表が得点を入れ勝利した。
B そのまま両チームとも得点がなく引き分け。
C 相手チームに得点を決められ敗戦。

日本人はそれぞれどんな気持ちになるだろうか?
A やっぱり勝ったか。相手があまり強くなかったから当然の結果だね。
B なに~?前半は勝っていたのにもったいない試合だったな~。
C 冗談じゃないよ~全くもう。監督交代だなと怒りまくる。

なでしこジャパンが昨年のワールドカップでアメリカを逆転で破り(正確には同点からPKで勝利)優勝したのが、ケース①のAである。日本人は歓喜し、なでしこジャパンは国民栄誉賞を授与された。東日本大震災で沈んでいた日本人にはこの上ない喜びであったことは間違いない。

話は古いが、アントニオ猪木やジャイアント馬場が現役時代、彼らのプロレスは、最初負けているが最後にはコブラツイストや十六文キックの必殺技で相手を負かすというシナリオができていて、観客を沸かした。

ウルトラマンはどうだろう。最初はやられているがカラータイマーの時間切れ寸前にスペシューム光線で相手をやっつけるというストーリーにチビッ子は夢中になった。

水戸黄門は・・・と永遠に続きそうなので割愛します。


では、FXでその結果をどう思うか。
ケース①
A やっぱり、損切りしなくてよかった~ 超うれし~~。
B 負けなくてよかったけど、持っていたら勝っていたかも、チキンだったかなぁ。
C げっ。やっぱりだめだったか~。

ケース②
A そうだよな。結局目線があってたから勝って当然さ。
B ちくしょ~。勝ってたのにな~、もったいないことしたな~。
C 冗談じゃないよ~全くもう。FXは俺には向いてないんじゃないかなぁ。もう、やめようかなぁ。

と、こんな感じだろうか。この心理は自分の気持ちならということなので、他の人は別の感情を持つかもしれないが、同じ人間なのでそれほど違わないのではないだろうか。

最も喜びを感じるのが、やはりケース①のAである。この経験があるからこそ、含み損があっても損切りを躊躇してしまう心理が働くのではないだろうか。また、一番落ち込むのが、ケース②のCである。含み益がなくなるどころか、含み損になるケースだ。

よって、含み益があったら(どこまでの含み益かは人によって異なるだろうが)、建値にストップを移動させるという行為は、自分のメンタル保護には欠かせない戦略であると考えられる。

人間の感情を持ち込んで相場に立ち向かうと負けることはよく知られている。

ナンピン手法でうまくいっている人もいるようなので一概には言えないが、「含み損を存分にためる前に、損切りするという行為ができなければ相場で生き残っていくことはできない」のではないだろうか。また、「含み損を存分にためた後に利確するという経験はないに越したことはない」と思うのは私だけだろうか。Maybe I'm not only one.