スティーブン・スピンドラー氏に学ぶ(少食による遺伝子の若返り) | ガン感謝!&パーキンソン感謝!~余命3ヶ月の末期ガンを完治!パーキンソン病を楽しむ!

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2009年に悪性脳腫瘍と診断され、手術をし半身不随、放射線治療をし副作用で寝たきり状態、最後抗がん剤でしたが断り、余命三ヶ月宣告を受けましたが、様々な代替医療を試み完治しました。その後2020年にはパーキンソン病を発症しましたが、上手く付き合いながら余生を楽しむ!

先日申し上げました甲田光雄氏の文献に、以下のような実験結果が報告されておりました。


アメリカのカリフォルニア大学のスティーブン・スピンドラー氏が、マウスの肝細胞で

約1万1000個の遺伝子を調べました。

その結果、

約100個のDNAは、若い時(人間で言う18歳くらい)と老年期(人間で言う70歳くらい)

とで、遺伝子が変わってくることが分かりました。

しかも、

その中の46個は、どのような働きをしているか(遺伝子ON/OFF)

も判明しました。

46個中、26個は、若い時にON → 老年期でOFF・・・①

   他の20個は、若い時にOFF → 老年期にON・・・②

でした。

①に入るものは

a,DNAを修復するもの

b,異物分解に働くもの(薬物など)

c,アポリポ蛋白E遺伝子(アルツハイマー病予防遺伝子)

一方、②にはいるものは

d,ストレスへの反応を司る遺伝子

e,アポトーシス(細胞が自らを分解させる細胞死=細胞の自殺)

  を抑制する遺伝子


個別に申し上げますと

a,の場合、紫外線や活性酸素などで傷害を受けても、若い時にONであれば修復されま

  す。老年期にOFFになれば、修復されず老化が進んだりガンになったりする訳です。

b,の場合、若い時はONであるため、多少アルコールなど多くても、分解してくれていた

  のに、老年期にOFFになると、分解できず体調を崩すことになるのです。
c,の場合、若い時はONであるため、アルツハイマー病を予防してくれていた

  のに、老年期にOFFになると発病率が急増するのです。

一方の

d,の場合、若い時はONであるため、多少ストレスを受けても、ストレスとして作用しないのに、老年期にOFFになると、そのストレスを強く受けてしまうのです。

e,の場合、通常、細胞はDNA傷害から突然変異した場合、この遺伝子の作用でアポトーシス(細胞の自殺)を起こさせます。そのおかげで、若いころにはガン細胞が増えないのです。しかし、老年期にこの遺伝子がONになれば、ガン発症を助長することになるのです。



以上の遺伝子スイッチのON/OFFが分かった上で

スピンドラー氏は、「少食」という条件を考慮し、次のような実験をしました。


超高齢のマウス(人間で言う90歳くらい)に、食事量を2週間で80kcal,
次の2週間を53kcalと大幅に減らしました。

すると、19個の遺伝子が若返りました。つまり、ONからOFFになったのです。

人間とマウスは、同じではないので比較はできませんが、私は期待したいです。


最後までお読み頂き誠に有難うございました。

その後、他の研究チームがサルによって実験をしております。

次回は、その結果を詳しく申し上げます。

とにかく、「寿命は延びる」ことは、言えそうですね。

我慢して苦しみながら少食にするのは、返ってストレスになりますので、

できるだけ少しずつできると良いですね。

いきなり朝食抜きでなく、まずは野菜ジュースや果物ジュースからとかね。






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