「limerimeと辿る生理の歴史と“これから”」行ってきました | 子宮を取る権利

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子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

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こんにちは。

生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。

当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。

ぜひともよろしくお願いします。

 

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6月1日(土)に、心斎橋パルコ10階、Welpaで行われたイベントに行ってきました。

 

巡回展「limerimeと辿る生理の歴史と“これから”」

 

https://wellness.parco.jp/welpa/shinsaibashi/news/detail/?id=111

 

 

 

イベントは終わりましたが、展示は6月28日(金)まで行っているようです。

 

わたしが参加したのはまず14時からのトークセッション。

メンバーは(敬称略)

 

⚫︎長尾悠美(Sister代表) https://sister-tokyo.com

⚫︎須藤紫音(limerime代表) https://sister-tokyo.com

⚫︎杉田映理(大阪大学教授)

⚫︎小國和子(日本福祉大学教授)

 

杉田教授は、「月経の人類学」という本の監修で知りました。

小國教授はドラマ「虎に翼」での月経の表現について関わって羅したそうです。

 

「月経の人類学」については結構、必死で読んだ覚えがありますので、それに関わる話を聞けたら嬉しいなと思って行きました。

 

https://ameblo.jp/garnetmoonkm/entry-12784970274.html?frm=theme

 

 

 

https://ameblo.jp/garnetmoonkm/entry-12786091771.html?frm=theme

 

 

 

さて、トークセッション。

心斎橋パルコ内の「Welpa」はソファがたくさんある休憩室みたいなところで、学術などの講演会っぽくない場所です。

 

参加者は8.5対1.5で女性が多いですが、男性も少ない感じは受けませんでした。

年齢層も下が大学生くらい?から結構上の年齢層の方もいらっしゃいました。

 

トークメンバーの4名の前に、「生理用品の社会史」(田中ひかる:著)と「月経の人類学」などの本が並べられてました。

 

前回、同様のトークセッションを新宿で行ったそうで、中学生の男子が月経痛の重い母親にイベントを勧めていたというエピソードもあり、若年層男性には月経についてもニュートラルに感じている印象もありました。

 

「月経の人類学」でも書かれてましたが、ボランティアや物資提供として、ただ生理用品を持って行けばいいというものでもなく、現地の習慣や宗教によって生理用品の扱われ方が異なっていて、たとえばインドネシアでは使い捨てナプキンでも経血を洗い落としてからでないとゴミとして捨てられない、などというエピソードも語ってました。

 

現在の生理用品は使い捨てナプキン・タンポンともにプラスチック部分が多く、日本ではまだまだリサイクルが整っていない状況。

衛生面も考えると使い終えたナプキンは焼却するのが最適なのかもしれませんが、同時にプラスチックゴミが増えているのも事実。

日本のゴミ焼却施設が優れているため、諸外国ほどプラスチックのリサイクルが進んでないという面もあるらしいです。

 

プラスチックゴミといえば、世界的環境問題で海洋ゴミの何パーセントはタンポンのアプリケーターがあるらしいのですが、国際的会議の資料でも「生理用品」と書かずに「パーソナルケア用品」と書かれてあり、問題の本質が見えなくなっている恐れもあるらしいです。

 

パーソナルケアって、一体何?って感じでしょう。

 

リサイクル意識の強いフランスでは、生理用品のパッケージにプラスチックが使われているかいないかのマークが描かれており、プラスチックを使いたくない人のニーズにも応えているそうです。

 

「生理の貧困」という言葉も出しており、社会的に話題に上がるのはいいことではあるものの、「貧困」という言葉で誤解が生じることもあるそうです。

 

無料ナプキンを小中高の各学校に設置するときでも、私立の学校では「うちは裕福な家の子ばかりなので、生理の貧困はありません」と言われて断られることがあるそうです。

 

その場合は貧困じゃなくて、急に月経が来た時のための無料のナプキンを提供するという話題にした方がいいとのこと。

急に月経が来て困るのは経済力とは無関係ですから。

 

また、「貧しい」と思われるのは日本では恥ずかしいという感覚もあります。

その場合は「月経の尊厳」という言い方をするそうです。

 

学校などに無料ナプキンを設置すると、明らかに大量に持っていく人も出てくるとのこと。

その場合はナプキンの設置箱に「パッケージで欲しい人は保健室にあります。無料提供です」と書くようにしているんだそう。

 

トークセッションが終わり、杉田・小國両教授に名刺持ってご挨拶。

「月経の人類学」を必死に読んだということを伝えられて嬉しかったです。

また、「生理用品の社会史」は月経問題を学ぶ人やそれを仕事にする人は、きっかけ本として読んでる人が非常に多いらしいとのこと。

 

16時からはフェムテックストア「フェルマータ」の敷地内に展示してある「生理の歴史展」のツアーガイド。

トークセッションにも参加していた、長尾さん・須藤さんが案内していました。

 

月経の歴史について年表が作られていたり、月経についての社会問題を取り上げている本なども展示されてました。

 

昔でいえば絹や麻袋を当ててたり、綿が輸入されたり、明治大正時代ではゴムの月経帯のこと、戦後になると国産初の使い捨てナプキン「アンネ」が発売されたこと。

また、生理用品の販売会社の栄枯盛衰が書かれていました。

どこの会社がどこの会社に吸収合併したとか、どこの会社が何年に生理用品から撤退したとか。

昔使ってたメーカーがなくなったのはこの影響かと勉強になりました。

(「アンネ」も「ウィスパー」も現在生理用品としては残ってない)

 

また、月経問題から発生する社会問題についても書かれており、「月経の貧困」「生理休暇」「男女の賃金差」「性教育」「生涯の月経回数増加」「トランスジェンダーの生理」などといった言葉が書かれており、お店に来た人がそれぞれに思いを付箋で書いてました。

わたしは「生理にまつわる選択肢」に「10年前のわたしに教えてあげたかった」と書いて行きました。

 

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6月2日は、インターシミックのきむらさん(https://www.instagram.com/fuuko_interchimique?igsh=MjVrMnFrOGpjbWly)にお会いして、フェムケアの講座を受けてきました。

 

東三国の真柄珈琲さんでイベントがあったんですが、わたしが名刺を出すとめちゃくちゃ驚かれて(⌒-⌒; )

「プロの方が来た!」とか言われました。

インターシミックでもデリケートゾーンソープ、デリケートゾーンオイルなどを扱っているんですが、サロン販売か直販でないと販売できないとのことですが、商品にご興味ありましたらこちらからご覧ください。

 

https://essence-japan.net

 

miyaさんは大阪の他のイベントにも顔を出すかもしれませんよ〜

 

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