「女子アスリート コンディショニングエキスパート検定 テキストブック」読了 | 子宮を取る権利

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子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

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生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。

当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。

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「一般財団法人スポーツを止めるな」編、「女子アスリート コンディショニングエキスパート検定 テキストブック」読みました。

 

「スポーツを止めるな」および「1252プロジェクト」については以前のブログにも挙げました。

 

https://ameblo.jp/garnetmoonkm/entry-12783850939.html

 

 

 

この「1252プロジェクト」から女子アスリートの指導者のための検定「女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」が立ち上がり、この本はその受験用のテキストになります。

 

1252エキスパート検定

https://1252expert.com

 

 

 

わたしはスポーツに縁がないので、この検定を受ける予定はありませんが、スポーツと月経の関連性は知っておきたいので読んでみました。

 

スポーツ、特にトップアスリートともなると、選手本人と監督が注目されがちですが、彼らを支える医療、ウェア作成、栄養士、マネジメント込みでワンチームであり、さらに言えば彼らの家族、友人、応援する人も込みで知っておきたい知識であると言えるでしょう。

 

一昔前までは「アスリートは生理が止まってからが一人前」みたいな風潮があり、それによって本当に無月経になり、引退後も体調不良に悩まされるケースも珍しくありませんでした。

 

それが現在は月経サイクルをキープしながら選手生命を長くしていこうという方向に変わっていったと思います。

 

スポーツ界はそれ以外の業界から比べても月経について口にしにくい状況があるのかもしれません。

それは女子アスリートを支える「チーム」、特に監督・コーチが圧倒的に男性が多いのも無関係ではないでしょう。

本文にも2017年と2022年の指導者などの資格取得者を比較しても、栄養士以外は圧倒的に男性の方が多いです。

(栄養士だけは9割以上が女性。それはそれで不自然さを感じます)

 

そして、数週前に書いたわたしのブログの柔道の記事でも記載しましたが、男性指導者が月経の知識に疎かったりします。

選手と指導者には明らかに上下関係があるので、余計に月経の悩みを訴えにくいのもあります。

 

一方、ホルモンバランスによって月経前・月経中はコンディションが悪化し、月経後は調子が戻るという事実もあります。

選手の月経周期に合わせたトレーニングが必要であり、周期と体調とトレーニングの内容なども考えてコンディショニングチェックを行うといった記述もありました。

 

アンチドーピングにも触れてました。

実際にドーピングに引っ掛かるような薬やサプリなどを口にしないのに加え、ドーピング検査に協力的で、ドーピングに引っかかった選手や指導者に関わらないといった態度も重要だそうです。

 

月経そのものの言いにくさはメンタル面も関わってきます。

セクハラを含めたハラスメントはもちろん、女性らしさや男性らしさの押し付けが心理面でも関わってきます。

「女子アスリートは男性に比べメンタルが弱い」といった偏見にも囚われないようにしないといけません。

 

コミュニケーションも監督側(上)がなんとも思わなくても選手(下)が深く傷つくこともあります。

感覚として判らないなら知識として入れておく必要もあるでしょう。

 

本文の中には元アスリートの対談も入っており、特に女性の元アスリートの体験談は参考になります。

スピードスケートおよび自転車競技の選手だった橋本聖子さんは、日本と海外の選手の環境差を知り、いいところはどんどん日本にも取り入れたいとおっしゃってました。

橋本さんの現役時代、骨折などの怪我は「練習のしすぎ」だけではなく、筋肉増による体脂肪の低さや無月経で体がボロボロだったことも関わっていたそうです。

 

橋本さんは幼い頃からの持病により薬を服用しなければならず、ドーピングに引っかからないように内科・産婦人科・整形外科などのドクターや栄養管理士・理学療法士を含めたチーム医療にお世話になっていたそうですが、通訳をしていた人に「これは当たり前だよ」と言われたそうです。

 

初心者からトップアスリートまで、(女子の)スポーツ指導をする人なら、この本の内容は必ず知っておきたいことばかりです。

しかし、スポーツの知識が疎い人やスポーツの初心者がこの本の内容を全部理解するのは難しいと思います。

選手の家族向け、特に部活やお稽古事でスポーツを行う人の保護者などに向けた、要約した本も出てくれると嬉しいなあと思います。

 

もちろん1252プロジェクトは初心者向けのコンテンツを出しています。

今の若い選手向けのインスタグラムのアカウントも注目しています。

 

 

 

 

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本の厚さと内容量が比例していると感じたのは、「月経の人類学」以来だなと思いました。

税抜2500円、税込2750円なりの価値を感じました。

 

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