またも起こってしまった。４

最初の事件に戻って、好きと言う感情で貫けるほど世は簡単ではない。善い人には必ずファン層の取巻きが居るもの、本人も本人環境から理想を持つ。顔かたちが合致したところで考えが合わないのが、人と人の出会い。ここでも大事なのは欲望ではない、大事なのはその人その人の描く未来に合致できるか？ここまでの考えがない時点で、この二人に結ぶ糸さえなかった。それなのに無理を強いて事件を作ってしまった。愛するとした命を犠牲にした時点で、それは欲得で有って愛ではない。自分を犠牲にして相手に付与したくなるのが愛情なのだから。やはり出会っていけない同士。もうこんな事件も無くせるように、分別区別を共有する人教育が、今更乍ら必要と思った事件だ。
もちろん人間関係に於いてボーダーレスは理想で有りロマンでもある。誰であってもシンデレラに成りたいと思っている筈。だが、現実に、生き延びを画策知恵を付ける事は、貧困で正直はそれに反して生き伸びれない。狡さ、悪さを持つと言う言い方を避けても「したたかさ」無しには現時点も無い事だから、そこに気遣って、導かれ導いて行く事が、民主の温情と血の通いと思う訳だ。
民主社会の要求する合理性追求に嵌ってしまうと、必ずや面倒を避けて、ショートカットをする。そしてトラブルを招く。こと、人の心の改善、改革は残念ながら時間が必要とされ、経済剤的な合理の下で、その合理に準じてしまう事、忘れてしまう事のツケ、、軽んじてしまった事のツケ。その意味で、「そこまで、細々、一々言わなくても、、解かるだろう！？」心の問題を子供の問題と同等に扱い、低く位置付けて、ショートカットするのを止めて「青臭くても心の質しを真面目に行う時代が来ている」ものと解している。
グローバル社会の到来に、単民族国家の日本を意固地に守ろうなんて思いはしない、が日本歴史で育まれた良心行動、あるいは日本人のＤＮＡ的道徳行動、災害パニック時の冷静規律行動が多民族国家になった時に保たれるだろうか？東日本大地震では見事なまでの冷静行動、だが、関東大震災の火災被害は、外国人による災害時パニック行動が齎したと言われている。真偽はもう判明出来ないが、いずれにしても、日本も現ヨーロッパ諸国の様な移民受け入れを行った場合に、覚悟の居る事態が来る。ほぼ日本以外の民衆は、災害時には防衛反応であるいは自己防衛で乗じた窃盗を行う。そのそのも悪意ではなくて、こういう歴史上対応のＤＮＡ的なものが働く為だ。事、日本に於いて災害時の例性道徳行動が保てることをガードラインに移民受け入れをする場合に留意して進められるだろう。
このように、何もかも人権に於いて同等を与え同権を与え平等を作ると言っても、合わなくて２歩も３歩も後退する進化は、それこそ未来の為に避けなければならない。口で懸念を言えば「意地悪」だが、本来日本のような国の国民になる為には、価値感が消化された高度と言う敷居を跨がねばならない。つまり月を掛けた努力、努力を成せない者は、日本国民として馴染めない。一見、遠い話の様な擦れ違い男女の問題も、合わないものを同等、平等の名の下に権利行使の振る舞いに成るのが間違いだと言う事。日本人が何時の世も行って来た。「和を以て貴し」これが解らずに起こる事件、年々多くなっている。誰もが気付いているんだけど。狂おしい事です。

蛇足に、
「ため口」などと言う言葉が有る。この言葉が使われる以上は立場上の、組織上の合理性で上下関係の区別が存在し、以前に比べれば緩い命令系統で会社運営がなされている、利益追求の組織で基本、命のの交換が無い運営だから、緩くても何とかか？難なくか？でも何処の国、どんな国であっても軍の命令系統は絶対だ。軍の命令系統が崩れれば、命を失う。民主の名で、平等の名で命令系統が稀薄に成って失うもの組織が崩れて決定機構の崩壊。「ため口」は現代の世に色んな事を暗示する、警鐘も見付けれる。民主は民主の自覚を強く持って成り立つ。ただ「人は平等なり」「人は自分を律して平等」２０世紀は手探りの黎明時代としても２１世紀も４分の１が過ぎ、こうした崩れ防止に何が？自由平等で成す鉄則を以て律した社会人になる事。律すれば律する程、実際は堅苦しくはならず、人は寛容に成って行くもの。
その寛容が、薄れて行く中で差別問題を論じ組み入れようとしても、形骸化。つまりは法律が出来て、違反多数で使われる法律は。何処かに間違いがある。防御に機能しない法は、実態に合っていないくて、不幸を呼び寄せて、幸せを遠くするものでしかない。