「冷え」はあらゆる病気に関係しております。
本来人間の活動的な体温は、36.5度~37度です。
体温が1度下がると、免疫力が約40%下がると言われております。
つまり、それだけ病気にかかりやすくなるのです。
例えば、35.5度が続くと排泄機能が低下。
35度は、ガン細胞が最も増殖する体温。
33度は、凍死寸前の状態。
では、体が冷える原因はどんなものでしょうか。
①筋肉不足:どこから熱が生まれるかというと、一番が筋肉で全体の約22%です。
②夏型の生活:夏は、人間の体の基礎代謝が低下し、産熱しにくい状態になります。なの
に、冷房で体を冷やすとか体を冷やす食事(果物全般や夏野菜などが一年中摂取可)をする
とか、自然に反した食生活をする傾向が強くなってきています。
③ストレス:ストレスがかかると緊張するホルモン(アドレナリンなど)が分泌されて、血
管が収縮し血行が悪くなり、体温が低下しやすくなります。
④入浴方法:熱いお風呂よりも、体温+4度ほど(約38~40度)で、約10~15分以
上半身浴が望ましいとされています。(浴室が寒い場合は、浴槽のフタをかぶせて首だけ出
るようにし、お湯が冷めないようにするとよいでしょう。フタをすれば、窓を開けて新鮮な
空気を吸うこともできます。)体温免疫力 著者安保徹氏 参照
⑤食べ方:食べ過ぎは、腸に血液が回ってしまい、低体温のもとになります。実際、親鳥が
卵を孵す時、断食をして体温を上げます。動物性食品、乳製品などは、一般に煮吹きした穀
物や野菜の3~5倍の消化時間がかかり、その間に低体温になります。砂糖を含む食品は、
腸壁のヒダを溶かし、消化能力を下げてしまい、結局、消化時間が長くなることに繋がり、
低体温になります。
最後までお読み頂き誠に有難うございました。
体温を上げる工夫一つで大きく体調が変わります。
皆さまも、常日頃から体を温めることに注目してみても損はないと思います。
その際、外から温めるのも勿論良いのですが、基本は中から温めることです。
食べ物に注意したり、体温維持できるように日常生活条件を変えたりして
強い体にすることが大切になってきますね。