夫婦別姓について、話題になっていますね。
日本は、結婚したら絶対に!!夫婦が同じ姓になる国。
では、そうではないフランスでは実際にどうなのか。。。
フランスで12年暮らして見てきたことを、お伝えしますね。
フランスでは、どの書類にも、「生まれた時の姓」と「通称姓」を書く欄があります。
この通称姓が、世の中で使っている姓。
結婚すれば、女性は夫の姓をここに書きます。
結婚しておらず、生まれた時の姓のまま生活している場合は、生まれた時の姓と通称姓を同じものを書きます。
この通称姓で、銀行口座も保険証も作ることができます。
それを作る時の書類には、「生まれた時の姓」と「通称姓」とが書かれています。
身分証明書には、生まれた時の姓と、「結婚姓は〇〇」という形で両方明記されています。
病院の書類を始め、ふだんの暮らしでは、この結婚姓の方が使われます。
つまり暮らしている中ではどこでも、夫の姓で暮らすことになっています。
だけど、身分証明書にはどちらも記入されているので、ビジネスでの名前は、変えない方が良い人は、変えなくてもいいです。
実際に私の周りでキャリアを積んだ女性は、そうしていますね。
では、子どもの姓はどうするか。
これは2通りいます。
一つは、父親の姓にする子。
もう一つは、父親の姓と母親の姓の両方の子。
フランスでは、二つの姓を並べられます。
例えば、ジョン・プチ・ベルナール
というように、この場合、プチとベルナールの両方が姓です。呼ぶ時は、プチベルナールと、長い苗字になりますね。
私の周りでは、父親の姓にしている子が多いです。
そうすると、母親と子どもの姓が違うといったことが出てきますが、これはフランスではよくあることなので、違うから親子ではないとはなりません。
これに関しては、日本でも浸透すれば問題なくなると思います。
みんなそれぞれ違う人生。
何事も、選択肢が増えることは良いことだと思います。
何か変化が起こる時には、
〇〇だから不便! ◆◆の時はどうするの?!
と、混乱と心配の連続でしょうが、日本以外の国ではこうして、どうにかなっています。
どれがいい!は、個人の好み。
それぞれが選べる社会の仕組みに、なって欲しいなと思います。
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