種子の発芽毒について~続き | ガン感謝!&パーキンソン感謝!~余命3ヶ月の末期ガンを完治!パーキンソン病を楽しむ!

ガン感謝!&パーキンソン感謝!~余命3ヶ月の末期ガンを完治!パーキンソン病を楽しむ!

2009年に悪性脳腫瘍と診断され、手術をし半身不随、放射線治療をし副作用で寝たきり状態、最後抗がん剤でしたが断り、余命三ヶ月宣告を受けましたが、様々な代替医療を試み完治しました。その後2020年にはパーキンソン病を発症しましたが、上手く付き合いながら余生を楽しむ!

いつもブログを見て頂き、誠に有難うございます。

今回は、発芽抑制因子(発芽毒)の無毒化方法について申し上げます。



西原克成医学博士は、玄米のアブシジン酸(ABA)を不活性化する方法として

①炊飯前に浸水する方法(夏;12時間以上、冬;24時間以上 

※発芽最適温度;30~37℃、ベスト34℃ 最高42℃/最低10℃)

②煎る方法(200度以上で10分以上)

を挙げておられます。(以前のブログでも申し上げました。こちらを参照ください。)


玄米は充分に浸水されることよって、発芽スイッチが入り

発芽毒が下記のように変化していくようです。

・アブシジン酸(ABA)⇒ファゼイン酸(PA)とジヒドロファゼイン酸(DPA)

・フィチン酸⇒イノシトール(ビタミンB複合体の一種)

どちらも毒性は消失します。

イノシトールは、ビタミンBとして働き、脂肪肝や高脂血症の治療に用いられる。

また、セロトニン異常に起因するうつ病、パニック症候群などに

有効とする研究結果もあります。



浸水後の玄米は、酵素の活性により栄養成分が下記のように変化します。

1.でんぷん⇒グルコース

  グルタミン酸⇒ガンマアミノ酪酸

2.米アレルギの原因となるアレルゲンタンパク質が減少。
          (参考;Biosci.Biotechnol.Biochem.,69(10),1877-1833,2005)
このように、含有アミノ酸の質が向上することが知られています。



≪注意点≫

①市販の玄米で発芽しないものもある。
   (根本武雄氏;正常発芽用水中精米発芽玄米の特許申請者)

②雑穀も発芽モードにする。

③分づき米の浸水は危険。
  
  分づき米を浸水した場合、胴われ米など傷ついた玄米を浸水することと
  
  同様の状態となり、アブシジン酸(ABA)産生を増やす恐れがあるようです。

  ちなみに、有機農業の田んぼにおいて、“米ぬか除草法”なるものがあります。

  この効果は、米ぬかに含まれるABAによる草の芽に対する

  発芽抑制効果を利用している可能性があります。

  もし、そうであるならば、

  「ぬか」には、除草剤同様の発芽抑制因子を含んでいるとも

  考えられることになりますね。

④胚芽米も危険。

  ぬか成分を殆ど取り除き、胚芽を残す胚芽米は、ABAの問題はないようです。

  しかし、袋を開けて充満している窒素がぬけると、2~3日で酸化します。

  また、農薬は胚芽に残留しやすいです。

⑤市販の発芽玄米も危険。

  市販の発芽玄米のほとんどが乾燥発芽玄米のようです。

  発芽玄米を乾燥発芽させた場合、乾燥ストレスから身を守るために

  ABAをもともとの水準以上に産生するようです。

  この状態を浸水してABAの無毒化をする場合、玄米のままより

  倍以上の浸水時間が必要になるようです。


最後までお読み頂き誠に有難うございました。

色々と調べてみましたが、

良かれと思ってしていたことが・・・

とんでもないことにつながっていることもあるのですね。

たった今、気付かせて頂き誠に有難うございました。