迷路をやるときに,スタートから進んでいくのももちろんありですが,「ゴールから逆にたどっていって,スタートからのコースと途中でつなぐ」という方法が有効であることは結構知られています。

数学の問題でも同じで,「文末で何を訊かれているか」から逆算して方針を決めるという方法が有効ですし,数学のできる多くの人がその方法を採用しています。

例えば,中学では「三角形の面積を求めよ」,高校では「最大値・最小値を求めよ」という問いは非常に多いのですが,私は学生時代,「三角形の面積の求め方」「最大値・最小値の求め方」みたいなものをあらかじめリストにしておいて,問題を解くときに順番に適用の可能性を検討していくだけでいいようにしていました。

「これ使えるかな?違う。これも場面が全然違うな。あ。あれが使えるぢゃん!!」

みたいに。

「さてどうしよう?」ではなくて「あれは使えない。これも使えない。これだっ!!」方式でやっていると,頭なんか使わなくていい,単なる流れ作業になります。こうやって文末が類型化されるような問題は流れ作業にしてとっととやっつけて,(自分にとって)未知の問題をじっくり考える時間を確保するようにしましょう。

「単語は文の中で覚えた方が効果的」…それはそうなんです。よく言われることですが,文から切り離して単語だけを覚えても,結局使えないというのは確かです。しかし,それはプロを目指すような高いレベル,あるいは,非常に偏差値の高い,元々できる人にしか当てはまりません。単語カードなら気楽に持ち運べますから一日に何回も目にすることも可能ですし,そもそも文ごと覚えられるような人は苦労しません(少なくとも記憶力の致命的な私にはとても無理です)。

単語カードで「日本語→英語」「英語→日本語」がすらすら思い出せて,発音記号も読めるようになったら辞書で使い方を一つ一つあたる,でいいのです。私の直接見ている受講生の皆さんは同じ単語カードを何枚も持っていて(出て来るたびに私が作りますから),参考書に挟まっていたり,ペンケースに入っていたり,ファイルの中にあったりします。それでこそ,生活の中で出会う回数が増えて記憶に定着しやすくなります。それを単語帳にまとめたり,輪っかでまとめたりしてはいけません。一か所に集中管理するのは,その単語に出会う機会の減少につながるからです。単語を覚えようとして「よし,今から単語を覚える時間だ」みたいにしているうちはだめなのです。生活の中で「あ,何だっけこれ?(裏返して)あ。そうだった。」の繰り返しです。ポケットにくしゃくしゃに入っている感じでもいいです。なくなる?いいのです。大事な単語は何度でも出てきますから,何度でも作ります。絶対に一か所にまとめないでね。

計算に求められるのは「正確性」と「迅速性」ですが,前者の方が圧倒的に大切です。制限時間内に10問解いて5問しか合わない人に仕事を任せるわけには行きませんが,同じ時間で6問解いて6問合わせる人になら任せることができます。極端な話,4問しか解けなくても全問正解している人の方が,10問中5問の人よりも良いでしょう。10問中5問の人の仕事は別の人がチェックしなければならないからです。

これは道路交通において「交通の円滑」よりも「交通の安全」の方が大切なのと同じことです。「安全」あっての「円滑」,「正確性」あっての「迅速性」です。

計算のスピードをつけるのは比較的容易ですが,正確性をつけるのは非常に時間がかかります。正確性は性格,生き方の問題でもありますのでなかなか修正が効きません。

中学受験時に私は珠算,暗算とも一級を取っていましたが,入試などでは絶対に使いませんでした。暗算は絶対に使ってはいけません。暗算の検定試験では80点90点取れればいいかもしれませんが,数学のテストにおいて計算の確実性9割なんて論外なのです。

 時間を空けてしまいました。すみません。

 入試もあとは公立高校の一般入試を残すのみとなり,すこし時間に余裕ができました。もう学校が決まった人もいらっしゃいますが,高校に進学される方はここで気を抜かないようにして下さい。
 もちろん合格の余韻をしばらくは味わってもらっていいのですが,公立高校の入試は内申点が大きいので,実はそれに向けてばかり対策をしていた人は本当の意味での学力はついていません。
 数学はある程度定期テストの結果と真の学力とがリンクするのですが,英語に関しては定期テストで80点ぐらいを取れていたとしても,ほぼ学力はゼロだと思ってください。
 高校進学後は,「異次元の授業」で英語をやって行きますので,今年高校進学する人が最後となる,センター試験の英語で満点(に近いレベル)を目指したい人はぜひ舎長の授業を。

