今回は、「整腸がいかに大切か?」を申し上げます。
健康維持のために必要なことは沢山あります。その中でも、今回は“整腸”に関することを
取り上げます。
①規則正しい排便
②善玉菌の多いきれいな腸
です。
例えば
大腸を下水管とすると、下水管が詰まって汚水が流れなくなった状態が続くと、
汚物が蓄積しますね。
病原菌の大量増殖と毒素の発生が始まり、それらが体内に吸収されていきます。
そして血液を通じて細胞組織内へ入り込み、各部の遺伝子を傷つけ
さまざまな病気を発症させる原因を作ります。
便秘は、まさにその状態の限界に達した状態といえます。
そうなると、腸内の悪玉菌による毒血症(自家中毒)となります。
毒素は、先ほど申し上げたように全身の細胞に行きわたり、
遺伝子を傷つけ老化を早め、さまざまな病気につながるわけです。
(特に大腸がんを誘発することは証明されております
※大腸ガンの主原因;食習慣(肉食類で繊維質の食物が少ない場合)
ちなみに
大腸ガンによる死亡者数は日本・米国ともそれぞれ毎年10万人以上
この20年間で2倍以上に急増
2005年以降、大腸ガンは日本人女性のガン死亡原因の第1位
大腸ガンの発生は、先進国に顕著にみられます。
大腸がんに限らず、ほとんどの病気は、
大腸に達する食物が悪質なものに変化したため
大腸が汚れ、正常に機能していないために起こります。
次に
乳癌も便秘との関係が深いと言われています。
便秘のひどい女性は、腸内環境汚染されています。
乳汁中に異常細胞が多くみられ、それがガン発生の危険率を高くしております。
前回も申し上げましたが、下剤の弊害についても申し上げます。
ほとんどの下剤は、腸を刺激し、蠕動運動を強制的に起こさせる(異常収縮)です。
言いかえれば「腸をいじめているようなもの」です。
そのため、下剤(薬品~漢方薬も含む)を常用すれば、当然腸の正常な働きを損なっていくのですね。
ですから、
薬に頼るのではなく腸内を自然な善玉菌の多いフローラ(花畑=良質な細菌叢)にすることが
健康な体にとって不可欠になってくるわけです。
万病の元(=毒素)をつくりだす元凶は、何度も申し上げますように、
腸内に生息・増殖する悪玉菌なのですね。
ここで悪玉菌の繁殖条件を列記しますね。
① 欧米食: パン、ビスケット、ケーキ/インスタント・ファースト食品/
チーズ等の乳製品/肉類(動物性タンパク質)⇒未消化のものを分解して有毒化
⇒老化を促進⇒発ガン性物質の生成⇒病因
② アルカリ性の大腸内環境
③ ストレス(健康バランスに必要とされる分泌システムの崩れを引き起こす→体調不順)
次に善玉菌のはたらきを申し上げます。
(ただし、悪玉菌群を駆逐するほどに善玉菌の大軍を常時腸内に送り込んだ場合の働きです)
① 病原菌を排除
② 有毒物質を排泄
③ 便秘を防ぐ
④ 体の抵抗力UP
⑤ ビタミンB類・Kをつくる
⑥ 免疫力UP
そして、私たちができる善玉菌軍の勢力を保持する条件も申し上げます。
① 悪玉菌群の繁殖を助長する「欧米食(上記)」の摂取を極力避ける
② できるだけ繊維質の高いものを摂取するようにする(穀物・野菜・海草・フルーツなど)
③ 善玉菌群を毎日腸内に送り込む
④ 酸性の腸内環境を保つ (=酸性の環境は腐敗菌に抑制作用がある)
⑤ 良質の新鮮な水を多くとる(=血液・体液をサラサラにし、排泄を促進する)
⑥ 抗生物質は善玉菌をも殺してしまうため、その服用は必要最小限に留める
⑦ ストレスを少なくし、プラス思考で明るく生活する
⑧ 毎日適度の運動(散歩・30分以上)をする
上記の条件を生活に取り入れると、自分の体が変化してきます。。(腸内の細菌叢(フローラ)
が好転)
その際の目安を申し上げます。
① 便が柔らかくなった
② 排便回数が増えた(2~3回/日)
③ 便の悪臭が消えた
④ 便の色が黒色系から黄色系になった
特に発病している方々の腸に必要な腸の体内変化を申し上げます。
① 腸の内側を覆っている古い有毒な膜を剥がす。(長年にわたる滞留便が腸絨毛の隙間に入り
込んでいる)
② 老廃物の排泄 と 栄養分の吸収(=腸内の有毒膜(長年の滞留便)を剥がさねば栄養分を
吸収できない)
↓
③ 食物繊維をたっぷり含んだ新鮮な食物 + 清潔な水を充分に補給 = 腸を活性化する
④ 腸内に善玉菌のフローラ(細菌叢)をつくる(胃酸PH1~2.5に負けない善玉菌を、毎日
定期的に送り込む…人間も自然界の一部です。山や野原に見られる微生物のミクロの世界が体内でも繰り広げられているのですね。)
尚、腸内環境について詳しくお知りになりたい方は
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最後までお読み頂き誠に有難うございました。
今、「病気の治し方」というテーマで講演をする予定で原稿をまとめていますが、
病気には数多くの原因がある中で、この「腸内環境のバランス」というのは、この汚染された現代にとって
かなり大きな原因を占めております。
戦後しばらくまでは、どこにいっても食べ物が汚染されているなんてことは考えませんでした。
ですから、
天然の命あるものを頂けば、かなりの病気が治っていったようです。(『死の同心円』がいい例
ですね。)
今の時代は、さまざまな情報が氾濫しております。
その裏には、すべてではないですが、
経済性優先の「売らんがための食べ物」が多く出回っていることは確かです。
よって、自分達が食べる食物を選んでいく必要があります。
しっかりとした知識を身につけて
安心できる食物を感謝して食べていきましょうね。