自然界のものにはもともと備わっている力があります。当然人間も持っています。
しかし、人間は創造力が強く、いろんなものを発明し、生活に組み込んできました。そのため、直観という僅かな感覚は気付きにくくなっているようです。
良い例が、砂糖や塩などの調味料です。
私が信頼する医師に教えて頂いたことです。
自然界には、白砂糖、精製食塩などは存在しません。
糖であれば、てんさい糖、黒砂糖、きび糖など。
塩であれば岩塩やにがり塩など。
天然の形で存在します。
しかし、人間は大量生産するために色々と方法を考えて上記二つを精製しました。
日常、多くの需要にとっては、良いと思われました。
しかし・・・
これも、観点を変えれば、弊害も起きていたわけです。
「人間」という自然界のホース(管)に化学的に加工した不自然なものを入れ続ければ、自然の力では分解しきれないものが発生することになっていたのです。
更には、現代の飽食生活を習慣化することにより、本来持っている身体機能も「必要ない」と判断されていきました。
以前申し上げましたように、遺伝子のスイッチは必要な条件がそろえば、オンになり、逆に条件がなくなれば、オフになります。
白砂糖を常時飲食に使えば、自然の甘味を感じる機能が失われていきます。
自然界の甘味は、精製された白砂糖に比べれば比にならないほど小さいです。
例えばの話ですが、白砂糖が1000とすれば、野菜の自然な甘みは2~3といったとこでしょうか?
ちょうど、前回申し上げました直観力と同じように気付きにくくなっていったのかもしれません。
私は、以前申し上げましたように、ここ2~3年ほど白砂糖をほぼ口にしません。そのためか、野菜の甘味が…とってもよく分ります。
信じられないことですが、五感は今までにない程、研ぎ澄まされました。
体の各部に意識を持っていくことができます。
このことに気付いたのは、私が半身不随になったからです。
左手が全く動かないのに、右手を鏡に映し、あたも左手のように目に見せると、右手を動かしたときに・・・動かそうとしていない左手指に特殊な感覚が送られます。
指一本ずつ試すと、その通り一本ずつに送られます。
同時に2本にすると、2本になります。
動いているのかどうか確認すると、動いてはいません。
しかし、この反復動作を毎日繰り返し(習慣化)ていると、動いてきました。
”クリミラー”という方法があります。国会議員の栗本慎一郎氏が考案されたようです。本当に有難うございます。助けていただきました。
方法は、鏡を使って動く側の手を映して動かすのです。すると、あたかも動かない方の手が動くように脳が思うのです。
画期的だと思いました。
鏡を使わないでも、脳には反復が非常に必要であることが、片麻痺(半身不随)のリハビリで気づかせて頂きました。
まるで、赤ちゃんが這い這いから立ち上がる時、何度も何度も繰り返してできるようになりますね。
本来、自然は・・・
脳は・・・
そのように習慣化に対応するようにできているようです。