 先日も大阪の方から通塾の問い合わせをいただきましたが,学校の通り道にもないこちらを選ばれることはあまりプラスにはなりませんよ,とお話しました。もちろん,能勢口や池田の有名塾よりも良いサービスを提供できるという自信はございますが,学校や塾はできれば近いほどいいと思います(以前京都市から通塾されてる方もいらっしゃいました)。
 学校に関しましても,川西北部や猪名川町から遠くの私立の進学校を目指される方も多いのですが,よほど「ここでなければ」と言うのがない限りは,川西市内の公立にされた方が良いかと思います。
 「遠くの私立」のデメリットですが,
・交通費がかかる
・授業料その他の費用が掛かる
・通学時間が無駄
・通学エネルギーが無駄
などが挙げられます。
 交通費に関しましては言うまでもありませんね。授業料に関してですが,進学校に通えば,大学受験の面倒が見てもらえるので塾代が節約できるとお考えかもしれません。しかし,統計によれば,私立の進学校の生徒の方が通塾率が高く,結局学校の費用が余分にかかるだけです。私も私立の進学校の出身ですが,周りに塾通いをしていない人など一人もいませんでした。また,学校の進学指導に関する対応も学校に寄りけりで,一概に私立の方が熱心ということはありません。私の行った灘校はどちらかと言えば「ほったらかし」です。
 通学時間・通学エネルギーに関してですが,片道30分で通える学校と,片道1時間半かかる学校(川西北部や猪名川町から私立に通う場合の平均的な時間)とで比較すると,往復で1日あたり2時間の差が出ます。これは,朝起きる時間が1時間早くなり,帰宅時間が1時間遅くなることを意味します。私自身は大阪から神戸の学校に通い,どちらかと言えば通勤通学(帰宅)ラッシュにぶつからない方向の移動でしたので,電車で座って学習することも不可能ではありませんでした(大半は座って寝ているかファッション誌,音楽誌,スポーツ紙を読んでいましたが...)。しかし,この地域にお住まいの方は,完全に通勤通学(帰宅)ラッシュと重なり,移動時間は単なる苦行で勉強どころではないのではないかと思います。せいぜいつり革を持って単語集を見るか,イヤフォンでリスニングなどの教材を聴く程度なのではないでしょうか?
 この1日2時間の学習時間の浪費は,年間500時間ほどの浪費になります。予備校の夏期講習などは,1講座5~10時間程度ですので,50~100講座,金額にすれば100万円以上の浪費になるのです。
 こちらの卒業生や講師でも,京大や阪大に行った人は全員緑台,北陵,雲雀ヶ丘(ここは駅と学校が徒歩三分と近いため,通学時間のロスが最も少ない私立です)の出身で,遠くの私立進学校に通塾されている我流舎ОBからは今のところ京大,阪大への合格者は出ていません。むしろ,睡眠時間不足からか,こちらでの授業中も私の目の前で寝てしまうなど,弊害が少なくありません。
 もちろん,すでに私立を選択されて通学・通塾されている方には最大限のバックアップをさせて頂きます。
  私は浪人しましたが,「遠くの私立」を選ばず近所の公立に行っていれば,現役で受かったのではないかと思っています(言い訳かな?)。まあそれなりに友達もできましたし,今までで一番楽しかった一年は浪人の一年ですので後悔はしていませんが,少なくとも受験という観点からはあまりプラスにはなりませんでした。
 学校でも塾でも,積極的にうまく利用できなければどこに行っても同じということですね。籍を置いているだけでは何の意味もありません。

センター試験も終わり,何名かから結果をお聞きしましたが,英語(筆記)の上位から3名(いずれも緑台高校)は,181点,166点,162点でした。いずれも,他塾さんの教材を使わず(他塾さんに通ってない),学校の補習もせずに私が見た人たちです。
学校の補習も,他塾さんの教材のお手伝いも,どうしてもというご要望があればその通りにさせて頂きますが,受験勉強を本気でやりたい方はこちらにお任せいただけませんでしょうか?
他塾さんの教材の勉強が足を引っ張ったり時間の浪費になっているケースがあるように思います。難易度が合っていなかったり,構成がイマイチだったりするためです。

センター試験まで一週間を切りました。
直前にはあまり新しいことを覚えようとするのではなく,今までにやったことの復習を中心にしましょう。理由は,
・直前にあわてて覚えたことが本番で得点に結びつくほどまでに定着する可能性は低いこと。
・新しいことに手を出すとあれも知らない,これも知らない,と不安が募ること。
です。みなさん頑張ってね~。

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

3年前の税理士さんとCEOのミーティング。12月ですから,当然税理士さんにもトナカイになっていただきました。3年にもなるのか...。つい最近も塾生さんのお母さまに仮面をつけさせようとしました。その節は大変失礼いたしました。成長してませんね。